双日、マレーシア発のプライマリ医療グループに出資

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 双日(本社・東京都千代田区)は1日、マレーシアを中心にプライマリ・ケアを行なう医療施設を展開するクオリタス・グループに出資すると発表した。シンガポールにある持株会社、クオリタス・メディカルに第三者割当増資引受を実施した。
クオリタスは1997年にマレーシアで創業し、現在はマレーシアで249カ所、シンガポールで13カ所、オーストラリアで39カ所のクリニック、歯科クリニック、画像診断センターなどを運営。医師400人を含む1,700人の職員を擁して、企業や保険会社の顧客は4,000社、年間延べ280万人の外来患者に医療サービスを行なっている。
双日は声明の中で、家族や地域という身近な枠組みでかかりつけ医が健康相談や総合診療をおこない、必要な時に高度医療機関を紹介するプライマリ・ケアの拡充が求められていると指摘。Qualitasは、こうした成長分野であるプライマリ・ケアの分野で20年以上の実績を有し、クリニックの新設や買収などの戦略投資を加速し、ベトナムなどの新興市場にも新規参入する方針のクオリタスの将来性を評価した。
双日は、2017年4月に医療分野における社内での取り組みを集約し、専門部隊を新設することで同分野での取り組み体制を強化してきた。

イオン12月期の純利益は62%減、行動制限令が影響

【クアラルンプール】イオン・カンパニー(M)が発表した12月期決算は、純利益が前期比62%減の4,142万リンギに落ち込んだ。売上高は10.7%減の40億5,000万リンギだった。小売部門、不動産管理部門とも減収だった。
小売部門は昨年3月から施行された行動制限令(MCO)のため雑貨販売、専門店営業が2カ月間できず、売り上げが減少した。食品販売は増加した。
消費者は必需品購入の傾向を強め、オンライン販売を利用するようになった。しかし購入意欲は低く、消費に慎重だという。
不動産管理部門は、商業施設テナントの契約打ち切りや更新手控えの影響を受けた。駐車場収入も激減した。
パンデミックの発生を受け小売業者のデジタル化が進んでおり、イオンマレーシアもオンライン販売事業を強化するため、米ボックストの技術を導入することで同社と合意している。
(ベルナマ通信、2月24日)

ブックオフのリユース店、ペナンにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ブックオフコーポレーション(本社・神奈川県相模原市)は、マレーシア法人BOKマーケティングが24日、リユース店舗「ジャラン・ジャラン・ジャパン(JJJ)初の加盟店となる「テスコ・ラワン」店をペナン州セベラン・ジャヤにオープンしたと発表した。
「テスコ・ラワン」店の売り場面積は約500坪。アパレル、生活雑貨、ベビー用品、おもちゃ、ホビー、スポーツ用品、楽器、家具、アクセサリー、着物、マスク等、すべて日本で使用された約20万点の商品を販売する。
BOKマーケティングは、2016年11月に1号店をオープン以来、年2店舗のペースで出店を続け、「テスコ・ラワン」で6店舗目となった。6店舗累計で、延べ3,000坪以上の売場面積、100万点以上の商品を常時陳列する規模となった。今後も出店による営業基盤の拡大を進め、2ー3年後の10店舗体制を目指す方針だ。
BOKマーケティングは、ブックオフコーポレーションと、コイケ(本社・東京都品川区)、そのマレーシア法人コイケ・マレーシアの3社による合弁会社。

自主隔離物件提供のマツリ、KLー関空帰国者向けプランを開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 帰国向け自主隔離物件を提供するマツリ・テクノロジーズ(本社・東京都新宿区)は9日、「一時帰国.com」において、マレーシアから関西空港への帰国者向けに、「クアラルンプールー関西空港帰国者様特別プラン」を開始したと発表した。
マレーシア航空は1月からクアラルンプールー関空線の旅客便を再開した。それに伴い、マレーシアから関西空港への帰国者から自主隔離の需要が増加していることから、大阪において14日間自主隔離先を提供する特別プランを開始した
同社は大阪以外でも、東京や札幌、那覇、福岡、京都において自主隔離物件を提供している。部屋の広さは1Kから4LDKで、期間は一日から半年。人数は1ー16人で、様々な種類部屋(マンスリーマンション、ウィークリーマンション、ホテル、バケーションステイ)を取り扱っている。なお成田、羽田、関空では送迎も行なっている。
問い合わせや詳細は、問い合わせ用フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfyyoIfClPTvR9l-XKbM1mL9SuW2aClQs3fKNk-4iWkuyDjmg/viewform)か電話(03-6233-7534)まで。

ドリアンを日本に初出荷、輸出大手のハーナン

【クアラルンプール】ドリアンおよび菓子などドリアンを練り込んだ食品の大手輸出業者ハーナン・コーポレーションは日本に冷凍ドリアンを初輸出した。1月中旬、東京港に貨物が届いた。
マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が昨年末開催したリモート商談会で契約がまとまったもので、ハーナンは数年前から日本への輸出を目指していたという。
ドリアンは東京、大阪、名古屋など主要都市のスーパーマーケットや専門店で販売される。MATRADE東京事務所のニクマン・ラファイー所長によるとドリアン関連商品は日本の消費者になじみが薄く、販促活動の強化が必要だ。しかしアジア産品を扱う店やレストランからの問い合わせは増えているという。
ハーナンは米国、英国、欧州、オーストラリア、中国、香港など12余りの市場に輸出している。
(ベルナマ通信、2月8日)

