マクドナルドマレーシア、クランタン州に5店舗をオープンへ

【クアラルンプール】 マクドナルド・マレーシアは、今後クランタン州内に5店舗を新規出店する計画だ。
アズミル・ジャーファル社長は、年内に2店舗、来年中に3店舗をオープンする予定で、今月中にコタバルのトロイカに1店舗、年内にグアムサンの高速道路休憩施設(R&R)に1店舗を開設すると述べた。来年オープンするのは、パシル・プテとトゥンパットの店舗だという。
アズミル社長はまた、クランタン州での長期計画として5年以内に20店舗オープンする計画もあり、1店舗につき、従業員約100人が必要なため、2,000人以上の雇用機会を提供することになると述べた。
一方、CGS-CIMBリサーチは最近のレポートで、消費者部門は、インフレ率上昇、金利上昇、補助金削減を背景に、売上高や利益幅の減少が予想されるとしている。今年前半の消費は好調だったが、後半には平常のペースに戻るのに加え、消費者部門は、人件費、光熱費、営業費の増加、リンギ安、投入コスト上昇により、利益率が圧迫される恐れがあるという。
(ザ・スター電子版、ベルナマ通信、7月13日)

ホテル料金の米ドル建て決済導入案、格安ホテル業界も賛同

【クアラルンプール】 マレーシア・ホテル協会(MAH)は、ホテル料金の米ドル建て決済導入案を発表。格安ホテル業界から賛成の声が上がっている。

マレーシア格安・ビジネスホテル協会(MyBHA)のガネッシュ・ミキエル会長は、米ドル建てにすることで競争力を維持しながら高い収入を得るのに役立つと表明。また、政府に対し、オンライン旅行会社(OTA)を規制する法律の制定、短期滞在型宿泊施設(STRA)のガイドライン策定、マレーシア人と外国人の料金を分ける二重価格システムの導入、中国などと同様に、国内旅行者と外国人旅行者向けにそれぞれ料金体系の異なる旅行ポータルを作ることも提案した。

またマレーシアホテル経営者協会のシャハルディン・M・サーイド理事もMAHの提案に賛成の意を表明。国内高級ホテルの客室価格はリンギ建てのため安すぎるとし、米ドル建てを導入することで格安ホテルと高級ホテルとの価格競争を抑え、外国人観光客の信頼を高め、ホテル経営者の収入も増やせるとした。ニューヨークやシンガポールでは、5つ星ホテルの客室価格は最低でも400米ドル(1,776リンギ)である一方、マレーシアでは100米ドル以下のため、5つ星ステータスが反映されていないと言及。ホテル経営者の収入が増えれば、従業員の給与アップやサービスの質向上のための教育も実施できると述べた。

ホームステイ業者のマストゥラ・マラック氏も、MAHの提案に対し、より多くの外国人観光客を惹きつけることができるだろうとする一方、経済が不安定な中、急に値上げするのではなく価格を維持した方が良いとの見解を示した。
(ザ・スター、7月14日、ベルナマ通信、7月13日)

ホンダマレーシア、新型「HR-V」を発売

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは14日、コンパクトスポーツ多目的車(SUV)「HR-V」の新型モデルを発売した。月間販売台数目標は1,600台。
2015年のマレーシア市場投入以来人気を博してきた「HR-V」を刷新。「人生を豊かにする」をグランドコンセプトとして開発し、洗練された外観やプレミアム感を持ちながら、日常生活に使える実用性を維持したモデルとなっている。3種のパワートレイン「1.5L e:HEV」「1.5L VTECターボ」「1.5L DOHC i-VTEC」技術をマレーシア初投入し、安全運転支援システム「ホンダ・センシング」、心地よい換気が可能な空気拡散システム、テールゲートのハンズフリー開閉機能なども装備。バリアントは全4種で、ガソリンモデルとしては「1.5L DOHC i-VTEC」搭載の「1.5L S」(11万4,800リンギ)、「1.5L VTECターボ」搭載の「1.5T E」(12万9,800リンギ)、同「1.5T V」(13万4,800リンギ)の3種を用意。ハイブリットモデルとしては、2モーターハイブリッドシステム「1.5L e:HEV」を搭載した「1.5L e:HEV RS」は、14万800リンギとなる。全5色で、走行距離無制限の5年間保証が付く。「1.5L e:HEV RS」のリチウムイオン・バッテリーには別途走行距離無制限の8年間保証も付属する。
吉村宏信 社長兼最高経営責任者(CEO)は、新型「HR-V」は6月の予約開始以降、すでに2万件の予約を受け付けたと言明。一部で報道された納車待ちの長期化については、バリアントにもよるが現在12カ月を見込んでおり、半導体不足などサプライチェーンの混乱も続いているが、迅速な納車に向けベストを尽くすとした。

ハイネケンマレーシア、8月から大瓶で1リンギ値上げ

【クアラルンプール】 醸造大手のハイネケン・マレーシアは、8月1日から同社が販売するビールの価格を6%程度値上げする模様だ。大瓶で1リンギ、小瓶で50センの値上げになる見込み。
ペタリンジャヤ喫茶・バー・レストラン・ディーラー協会はすでに新料金表を受け取っており、売れ筋の「タイガー」ブランドは大瓶で97セン値上げされる。1ケース(12本)の価格は186リンギから197.8リンギへ値上げとなる。値上げの理由については、ガラス瓶の製造コストの上昇だと説明されているという。
ハイネケンは「タイガー」のほか、「ハイネケン」、「ギネス」、「アンカー」などを取り扱っている。
ハイネケンのライバルであるカールスバーグ・マレーシアは、7月1日付けで大瓶で1リンギの卸売価格の値上げを発表している。
(東方日報、7月13日)

新型コロナの新規感染者数は3934人、病床使用率は68.7%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、13日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,934人で、累計感染者数は460万4,670人となった。
新たに2,747人が回復し、累計治癒者は453万1,948人となった。死者数は9人で、累計は3万5,828人。アクティブ感染者は、前日から1,178人増の3万6,894人だった。うち96.3%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.4%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は68.7%に上昇した
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,734万9,986人で、接種率は83.7%。1回目のブースター接種完了者は1,615万8,359人で、接種率は49.5%、2回目が18万2,811人で0.6%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は12カ所だった。