【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 店舗・商業施設ディスプレイの乃村工藝社(本社・東京都港区)は7日、デジタルコンテンツ企画制作のマレーシア企業フレームモーション・スタジオに出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。

フレームモーションスタジオは、セランゴール州ペタリンジャヤに本社を置く2008年設立のクリエイティブ企業。デジタルコンテンツの企画から設計、制作までワンストップで対応し、多様なメディアを組み合わせたインタラクティブ体験を提供している。そのため、今回の提携により、プロジェクションマッピング、AR(拡張現実)、ジェスチャー技術、映像、ゲームなどさまざまなメディアを統合し、これまで以上に没入感のある体験を提供することが可能になるという。

乃村工藝社グループは、創業以来130年以上にわたって築いてきた「空間と体験」の知見とネットワークを活かし、空間体験デザインの総合プロデュースを行い、フレームモーションスタジオは、ブランドや消費者の体験を高める最先端の没入型体験のソリューションを提供する。両社の強みを生かし、国内外でリアルとバーチャルを融合した新たな空間体験や次世代型のハイブリッドコミュニケーションの創出を加速させ、現代そして未来の人々にアジア発の歓びと感動体験の提供を目指す方針だ。