MM2H申請件数が減少、関係者や参加者が条件緩和を要求

【ジョージタウン】 外国人の長期滞在を奨励するマレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)プログラムの申請条件が2021年に厳格化されたことで、申請者が急激に減少しているとして、政府に対して条件を緩和するよう求める声が上がっている。

条件厳格化により、これまで月1万リンギだった海外所得が4倍の4万リンギに、これまで35万—50万リンギだった銀行への預金額が100万リンギに、流動資産額も150万リンギに大幅にそれぞれ引き上げられた。

不動産コンサルタントのゼオン・プロパティーズによると、顧客のほとんどが条件を満たすことができず、申請の保留件数は50件に上っている。また2012年からMM2Hで滞在していた顧客は、昨年ビザの期限が切れたが延長できなかったという。

ある63歳の日本人長期滞在者は、新条件は厳しく既存のMM2Hビザ保有者に負担を強いるものだとした上で、新規申請者に適用したとしても、すでに滞在している人を対象にするべきではないと思うとコメントまた6年前からペナンに滞在するドイツ人男性や豪州人夫婦などからも、安定した収入や貯蓄がないため、引っ越さなくてはならないとの声が上がっている。
(ザ・スター、4月5日)

マレーシアとシンガポールのQRコードを統一化、決済が容易に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシアとシンガポールのQRコードが統一化された。これによりシンガポールでマレーシアにおけるのと同様にQRコードでの決済が可能になり、シンガポールの居住者もマレーシアで同様の決済が可能になる。両国の中央銀行が共同声明で31日、発表した。

両国は連携をさらに拡大する計画で、年末をめどに口座振り込みや個人間送金も可能にする。資金受け取り手の携帯電話番号と統一化QRコードだけで送金が可能になる。

統一化されたのは銀行間決済システムを運営するペイメント・ネットワーク・マレーシア(ペイネット)が管理するQRコード「ドゥイットナウ」と、シンガポールの同様の機関が管理するNETS・QRコード。これを1枚のQRコードに統一し、決済に対応する。

パンデミック以前の両国の往来数は年1,200万人で、その多くはマレーシアからシンガポールへの通勤者。
統一化サービスにマレーシアから参加しているのはホンリョン銀行、マラヤン・バンキング、イーウォレットのブーストなど。シンガポールからはDBS、OCBC、UOBの3大行が参加している。

LRTアンパン線の6駅間、4月2日から運行休止

【クアラルンプール】 軽便鉄道(LRT)の運営企業ラピッド・レールは30日、LRTアンパン線の6駅間の運行を4月2日から休止すると発表した。再開時期は未定。

対象となる6駅は、▽バンダラヤ▽スルタン・イスマイル▽PWTC▽ティティワンサ▽セントゥル▽セントゥル・ティムールーー。ラピッド・レールは運休の理由として、バンダラヤ駅付近で起きた線路損傷により9月までバンダラヤーマスジット・ジャメ間の運行を休止している影響でLRT車両をアンパン車両基地に戻せなくなり、メンテナンスができなくなったためとしている。

代替バスとして、従来のLRT11路線に加え、LRT13およびLRT14路線を無料運行する。LRT13はマスジット・ジャメ、セントゥル、セントゥル・ティムールの各駅間を、LRT14はマスジット・ジャメーティティワンサ駅間をカバーする。道路渋滞の影響を避けるためバス専用レーンを利用し、ピーク時に10ー15分の頻度で40台のバスを運行する。一方、LRT9(ハントゥアーバンダラヤ間)およびLRT10(マスジット・ジャメーバンダラヤ間)のバスは、4月2日以降廃止するとしている。
(ザ・スター電子版、エッジ、ベルナマ通信、3月30日)

プロトンが「X90」を発表、同社初のハイブリッド車

【スバンジャヤ】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは、同社初のハイブリッド車となる7人乗りスポーツ車(SUV)「X90」を発表した。

