東海岸鉄道と高速鉄道は確実に完成させる=運輸相

【クアラルンプール】 ウィー・カション運輸相は19日の下院議会質疑で、東海岸鉄道線(ECRL)および高速鉄道(HSR)を確実に完成させる意向を改めて示した。

ECRLは、クランタン州のコタバルとセランゴール州のポートクランを結ぶ全長665キロメートルの鉄道で、総工費は550億リンギ。ウィー運輸相によると、6月現在の建設進捗率は31.48%。完成時にはクランタン州からクアラルンプール(KL)への移動時間は、現在の7ー8時間から4時間に短縮される。

KLとシンガポールを結ぶHSRは2021年1月に中止が発表されたが、2021年11月にイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相がシンガポールのリー・シェンロン首相に対し復活を提案。2022年5月に両国の運輸相が会談し、復活に向けた折衝を開始した。タイとの間でも2022年5月に、KLとタイのバンコクを結ぶHSRについて検討する合同特別委員会の設置に合意している。ウィー運輸相は、運輸省ではHSRを東南アジアの大陸部をつなぐ戦略的メガプロジェクトにスケールアップすることも検討していると述べた。

一方で首都圏大量高速輸送(MRT)プトラジャヤ線(MRT2)の進捗率は98.4%で、予定通り2023年1月に商業運転を開始できるとの見通しを表明。また全長51キロメートルのMRT環状線(MRT3)プロジェクトについては、プロジェクトマネジメント・コンサルタント(PMC)1件、土木工事(CMC)3件、システム工事1件の合計5件のパッケージが含まれ、鉄道開発のMRTコープが現在、PMCとCMCの請負業者3社を審査中で、システム工事入札も後日行われる予定だと述べた。

パン・ボルネオ高速道路(LPB)プロジェクトについては、サバ州とサラワク州のみならず、ブルネイとの道路接続も改善すると言明。公共事業省が、通行料金引き下げに向けて、建設業者との間で高速道路の再編成交渉を行っていると述べた。
(マレーシアン・リザーブ、ザ・スター電子版、7月19日)

バティックエア、8月にインド3都市への直行便を再開

【ペタリンジャヤ】 航空会社バティック・エア(旧称・マリンド・エア)は、8月よりクアラルンプール新国際空港(KLIA)からインドのムンバイ、コーチ、バンガロールへの直行便をそれぞれ再開する。
ムシャフィズ・ムスタファ・バクリ最高経営責任者(CEO)によると、インド線への需要が強いため、再開を決めた。運航頻度を10月までに段階的に引き上げ、他の主要都市への乗り入れも進める計画だ。
ムンバイ線は8月1日に運航を再開する。週4回運航で、「OD215」便はKLIA発が午後7時15分で、ムンバイ着が午後10時25分。「OD216」便はムンバイ発が午後11時15分、KLIA着が翌日7時15分となる。
コーチ線も同じく、1日に再開、週4回の運航。「OD231」便はKLIA発が午後9時35分、コーチ着が午後11時10分。「OD232」便はコーチ発が午前0時10分、KLIA着が午前7時5分となっている。
バンガロール線は4日に運航を再開する。週2回の運航で、「OD242」便はKLIA発が午後8時40分、バンガロール着が午後10時20分で、「OD242」便はバンガロール発が午後11時15分、KLIA着が午前6時5分となる。
(マレーシアン・リザーブ、7月18日)

ダイハツ系プロドゥア、二代目「アルザ」を発表

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は、ニ代目となるBセグメント7シーター多目的車(MPV)「アルザ」のフルモデルチェンジを発表した。20日の発表会にはイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相、ダイハツの奥平総一郎社長が出席した。同日より納車を開始する。
新型「アルザ」は、6月23日に受け付けを開始して以来、累計予約台数が3万台を突破。現時点で20万台に上っているプロドゥアが受け付けている全予約台数の15%を占めている。
新型「アルザ」の開発費は7億7,000万リンギ。開発にあたっては、昨年3月に発売した新型SUV「アティバ」に続き、軽乗用車から普通乗用車(小型車)まで設計を共通化するダイハツの新世代のクルマづくりシステム「DNGA亅を採用し、ダイハツの技術者の協力を得た。
イスマイル首相は、競争力のある価格と強化された安全面から人気を得るモデルとなるとの期待を示した上で、プロドゥアが更に輸出を拡大することへの期待を表明。政府としても支援していく考えを示した。
新型「アルザ」のバリアントは「X」、「H」、「AV」の3種。半島部での価格(保険別)は、「X」が6万2,500リンギ、「H」が6万8,000リンギ、「AV」が7万5,500リンギとなっている。

