ビレッジグローサー、23店舗目をペナンでオープン

【ペタリンジャヤ】 高級スーパーマーケット「ビレッジ・グローサー」を運営するザ・フード・パーベイヤーは12日、23店舗目となる「ファースト・アベニュー・モール」店をオープンした。

同社はペナン州において店舗開設を進めており、2021年6月に21店舗目を「シティ・ジャンクション・モール」内に、今年4月に22店舗目を「クイーンズ・ウォーター・フロント」内にそれぞれソフトオープンしている。

「ビレッジ・グローサー」の店舗では、国内で生産された農産物の他、日本や韓国、ニュージーランド、オーストラリア、米国などから空輸された新鮮な果物や野菜、菓子、食材を販売。また有機食品や、スーパーフード、プラントベース、グルテンフリー、ビーガン向け食品など、トレンドに合わせた多様な食品ニーズに応える商品を提供している

 

「ファースト・アベニュー・モール」店では、オープンを記念して抽選会やクーポンや割引券の配布などを実施する。

同社は現在、「ビレッジ・グローサー」の他、「ベンズ・インディペンデント・グローサー(B.I.G)」、「パサラヤOTK」「BSCファイン・フーズ」「レジャー・グローサー」を展開。首都圏クランバレー、ジョホールバル、ペナンにおいて33店舗を運営している。
(ザ・サン、7月15日、マレーシアキニ、7月14日)

 

フンドーキン醤油、マレーシア現地製造ブランド商品の販売開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 フンドーキン醤油(本社・大分県臼杵市)は14日、海外事業戦略子会社であるAFC(アセアン・フンドーキン・コーポレーション)が、マレーシアにおいて新たに現地製造ブランド商品の販売を開始したと発表した。
新たに発売を開始する新ブランドは、AFCが2019年に設立したマレーシア現地合弁会社であるフンドーキン・ヤキンより同社ブランド名で発売される。初商品として「リッチ・セサミ・ソース」「ホット・セサミ・ソース」「ホット・テリヤキ・ソース」「ホット・バーベキュー・ソース」の4商品を販売する。マレーシアでの販売のみで、日本国内での販売は行なわないという。
今後も、AFCはフンドーキン・ヤキンを東南アジア市場における製造拠点として、「メイド・バイ・ジャパン、メイド・イン・マレーシア」をコンセプトにした日本品質調味料を東南アジア諸国連合(ASEAN)地域に積極的に開発、販売していく予定だ。

 

馬日国際工科院とユーグレナ、共同研究継続に向け契約締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国際協力機構(JICA)マレーシア事務所は14日、マレーシア工科大学・マレーシア日本国際工科院(MJIIT)とユーグレナ(本社・東京都港区)がこれまで実施してきた微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)に関する共同研究を更に進めるため、秘密保持契約(NDA)を締結したと発表した。

MJIITとユーグレナは、教材・教育サービスなどを手掛けるリバネス・グループがMJIITと共同開設したバイオ技術のインキュベーション施設、ネスト・バイオ・ベンチャー・ラボ(Nest-Bio Venture Lab)で、2019年より微細藻類ユーグレナを題材とした教育活動で連携してきた。リバネス・グループは、ネスト・バイオ・ベンチャー・ラボを人材育成・教育面でも支援している。

契約締結式に出席したユーグレナの執行役員、鈴木健吾氏は、「生物多様性が高く、光合成を利用した脂質等の有用物質生産に適したマレーシアの環境でバイオマス生産研究を加速させていきたい」とコメント。MJIIT藻類バイオマス講座のシャザエヴァ准教授は、「ユーグレナとの連携によりマレーシアにおける藻類研究を発展させたい」と述べた。

安倍元首相逝去、イスマイル首相ら首脳が弔問

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 在マレーシア日本大使館は12ー13日、演説中に銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の弔問記帳を受け付け、イスマイル・サブリ首相及びサイフディン・アブドラ外相も13日、大使公邸で記帳を行った。

イスマイル首相は、今年3月の総理特使としてのマレーシア公式訪問を含む、安倍元首相が日馬関係の発展のために果たしたこれまでの貢献を称えるとともに、安倍元首相の逝去に対する心からの哀悼の意を示した。マハティール・モハマド元首相も15日、安倍元首相の自宅を訪問し、弔意を示した。

安倍元首相の死去についてはマレーシアの王室、政界からも弔意が示されており、アブドラ国王は王宮のフェイスブックを通じて「安倍元首相の死去は日本と日本国民にとって大きな損失だ。家族が早く悲しみから立ち直ることを希望する」との声明を発表した。イスマイル首相は「日本政府と日本国民に哀悼の意と深く同情を表明する」と述べ、サイフディン外相は、「安倍氏は象徴的な指導者であり、アベノミクスを通じて日本の経済発展に貢献したことで常に記憶に残るだろう。マレーシア国民を代表して哀悼の意を表する」と弔意を述べた。

マレーシアの各方面から続々と寄せられる安倍元首相への弔意に対し在マレーシア日本大使館の髙橋克彦大使は、感謝の意を表明した。

安倍元首相は、日本・マレーシア国交樹立65周年及び東方政策40周年を記念して今年3月10-13日、岸田文雄首相の特使としてマレーシアを訪問したばかり。イスマイル首相と会談、アブドラ国王との会見を行ったほか、マレーシア経済関係者及び日系企業関係者との意見交換、日本人墓地への参拝などを行っていた。

新型コロナの新規感染者数は4098人、1週間ぶりに4千人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、14日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,098人で、累計感染者数は460万8,768人となった。
新たに2,071人が回復し、累計治癒者は453万4,019人となった。死者数は8人で、累計は3万5,836人。アクティブ感染者は、前日から2,019人増の3万8,913人だった。うち96.4%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.4%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は71.1%に上昇した
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,735万4,910人で、接種率は83.8%。1回目のブースター接種完了者は1,616万114人で、接種率は49.5%、2回目が19万2,860人で0.6%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は12カ所だった。