SUVとしては「X70」、「X50」に続くもので、吉利汽車「豪越」(フィリピンではオカバンゴ名称で販売)のリバッジ・モデル。タンジョン・マリム工場で組み立てられる。バリアントは、スタンダード、エグゼクティブ、プレミアム、フラッグシップの4種。排気量1.5リットルのTGDIエンジンと48V電気モーターシナジー(EMS)システムを搭載し、最大出力190馬力(PS)、最大トルク300Nmを発揮。燃費の向上、排出ガスの低減とパフォーマンスを両立させている。カラーはスノーホワイト、アーマーシルバー、ジェットグレー、シナモンブラウン、ルビーレッド、マリンブルーの全6色。価格は後日発表される予定。

リー・チュンロン(李春栄)最高経営責任者(CEO)は、ハイブリッド車導入は「マレーシアを次世代自動車のハブにする」という政府の目標に合致しているため、プロトンは今後もハイブリッド・モデルを増やす予定で、地元の自動車産業発展に向け主導的な役割を果たしていくと述べた
(ポールタン、3月29日、マレー・メイル、ベルナマ通信、3月28日)

クラウンプラザホテル、ペナンで年内にオープン

【クアラルンプール】 英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は、ペナン州で年末までに5つ星ホテル「クラウンプラザ」をオープンする。

ラジット・スクマラン東南アジア・韓国担当社長が、英字紙「マレーシアン・リザーブ」の取材に対し明らかにしたところによると、ペナンの他、クアラルンプールやコタキナバルでも「クラウンプラザ」ホテルをオープンする計画を進めている。また、3ブランドの新規導入やペナンの名門ホテル「ムティアラ・ビーチ・リゾート」の「インターコンチネンタル・ペナン・リゾート」へのリニューアルなども行う。

スクマラン社長は、マレーシア国内で年内に800人以上の新規雇用機会を創出し、2025年までに6ブランドのホテル11軒をオープンするという計画を改めて表明。業界内外から人材を集めるため、IHGは採用・定着戦略を進化させ、企業文化の創造や柔軟な労働条件の提供などの人材開発に注力していると述べた。従業員のスキル向上に向けたIHGユニバーシティや無料のオンライン教育を提供するIHGスキルアカデミーも今年開設したという。

IHGは、「インターコンチネンタル・クアラルンプール」、「ホリデイ・イン・ジョホールバル・シティセンター」、「ホリデイ・イン・エクスプレス・コタキナバル・シティセンター」など、全国にホテル6軒、客室数約2,000室を有している。
(マレーシアン・リザーブ、3月28日)

保険のチューンプロテクト、KLにカフェ併設型支店をオープン

【クアラルンプール】 保険のチューン・インシュランス(チューン・プロテクト)は、クアラルンプールのブキジャリルに国内初のカフェ併設型支店をオープンした。

カフェ併設型支店は、インサイト・フードテックと提携し、同社が所有・運営するコーヒーチェーン「ホープ・コーヒー」と韓国風サンドイッチを提供する「エッグディクテッド」で開設したもの。

チューン・プロテクト・マレーシアのジュビン・メータ最高経営責任者(CEO)によると、 カフェ併設型支店の開設は、現代的で魅力的な顧客経験を提供し、保険体験を再定義することを目的としており、他のデジタル・ライフスタイル保険会社と差別化できると見込まれている。また他の地域においても保険カフェをオープンすることを計画しているという。

インサイト・フードテックの共同CEOであるカレン・Sプア氏は「私たちは保険とコーヒービジネスを変革していく」とコメントした。
(ベルナマ通信、3月27日)

食料品の価格比較アプリ「キタジャガ」を発表=経済省

【プトラジャヤ】 ラフィジ・ラムリ経済相は27日、消費者が食料品などの価格を比較検討できるスマホアプリ「キタジャガ」を発表した。

ラフィジ経済相は記者会見で、「キタジャガ」はアプリ機能開発を担当した非営利団体のキタジャガと経済省との間の共同プロジェクトで、統計局の公開データに基づき消費者の意思決定を支援することを目的としていると述べた。物価上昇率の高い食料品からスタートし、将来的には他カテゴリーにも拡大するとし、購入時の参考となり、データに基づく意思決定の奨励につながることを期待しているとした。