TNB、国産EV急速充電設備「スイッチギア」の運用を開始

【クアラルンプール】 電力会社の政府系テナガ・ナショナル(TNB)は、電気自動車(EV)用の国産急速充電設備「テナガ・スイッチギア」の運用を開始した。

「テナガ・スイッチギア」が設置されたのは、セランゴール州のコタ・ダマンサラにあるTNB本社敷地内。出力電力は120キロワットで、2台のEVを同時に充電できる欧州規格のCCS2コネクタを採用した。「テナガ・スイッチギア」の利用時間は月ー金曜日の午前8時30分から午後5時30分まで、トライアル期間中は誰でも無料で利用可能となっている。

TNB本社には、急速充電設備の他にも、様々な需要に応えるため幅広い出力容量の充電器を設置しており、最大出力12キロワットのAC充電設備と最大出力20キロワットから400キロワットのDC充電設備も設置している。
TNBは商業化に向けて、データを収集するなど諸問題の解決に向けて取り組む計画だ。
(ポールタン、7月18日)

「MySejahtera」アプリ更新、健康管理機能を追加

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は16日、同日付けで新型コロナウイルス「Covid-19」情報・追跡アプリ「MySejahtera」が「2.0」にアップグレードされ、健康状態を管理する新機能が備わったと明らかにした。健康診断の結果にリンクされる他、子どもの予防接種記録も保存できるようになった。

保健省(MOH)によると、プロテクトヘルス・コーポレーション社の「PeKa B40」プログラムや社会保障機構(SOCSO)の健康診断プログラム(HSP)、国家人口家族開発局(LPPKN)の健康診断などの記録が「MySejahtera」に自動的に反映され、身長、体重、BMI、血液型、健康報告書、臨床検査結果、予防接種記録などの情報を見ることが可能となる。また、他の健康診断や民間医療施設での予防接種結果についても順次反映される予定だ。

予防接種については、新生児のBCGワクチン、破傷風、B型肝炎、インフルエンザ、ジフテリア、破傷風、百日咳(DTAP)、麻疹、おたふく風邪、風疹(MMR)、日本脳炎(JE)、新型コロナなどの接種記録が表示できる他、親は子どもの予防接種記録も「MySejahtera」に登録することが可能だ。

MOHはまた、「MySejahtera」を通じて健康に関する最新情報の提供や相談予約、遠隔相談、セルフ健康診断結果の入力、臓器提供、薬の処方など、さまざまな健康サービスを提供することを計画している。

「MySejahtera」は2020年4月に新型コロナウイルスの最新情報提供のため導入された。同年8月より全事業所で出入り時の「MySejahtera」上でのチェックインが義務付けられたが、今年5月よりエンデミック(風土病)段階への移行に伴い、チェックイン義務が廃止されている。
(ベルナマ通信、7月16日)

ビレッジグローサー、23店舗目をペナンでオープン

【ペタリンジャヤ】 高級スーパーマーケット「ビレッジ・グローサー」を運営するザ・フード・パーベイヤーは12日、23店舗目となる「ファースト・アベニュー・モール」店をオープンした。

同社はペナン州において店舗開設を進めており、2021年6月に21店舗目を「シティ・ジャンクション・モール」内に、今年4月に22店舗目を「クイーンズ・ウォーター・フロント」内にそれぞれソフトオープンしている。

「ビレッジ・グローサー」の店舗では、国内で生産された農産物の他、日本や韓国、ニュージーランド、オーストラリア、米国などから空輸された新鮮な果物や野菜、菓子、食材を販売。また有機食品や、スーパーフード、プラントベース、グルテンフリー、ビーガン向け食品など、トレンドに合わせた多様な食品ニーズに応える商品を提供している

 

「ファースト・アベニュー・モール」店では、オープンを記念して抽選会やクーポンや割引券の配布などを実施する。

同社は現在、「ビレッジ・グローサー」の他、「ベンズ・インディペンデント・グローサー(B.I.G)」、「パサラヤOTK」「BSCファイン・フーズ」「レジャー・グローサー」を展開。首都圏クランバレー、ジョホールバル、ペナンにおいて33店舗を運営している。
(ザ・サン、7月15日、マレーシアキニ、7月14日)

 

