プトラジャヤのIOIシティモール第2期、8月25日オープン

【プトラジャヤ】 プトラジャヤのIOIシティモール第2期が8月25日にオープンし、IOIシティモールは、賃貸可能面積合計250万平方フィート、700店舗以上のテナントを有する国内最大のショッピングモールとなる予定だ。

第2期では、合計300店舗以上がオープンする。スーパーのイオン、国民車プロトン、家具・インテリアのニトリ、同マジュホーム・コンセプトなど、計14店舗のアンカーテナントが新規に加わる他、カフェ・レストランでは、ケニーヒルズ・コーヒー、ビッフェ・チャコール・ステークハウス、ディン・バイ・ディン・タイフンなど、200以上の店舗が加わる。

併設される屋内エデュテインメント展示スペース「IOIシティファーム」は、1万8,000平方フィートの面積を有し、植物や動物について家族で学べる。3つのゾーンで構成されており、植物ゾーン「グリーンランド」では、魚類の養殖と植物の水耕栽培を組み合わせた「アクアポニックス」や食虫植物を展示。動物ゾーン「リトルリンバ」では、シュガーグライダー、ハリネズミ、ウサギ、フェネックギツネなどの小型動物と触れ合える。水族館「フレッシュウォーター・ワールド」では、南米アマゾンに生息する大型チョウザメやアラパイマなどを展示する。

4万平方フィートの面積を有する展示会スペース「IOIグランド・エキシビション&コンベンション・センター」も併設し、結婚披露宴で2,000人、会議で約3,000人が収容可能。屋上には、15面のバドミントンコートと2面の屋根付きフットサルアリーナを有するIOIスポーツセンターを新設する。

IOIシティモールの運営に携わるIOIプロパティーズグループのブーン・ティンヨウ最高経営責任者(CEO)は、第2期では100万平方フィートの賃貸可能面積を追加し国内最大のショッピングモールとなるため、IOIシティモールは、最高級のショッピングやライフスタイル提案施設になると述べた。
(ザ・スター、7月8日)

乃村工藝社とフレームモーションスタジオ、資本業務提携を締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 店舗・商業施設ディスプレイの乃村工藝社(本社・東京都港区)は7日、デジタルコンテンツ企画制作のマレーシア企業フレームモーション・スタジオに出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。

フレームモーションスタジオは、セランゴール州ペタリンジャヤに本社を置く2008年設立のクリエイティブ企業。デジタルコンテンツの企画から設計、制作までワンストップで対応し、多様なメディアを組み合わせたインタラクティブ体験を提供している。そのため、今回の提携により、プロジェクションマッピング、AR(拡張現実)、ジェスチャー技術、映像、ゲームなどさまざまなメディアを統合し、これまで以上に没入感のある体験を提供することが可能になるという。

乃村工藝社グループは、創業以来130年以上にわたって築いてきた「空間と体験」の知見とネットワークを活かし、空間体験デザインの総合プロデュースを行い、フレームモーションスタジオは、ブランドや消費者の体験を高める最先端の没入型体験のソリューションを提供する。両社の強みを生かし、国内外でリアルとバーチャルを融合した新たな空間体験や次世代型のハイブリッドコミュニケーションの創出を加速させ、現代そして未来の人々にアジア発の歓びと感動体験の提供を目指す方針だ。

コロナ感染増加、「再度の経済活動制限はない」首相

【ベラ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染件数が増加傾向にあることに関連して、以前行ったような経済活動への制限措置を再び行う考えのないことを明らかにした上で、義務ではないものの感染拡大防止のために追加接種を受けるよう呼びかけた。

イスマイル首相は、「人々の生活は今後も平常通り続けられるものの、我々は自身と家族を守るために追加接種を受けるなどの積極的な対策を講じる必要がある」と言明。4月1日にエンデミック(風土病)段階に移行して以来、野外でのマスクなし容認など多くの規制緩和が行われたが、同時に国民に対して感染を回避するための適切な措置を講じることを勧めてきたと指摘した。

その上でイスマイル首相は、700万人のマレーシア人がまだ追加接種を受けていないと指摘。新規感染件数が増加していることに加え、国内でもオミクロン株の新たな変異株「BA.5」が確認されていることから、義務化されていないものの未接種の人は直ちに追加接種を受け、症状がある場合には医師の診断を受けるよう呼びかけた。

なお追加接種を受けていない人のための追加接種センター再開に関しては、保健省の判断に任せる考えを示した。
(ザ・スター、ベルナマ通信、7月11日)

オミクロン株の変異種「BA.5」の感染を初確認=保健相

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は8日、新型コロナウイルス「Covid-19」のオミクロン株の変異種「BA.5」の感染を国内で初めて確認したと発表した。
カイリー大臣は、6月30日までに5人が「BA.5」に感染したことが判明したと公表。もう一つの変異種「BA.4」への感染は確認されていないが、「BA.4」と「BA.5」は、「BA.1」や「BA.2」に比べて感染力が強いことがわかっているとし、「BA.5」の感染が国内で確認されたということで今後数週間で新規感染者数は増えるとの懸念を示した。
その上でカイリー大臣は、次なる感染の波の到来に対抗するためにはワクチン接種が重要であるとして、改めてブースター接種をまだ行っていない人、高齢者や高リスクグループに対してワクチン接種を呼びかけた。また基本的な感染対策とTRIIS(検査、報告、隔離、通知、探索)を実践するよう強調。新型コロナウイルス情報・追跡アプリ「MySejahtera」で最新情報を公表していくとした。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ、タイムズ、7月9日)

新型コロナの新規感染者数は3264人、病床使用率は60.4%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、10日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,264人で、累計感染者数は459万5,974人となった。
新たに2,703人が回復し、累計治癒者は452万4,281人となった。死者数は2人で、累計は3万5,811人。アクティブ感染者は、前日から559人増の3万5,882人だった。うち96.6%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.2%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は60.4%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,734万1,389人で、接種率は83.7%。1回目のブースター接種完了者は1,615万4,794人で、接種率は49.5%、2回目が16万3,599人で0.5%となった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は13カ所だった。