【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から6人増えて8,674人になったと発表した。
新規感染者は全員マレーシア人で、うち4人が海外で感染した帰国者。2人はクアラルンプール(KL)とセランゴール州で感染した。また新たに5人が退院し回復者数は8,481人に増加した。死者数は24日連続でゼロだった。
5次感染にまで拡大した国内最大規模のスリ・ペタリンのクラスタについて、保健省のノール・ヒシャム事務次官は6日、同クラスタに関連する入院中の感染者が1人に減少し終息に向かっていると言明。向こう1ー2週間で新らな感染者が出なければクラスタが消滅したことになると述べた。
同大規模集会は2月27日から3月1日にかけて行なわれ、1万6,000人以上(うち約1,500人は外国人)が参加し、狭いテントで見を寄せ合って礼拝し、食事をとり、寝泊まりした。保健省は、関係者や接触者を含め4万2,023人のスクリーニング検査を実施し、うち3,375人の感染を確認した。同クラスタ下における死者数は全体の28%を占める34人に上った。
新型コロナ感染者は新たに5人、うち2人が国内感染
【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6日、新型コロナウイルス「Covid-19
新規感染者のうち3人は海外で感染した帰国者、
保健省のノール・ヒシャム事務次官は5日、
ゴンバックのクラスタでは、
両クラスタはイスラム教の学校に通う学生を対象としたスクリーニ
新型コロナ感染者が新たに5人、うち2人がサバ州で感染
【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から5人増えて8,684人になったと発表した。新規感染者は全員マレーシア人で、3人がカタール、トルコ、オマーンからの帰国者。2人はサバ州コタキナバルにある「クイーン・エリザベス病院」で感染が確認された国内感染者だった。また新たに9人が退院し回復者数は8,446人に増加した。死者数は20日連続でゼロだった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は、2日に確認されたマレーシア人国内感染者について、クアラルンプール(KL)のブキビンタンのクラスタに関連していると明らかにした。
保健省は304人(うち204人が外国人)の検査を行い、陰性だった293人を検疫センターに隔離。その後2度目の再検査で1人が陽性であることを確認した。隔離措置を取っていたため、2次感染が発生する可能性は低いという。同クラスタの感染者数は11人(うち10人がバングラデシュ人、1人がマレーシア人)に上り、うち2人が治癒した。感染源については調査中。
MM2H申請手続き、7月6日から入管が担当

【クアラルンプール】 出入国管理局は、観光芸術文化省が主導してきた外国人の長期滞在を奨励する「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」プログラムについて、7月6日からは同局が全面的に取り扱うと発表した。
これまではプログラムの新規申請や更新については観光芸術文化省が受け付け、出入国管理局に回されてパスポートにステッカーが貼られることになっていた。今後はプトラジャヤの出入国管理局本部に出向いて申請する必要がある。海外にいるビザ保有者がマレーシアに戻るための申請のみ観光芸術文化省が受け付けるという。
MM2Hプログラムの申請代行業者によると、観光芸術文化省の申請センターが最近になって閉鎖され、新規申請が出来ない状態になっている。今後の取り扱いに関しては後日発表されると通知されたという。
外国人移民向けの情報提供などを行なっているザ・エクスパット・グループ(TEG)のアンドリュー・デイビソン最高経営責任者(CEO)は、最近では申請の90%が却下されていたが、申請センターの閉鎖により申請自体がまったく出来ない状態になっていると述べていた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、7月1、2日)
新型コロナ感染者が新たに3人、入院中感染者数は85人に減少
【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は2日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から3人増えて8,643人になったと発表した。
新規感染者のうち1人は海外で感染し帰国したマレーシア人。2人は国内で感染したマレーシア人と外国人だった。また新たに62人が退院し回復者数は8,437人に増加。これにより入院中の感染者数は85人となった。死者数は19日連続でゼロだった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は1日、同日の新規感染者において国内感染者がゼロだったことを受け、「新しいミッションは向こう28日間において国内感染者数ゼロを維持することだ」と言明。国民全員が標準運用手順(SOP)を順守し続ければ、同ミッションを達成できると確信していると主張した。
7月1日から更なる規制緩和、水上パークやスパなどが再開
【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 復興のための行動制限令(RMCO)への移行に基づき、7月1日から新たに水上テーマパークや映画館、スパなどの営業再開が標準的運用手順(SOP)の遵守を条件に認められた。
クアラルンプール(KL)の「KLタワー」やペナン州テルクバハンの「エスケープ」は7月1日に営業を再開。一方、準備が必要だとしてサンウェイ・グループが運営するセランゴール州スバンの「サンウェイ・ラグーン」は4日から、ブロック玩具のテーマパーク「レゴランド」は10日にそれぞれ遅れて再開する。