マクドナルドマレーシア、クランタン州に5店舗をオープンへ

【クアラルンプール】 マクドナルド・マレーシアは、今後クランタン州内に5店舗を新規出店する計画だ。
アズミル・ジャーファル社長は、年内に2店舗、来年中に3店舗をオープンする予定で、今月中にコタバルのトロイカに1店舗、年内にグアムサンの高速道路休憩施設(R&R)に1店舗を開設すると述べた。来年オープンするのは、パシル・プテとトゥンパットの店舗だという。
アズミル社長はまた、クランタン州での長期計画として5年以内に20店舗オープンする計画もあり、1店舗につき、従業員約100人が必要なため、2,000人以上の雇用機会を提供することになると述べた。
一方、CGS-CIMBリサーチは最近のレポートで、消費者部門は、インフレ率上昇、金利上昇、補助金削減を背景に、売上高や利益幅の減少が予想されるとしている。今年前半の消費は好調だったが、後半には平常のペースに戻るのに加え、消費者部門は、人件費、光熱費、営業費の増加、リンギ安、投入コスト上昇により、利益率が圧迫される恐れがあるという。
(ザ・スター電子版、ベルナマ通信、7月13日)

ホテル料金の米ドル建て決済導入案、格安ホテル業界も賛同

【クアラルンプール】 マレーシア・ホテル協会(MAH)は、ホテル料金の米ドル建て決済導入案を発表。格安ホテル業界から賛成の声が上がっている。

マレーシア格安・ビジネスホテル協会(MyBHA)のガネッシュ・ミキエル会長は、米ドル建てにすることで競争力を維持しながら高い収入を得るのに役立つと表明。また、政府に対し、オンライン旅行会社(OTA)を規制する法律の制定、短期滞在型宿泊施設(STRA)のガイドライン策定、マレーシア人と外国人の料金を分ける二重価格システムの導入、中国などと同様に、国内旅行者と外国人旅行者向けにそれぞれ料金体系の異なる旅行ポータルを作ることも提案した。

またマレーシアホテル経営者協会のシャハルディン・M・サーイド理事もMAHの提案に賛成の意を表明。国内高級ホテルの客室価格はリンギ建てのため安すぎるとし、米ドル建てを導入することで格安ホテルと高級ホテルとの価格競争を抑え、外国人観光客の信頼を高め、ホテル経営者の収入も増やせるとした。ニューヨークやシンガポールでは、5つ星ホテルの客室価格は最低でも400米ドル(1,776リンギ)である一方、マレーシアでは100米ドル以下のため、5つ星ステータスが反映されていないと言及。ホテル経営者の収入が増えれば、従業員の給与アップやサービスの質向上のための教育も実施できると述べた。

ホームステイ業者のマストゥラ・マラック氏も、MAHの提案に対し、より多くの外国人観光客を惹きつけることができるだろうとする一方、経済が不安定な中、急に値上げするのではなく価格を維持した方が良いとの見解を示した。
(ザ・スター、7月14日、ベルナマ通信、7月13日)

ハイネケンマレーシア、8月から大瓶で1リンギ値上げ

【クアラルンプール】 醸造大手のハイネケン・マレーシアは、8月1日から同社が販売するビールの価格を6%程度値上げする模様だ。大瓶で1リンギ、小瓶で50センの値上げになる見込み。
ペタリンジャヤ喫茶・バー・レストラン・ディーラー協会はすでに新料金表を受け取っており、売れ筋の「タイガー」ブランドは大瓶で97セン値上げされる。1ケース(12本)の価格は186リンギから197.8リンギへ値上げとなる。値上げの理由については、ガラス瓶の製造コストの上昇だと説明されているという。
ハイネケンは「タイガー」のほか、「ハイネケン」、「ギネス」、「アンカー」などを取り扱っている。
ハイネケンのライバルであるカールスバーグ・マレーシアは、7月1日付けで大瓶で1リンギの卸売価格の値上げを発表している。
(東方日報、7月13日)

グラブ、国内長距離バス&フェリーの予約サービスを開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 配車&デリバリー&決済アプリ運営のグラブ・マレーシアは、主要都市間を結ぶ長距離バスとフェリーのオンライン・チケット予約「グラブ・インターシティ」のサービスを7日より正式に開始した。
交通サービスのスーパーアプリ化を手掛ける「Splyt(スプリット)」及びバス・フェリーの予約サイト「イージーブック(Easybook)」と提携したもので、マレー半島部11州・地域の主要都市及びシンガポール国内の30カ所を結ぶ1万5,000以上の路線をカバーする。現時点でフェリーはルム―パンコール間、メルシン―ティオマン間を取り扱っている。
既存のグラブ・アプリから利用できる。航空券予約サイトと同じ仕組みで、希望の旅行日を入力しするとバス会社、フェリー会社ごとに残席数と共に運賃が表示される。支払いはグラブのオンライン決済サービス「グラブ・ペイ」を使用する必要がある。