ダイハツ、昨年の販売台数は目標を5%上回る

【クアラルンプール】 ダイハツ(マレーシア)は、2020年の販売台数について、目標を5%上回り、1,410台となったと発表した。前年比では10%増となった。
復興のための行動制限令(RMCO)が実施された7月と9月の販売台数が好調だった。
「グラン・マックス」は、排気量2.0リットル以下の小型商用車のピックアップおよびパネルバン部門で売り上げがトップとなった。ダイハツは今年、アップグレードした「グラン・マックス」を投入する予定だ。
同社は、行動制限令が敷かれている地域の顧客にサービスを実施するために「モバイル・サービス」を導入。またオンラインで商品の詳細を知ることができる「オンライン・ショー・ルーム」を導入した。
アルマン・マハディ社長は、ディーラー・ネットワークや包括的な販売・アフターセールス・プログラムなどを実施したことが奏功したと言明。2021年もこの成長の勢いを維持することができると見込んでいると述べた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月2日、ベルナマ通信、2月1日)

パナソニックが太陽電池事業から撤退、クリム工場を閉鎖へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 パナソニックは1日、太陽電池の生産事業からの撤退を発表。マレーシア・ケダ州クリム・ハイテク・パークにある太陽電池生産工場を売却し、現地法人を清算する方針を明らかにした。

マレーシア工場については、2021年度中に太陽電池ウエハ、セル、モジュールの生産を終了する。現地法人であるパナソニック・ソーラー・エナジー・マレーシアを清算し、建物、土地などの資産については譲渡を検討する。従業員については、割増退職金支払や再就職支援などを行なうという。

また島根工場についても2021年度中に太陽電池セルの生産を終了するが、パワーコン

ディショナ、蓄電池などの生産は継続する。太陽電池の生産に関わる従業員については、今後成長が期待されている領域への異動により雇用を維持する。また二色の浜工場における太陽電池の研究開発機能を縮小し、人員は成長領域へシフトする。

イオンマレーシア、仮想モール開設で米社と提携

【クアラルンプール】イオンマレーシアは米国のボックスト・ホールセールと提携契約を交わしたと発表した。インターネット通販部門を強化する。
ボックスト・ホールセールは業務用食料雑貨を箱に入れ直接配達するオンライン小売業者。ボックストはコストコと比較されることが多いが、イオンマレーシアとの提携ではソフトウエアをサービスとして提供する。
ボックストはイオンマレーシアの仮想モール向けに、店頭プラットフォームの構築、受注処理など、買い物から配送までのエンドツーエンドの商取引ソリューションを提供する。
イオンマレーシは仮想ショッピングモールに入居するテナントの募集を開始する。シャフィー・シャムスディン最高経営責任者(CEO)は、イオンの実店舗を利用する客(130万人余り)はオンラインでの商品注文が可能になると述べた。第2四半期に仮想店舗を開設する。(エッジ、1月28日)

ジェトロ、イノベーションセミナーを2月18日に開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は、マレーシアの最新イノベーションのエコシステムの魅力やビジネスチャンスについて解説するウェブセミナーを2月18日に開催すると発表した。
開催されるのは第4回となる「デジタル・トランスフォーメーション・プラットフォーム・ウェブセミナー」で、今回のテーマは「マレーシアのイノベーション・エコシステムについて知る」。YCPソリディアンス社の松家優香子氏が講師となり、マレーシアの最新のエコシステムの魅力やビジネスチャンスの情報を紹介する。
ウェブセミナーの定員は300人で、参加料は無料。「Zoom Webinar」形式で行なう。申込みはhttps://www.jetro.go.jp/form5/pub/mak/dx4まで。申し込み締め切りは2月17日となっている。
ジェトロによると、マレーシア政府は真の高所得国入りを目指してイノベーションやスタートアップの育成を推進しており、マレーシア・デジタル経済公社(MDEC)やマレーシア・グローバル・イノベーション・アンド・クリエーティビティ・センター(MaGIC)が中心となって投資家育成プログラムや革新的ビジネスへの優遇施策を実施している。

ソニーが解雇の従業員、ジョブストリートが再就職先あっせん

【クアラルンプール】ペナンの工場を閉鎖するソニーマレーシアは、東南アジア、南アジアで活動する求人サイト、ジョブストリートに解雇する従業員の転職支援を一任した。
ソニーはマレーシア業務の統廃合で、ペナン州にあるオーディオ製品の工場を閉鎖し、セランゴール州バンギの拠点に生産機能を移管する。ペナン工場の従業員約3,600人が閉鎖の影響を受ける。うちマレーシア人従業員は約1,757人。一部の従業員はバンギ工場に移る。
ジョブストリートは解雇対象の従業員向けにワークショップを開催し、履歴書の書き方などを指導する。履歴書を閲覧できる専用のマイクロサイトも開設する。
ソニーはバンギ工場では、液晶テレビ、ブルーレイプレーヤーなどを生産している。ペナン工場では家庭用オーディオ機器、ヘッドフォン、バッテリー製品などを製造している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月22日)