スウェッテナムターミナル、約2年ぶりにクルーズ船が寄港

【ジョージタウン】 ペナン州のスウェッテナム・ピア・クルーズ・ターミナルに2日、クルーズ運航大手の米ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航するシンガポール発のクルーズ「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」が寄港した。同港へのクルーズ船の寄港は2年ぶり。
ペナン港湾委員会(PPC)やペナン・ポート(PPSB)、ペナン・グローバル・ツーリズムや州政府機関の代表者が3,000人を超える外国人観光客の到着を歓迎した。
「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」は、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大の影響に伴い運航を一時停止していた。定期運航再開を受けて、今回スウェッテナム・クルーズターミナルに寄港した。今後は週2回停泊することになっている。
PPCのタン・テイチェン会長は、国際的なクルーズ船が寄港したことを嬉しく思うと表明。同州の観光産業に恩恵をもたらし、下流産業にも貢献するとし、ペナンが国内および海外の旅行者の人気観光地として再び活気づけることができると述べた。
(ザ・スター電子版、7月2日)

ホンダ(M)が1.87ー5.34%値上げ、SST減免終了で

【クアラルンプール】 ホンダ・マレーシアは、売上・サービス税(SST)の減免措置が6月末で終了したことから、各モデルの価格を改訂し公表した。値上げ率は1.87ー5.34%となった。
「アコード」は、「1.5TC」が5.16%値上げの18万7,400リンギ、「1.5TC-P」も5.34%値上げの19万7,400リンギ。「BR-V」は「1.5E」が9万700リンギ、「1.5V」が9万7,700リンギで、それぞれ4.58%アップした。
「シティ」は「1.5S」が7万7,600リンギ(値上げ率は4.59%)、「1.5E」が8万5,600リンギ(4.82%)、「1.5V」が9万600リンギ(4.67%)、「1.5Vセンシング」が9万4,600リンギ(4.86%)、「1.5e:HEV RS」が10万8,800リンギ(2.69%)となった。また「シティ・ハッチバック」は「1.5S」が7万8,600リンギ(3.87%)、「1.5E」が8万6,600リンギ(4.24%)、「1.5V」が9万1,600リンギ(4.26%)、「1.5Vセンシング」が9万5,600リンギ(4.24%)、「1.5e:HEV RS」が10万9,800リンギ(1.87%)となった。
「シビック」は「1.5E」が13万700リンギ、「1.5V」が14万3,700リンギ、「1.5RS」が15万700リンギで、値上げ率はそれぞれ4.03%、4.10%、4.40%。
(ポールタン、7月1日)

家電専門Eコマースの星シンプル、マレーシアに進出

【クアラルンプール】 シンガポールの家電専門のEコマース(電子商取引)プラットフォーム企業シンプル(Ximple)は、マレーシアに進出したと発表した。家電製品の完全循環型ショッピングを提案する。
シンプルによると、パンデミック以降、家電のような高額商品でもオンラインショッピングの人気は続いているが、ネットショップのサービスの多くは販売までで終了しており、返品・廃棄などのアフターサービスをおろそかにしている。そのため、シンプルでは、「購入、所有、廃棄」というサイクルのためにスマートテクノロジーをEコマースシステムに導入し、商品の再取引を通じて循環型ライフスタイルを促進するという。
シンプルでは家電を卸売価格で購入でき、レンタル、再生、買取、廃棄などのアフターサービスも利用できる。ウィッシュリスト共有などのソーシャルショッピングツール、価格比較、商品レビューなど、購入の意思決定を支援する機能や領収書・請求書のクラウド保存機能なども備えているという。
企業間取引(B2B)ソリューションも提供しており、出店企業は在庫や仕入先の管理からPOSシステムに至るまで、ビジネス管理ツールをシームレスに利用できる。
ウォン・ワイジー創業者兼最高経営責任者(CEO)は、工業製品のフィクトロン、自動車部品のAPR、スマートホーム製品のホームプラス、広告のシーメディア、家電のTBMなどといった企業との提携があったからこそマレーシア市場に進出できたとし、これらの企業との間で「消費者に循環型購買を勧め、環境意識の高いコミュニティを作る」というビジョンを共有していると言明。消費者や企業に対して、より多様なスマート電気製品を提供していくと述べた。
(ボルネオ・ポスト、7月3日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、6月28日)

新型コロナの新規感染者数は2536人、病床使用率は67.3%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、3日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,536人で、累計感染者数は457万3,891人となった。
新たに3,123人が回復し、累計治癒者は450万8,322人となった。死者数は5人で、累計は3万5,776人。アクティブ感染者は、前日から592人減の2万9,793人だった。うち95.7%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.1%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は67.3%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,729万2,449人で、接種率は83.6%。ブースター接種完了者は1,614万6,621人で、接種率は49.4%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は10カ所だった。

EV充電器、5千基の設置を目指す=科学技術革新相

【イスカンダル・プテリ】 アダム・ババ科学技術革新相は2日、電気自動車(EV)充電器の増設計画を発表。2050年までのカーボンニュートラル達成に向け、科学技術革新省(MOSTI)はEV充電器5,000基を設置する目標を掲げていると述べた。
アダム大臣によると、現在、クアラルンプール、ジョホールバル、ペナンなど人口の多い都市部において、366カ所に合計611基のEV充電器が設置されている。ショッピングモールなど、利便性の良い場所への設置も進んでいる。現在、ジョホール州内で登録されているEV台数は、バイク2,946台、自動車6,339台、バス・トラック79台の合計9,364台に上るという。
アダム大臣は、2022年度予算案に盛り込まれたEVに対する税制優遇措置はEV普及への政府のコミットメントを示すものだとし、MOSTIはカーボンニュートラル目標達成の責任省庁として、EV技術の改善と開発を続けていくと言明。2022年予算案には、EVに対する関税、物品税、売上税、道路税の免除に加え、EV充電設備の購入、設置、リース、返済に対して、最大2,500リンギの個人所得税軽減措置が含まれているとした。
アダム大臣はまた、1日にジョホール州イスカンダル・プテリの学園都市エデュシティ・イスカンダルで開催されたEV普及のための「クレバー・プログラム」発表会に出席。エデュシティ・イスカンダルはクレバー・プログラムの最初の拠点となるとし、新興企業やイノベーターが、大学のキャンパスというコントロールされた環境でリアルタイムに走行テストを行うためのスペースを提供していくと述べた。
(ザ・スター、7月2日)