ラフィジ経済相はまた、政府主導のアプリであっても、資金や時間が必要なものばかりではなく、ジャガキタのように自主的にアプリ開発取り組む団体と協力して進めることで短期間かつ低予算で開発が可能になると述べた。Eコマース業者とも協力しオンライン価格の比較を行うなど、対象範囲の拡張も検討するとしている。
(マレー・メイル、3月27日)

サバ州の観光地「ティップオブボルネオ」、4月に営業再開

【クダット】 改装工事のため休業していたサバ州クダットにある観光地「ティップ・オブ・ボルネオ」が、4月に営業を再開する。

「ティップ・オブ・ボルネオ」を視察したサバ州のクリスティーナ・リュウ観光・文化・環境大臣が明らかにしたところによると、改装工事の第1期は2021年12月5日にスタート。悪天候や建材の納期延期により工期が伸びたものの、屋根付き通路や障害者用トイレ、展望台が設置された。

現在は第2期として、既存施設の解体と新たなビジターセンターの建設などが実施されており、6ー10カ月で完成することが見込まれている。

「ティップ・オブ・ボルネオ」は、ボルネオ島の最北端に位置する。スールー海と南シナ海を展望でき、美しい夕日や、ビーチ、文化的アトラクションで知られる人気観光地となっている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月25日)

台中産の柑橘20トンをマレーシアに輸出、年内に100トンへ

【クアラルンプール】 台湾・台中市の農業組合である台中市神岡区農会は、柑橘類のマーコット(オレンジとミカンのハイブリッド品種)20トンのマレーシア輸出を進めている。

台中市神岡区農会のマーケティング責任者であるフー・ユチン氏は、年内に合計100トンを輸出する見込みで、将来的にはマレーシア・シンガポールに他果物も輸出する計画だと述べた。台中は高品質の柑橘類で有名で、台湾で最大のマーコット生産地。栽培面積は598ヘクタールで、年間1万1,010トンを生産している。

台中産のマーコットは、25日からイオンやジャヤ・グローサー、コールドストレージ、ハーベスト・インパクト、スター・グローサー、ホールフード・エクスプレスなどで販売する。

台北駐マレーシア経済文化代表処の経済部門責任者であるジェームス・チャン氏は、マレーシアと台湾の二国間貿易額は昨年、前年比36%増の70億米ドルとなり過去最高を達成したとし、今後も両国間の貿易を成長させるため、包括的及び先進的な環太平洋経済連携協定(CPTPP)への台湾の参加を支援してほしいと述べた。
(ザ・サン電子版、ベルナマ通信、3月24日)

二輪車専門展示会「KLバイクショー2023」を8月に初開催

【クアラルンプール】 二輪車に特化した展示会である「クアラルンプール・バイクショー2023(KLBS 2023)」がクアラルンプールのワールドトレードセンター(WTC)で8月24ー27日に初開催される。

KLBS2023を主催するムーベントゥーム社のファルーク・ナリッシュ社長は、これまで自動車業界には二輪車専門イベントが存在せず、バイクや自転車はショールームの端に追いやられることが多かったと言明。KLBS2023はアジア地域で有数の二輪車展示会となることを目指し、新モデルの発表や展示・販売、技術ワークショップ、アウトドアでのアクティビティなどを行う予定だと述べた。シンガポール、タイ、インドネシアからの参加も見込んでおり、4日間で10ー12万人の来場を目標として掲げているという。

4月1日以降、公式サイトで入場チケット販売を開始する。入場料は1日券が38リンギ、12歳以下の場合は19リンギ。4日券は、大人68リンギ、子供38リンギ。5月31日までの購入に対しては早期割引料金が設定され、1日券が大人28リンギ、子供14リンギ、4日券が大人45リンギ、子供22.5リンギ。学生、高齢者、障害者向けに24リンギの1日券、40リンギの4日券も別途売り出す。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、3月24日、ポールタン、3月21日)