シネコン運営のゴールデン・スクリーン・シネマ(GSC)とタンジョン・ゴールデン・ビレッジ(TGV)は1日に映画上映を再開した。
スポーツジムやスパの営業も認められたが、SOPが明確でないことと準備に時間を要することから一部のスパは営業再開を先延ばしにしている。「マンダリン・オリエンタルKL」のスパはSOPの詳細を得るまで再開を控えるとしており、当面マッサージは行なわないとしている。「シャングリラ・ホテルKL」内のスパは7月下旬に再開を目指すとしている。
首都圏で展開する「sifuリフレクソロジー」は7月1日に再開し、SOPを遵守しながらマッサージを含むすべてのサービスを行なうとしている。
小学校については、7月15日と22日に二段階に分けて再開するよう教育省が各州の教育局に通達を出したもよう。「東方日報」によると、7月15日に小学5、6年生、7月22日に1—4年生で授業再開する見通しだ。
タイ・シンガポールとの国境規制、さらに緩和へ
【クアラルンプール】 マレーシア政府は6月30日、シンガポールおよびタイとの国境閉鎖措置を緩和すると発表した。
イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)によると、ペルリス州パダン・べサルとケダ州ドリアン・ブルンにある出入国・通関・検疫・保安(ICQS)複合施設でそれぞれの国境の解放が再開するが、入国可能な車両は貨物および商用車に限定される。
なお、シンガポールからの帰国を希望するマレーシア人は、入国時に義務付けられていた渡航許可である「マイパス(MyPass)」への申請が不要となる。詳細は近く発表する予定だ。
イスマイル上級相は同日、復興のための行動制限令(RMCO)下において規制に違反したとして39人を拘束し、うち36人に罰金を科したと明らかにした。14人が社会的距離を遵守せず、5人はパブやナイトクラブにいたため拘束したと説明。また標準的運用手順(SOP)に順守していなかった5カ所の建設現場に警告を発したと述べた。
海外からの帰国者については、インドネシア、シンガポール、エジプト、カタール、オランダから帰国した456人、ジョホール州を経由し入国した161人のマレーシア人に対し、自宅での自己隔離措置を命じていると言明。自宅隔離の対象者1,006人は規則を遵守しており、違反者は出ていないと明らかにした。
(フリー・マレーシア・トゥデー、6月30日)
新型コロナ感染者が新たに1人、国内感染者はゼロ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は1日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から1人増えて8,640人になったと発表した。新規感染者は海外で感染した帰国者で、国内感染者はゼロだった。
また新たに21人が退院し回復者数は8,375人に増加した。死者数は18日連続でゼロだった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は6月30日、復興のための行動制限令(RMCO)が施行されてから21日間で感染者数が303人に止まったとした上で、事態は終息しておらず警戒を解くことのないよう警鐘を鳴らした。国民は同省が定める標準的運用手順(SOP)を引き続き遵守する必要があると強調した。
新型コロナ感染者が新たに2人、うち1人が国内感染者

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6月30日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から2人増えて8,639人になったと発表した。
新規感染者のうち1人は海外から帰国しクアラルンプール国際空港で感染が確認されたマレーシア人。もう1人はサバ州で感染したマレーシア人だった。また新たに20人が退院し回復者数は8,354人に増加した。死者数は17日連続でゼロだった。
サバ州サンダカンのセントラルマーケットに勤務する従業員が新型コロナに感染したことを受け、サンダカン市議会のウォン・フーティン会長は29日、14ー28日間において同マーケットを訪れた人々に対し、「ケント公爵夫人病院」またはサンダカンの医療クリニックにて検査を受けるよう呼び掛けた。サンダカンは2カ月間、感染者数ゼロのグリーンゾーンに指定されていた。
PCR検査不要の日本人、入国時の抗原検査は120リンギ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省は、マレーシア入国時に実施される新型コロナウイルス「Covid-19」感染検査の検査料に関する新たな規則を発表した。6月29日付けで検査内容によってマレーシア国民は30—150リンギ、外国人は60—250リンギとなる。
6月26日に発表した新規則では、感染検査は入国審査の前に行なわれるが、どの検査を受けなければならないかは保健省事務次官が決定するとしている。
検査料は、クイック抗体検査の場合は30リンギ、クイック抗原検査の場合は60リンギ、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の場合は150リンギ。外国人の場合はそれぞれ60リンギ、120リンギ、250リンギとなっている。
在マレーシア日本大使館は、入国資格のある日本人駐在員および家族のマレーシア入国に際しては、日本国籍者について出国3日前のPCR検査受診及び陰性結果の提示が不要であることを保健省から確認をとったとしている。
大使館によると、PCR検査を受けていない日本国籍者は「PCR検査陰性結果がない者」として扱われ、マレーシア到着時に抗原検査受診が求められる。抗原検査陰性だった場合は14日間の自宅隔離となるが、陽性だった場合は病院に直行することになる。陰性だった者は、リストバンドを装着して生活し、13日目に改めて抗体検査を受け、陰性だった場合は結果を通知した上でリストバンドを除去し隔離が終了する。