新型コロナの感染者数は5439人、基本再生産数が1.15に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は28日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は5,439人だったと発表した。5,000人を超えるのは12月10日以来。累計感染者数は285万408人となった。
27日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,570万7,708人で、接種率は78.7%だった。18歳以上の成人接種者数は2,292万1,716人で、接種率は97.9%。ブースター接種完了者は1,153万1,403人で、接種率は35.3%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.15に上昇。1.00を上回ったのはセランゴール州、サバ州、ペナン州、ジョホール州、クランタン州、マラッカ州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、ケダ州、パハン州だった。最も高いのはネグリ・センビラン州で1.21となっている。
27日には4,409人が回復し、累計治癒者は277万663人。死者数は10人増え、累計で3万1,940人となった。アクティブ感染者は、前日から1,020人増え4万7,805人。うち85.2%が自宅、8.5%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、6.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに22カ所のクラスターが発生。半数超が教育機関で起きたクラスターだった。これまでに確認されたクラスターは6,371カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は274カ所に増えた。

全成人対象の予約なし追加接種、首都圏で開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの予約なし追加接種が27日、18歳以上の成人すべてを対象に首都圏クランバレーのワクチン接種センター(PPV)4カ所で開始された。60歳以上の高齢者向けの予約なし接種は19日からすでに開始されている。
予約なし接種を受け付けているのは▽ワールド・トレード・センター(クアラルンプール)▽アシアタ・アリーナ(ブキジャリル)▽アイデアル・コンベンションセンター(シャアラム)▽創価学会ホール(クラン)ーーの4カ所。追加接種に使われるのはアストラゼネカ製だが、妊娠中の女性やアストラゼネカに禁忌のある人など特定の個人で希望する人はファイザー製ワクチン接種も受けられる。

2022年1月25日時点で、マレーシアでは成人人口の47.5%に当たる1,111万9,363人が追加接種を済ませており、首都圏は68.2%が終えている。州別ではサラワク州の接種が最も進んでおり、69.5%に上っている。
なお少なくとも1回の接種を終えた成人は全体の99.1%に当たる2,319万6,650人、2回目の接種を済ませた人は同97.9%に当たる2,291万8,854人に上っている。

オミクロン感染者数、今後も増加続く=保健相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は、新型コロナウイルス「Covid-19」オミクロン株の感染拡大がマレーシアでもすでに始まっており、新規感染者数が今後も増加するとの見通しを示した。
新規感染者数は今年年頭は3千人以下だったが、1月21日に4千人を突破、26日には4,744人となっている。カイリー保健相はワクチン接種率が高いため感染拡大が抑制されており、カテゴリー3、4、5に当たる重症化するケースも減っていると指摘した上で、マスクを着用を徹底し国民皆でコロナに打ち勝とうと呼びかけた。
保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、25日までに国内で確認されたオミクロン株による感染者は601人で、23日以降、新たに162人の感染が確認された。
■子供のワクチン接種しなくても制限課さず■
カイリー保健相は、2月3日に開始される5—11歳の子供を対象としたワクチン接種プログラム「PICKids」に言及。子供のワクチン接種は任意であるため、接種しない子供に対してワクチンを接種しない成人のように行動制限が課されるようなことはないと述べた。
「PICKids」による接種予約受付システムは近く稼働開始する見込みで、2月初旬の接種開始が予定されている。保健省は接種開始から2カ月内に70%の1回目接種、6カ月内に80%の2回目接種を目標に掲げている。

新型コロナの感染者数は5439人、基本再生産数が1.13に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は27日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は5,439人だったと発表した。5,000人を超えるのは12月10日以来。累計感染者数は285万408人となった。
26日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,570万4,857人で、接種率は78.7%だった。18歳以上の成人接種者数は2,292万175人で、接種率は97.9%。ブースター接種完了者は1,132万7,531人で、接種率は34.7%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.13に上昇。1.00を上回ったのはセランゴール州、サバ州、ペナン州、ジョホール州、クランタン州、マラッカ州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、ケダ州、パハン州、ペラ州だった。
26日には3,646人が回復し、累計治癒者は276万6,254人。死者数は12人増え、累計で3万1,930人となった。アクティブ感染者は、前日から1,086人増え4万6,785人。うち84.2%が自宅、9.4%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、6.2%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに21カ所のクラスターが発生。うち13カ所が教育機関、5カ所が職場、2カ所がコミュニティ、1カ所が高リスクグループで起きたクラスターだった。州・地域別では、セランゴール州で6カ所、サバ州とクランタン州で3カ所、ジョホール州、ペナン州、パハン州で2カ所、KL、ペラ州、ケダ州で1カ所確認した。これまでに確認されたクラスターは6,349カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は259カ所に増えた。

教育機関でクラスター数が4倍、オミクロン新規感染162人

【ペタリンジャヤ】  保健省のノール・ヒシャム事務次官は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症について、1月第3週に教育機関でのクラスターが4.13倍に増加したと発表した。
ノール氏によると、新規クラスターは▽教育機関(62件)▽職場(18件)▽高リスク場所(4件)▽コミュニティ、拘置所、海外からの渡航(各1件)ーーで確認された。現在感染者が出ているアクティブなクラスター数は合計225となり、第2週と比較して27.8%増加したという。
ノール氏は、教育機関では異なる環境の人々が同じ場所に集まっていることから、教育機関のクラスターがさらなる感染拡大を引き起こす可能性が高いため、非常に憂慮すべきことだと述べた。一方、1月第3週の低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)の使用率は第2週に比べ増加したものの、医療機関、集中治療室(ICU)ともに療養者数は減少し、呼吸補助が必要な患者数の変化はなかったという。
オミクロン株については、23日以降、新たに162人の感染者が確認された。最も多かったのはセランゴール州の59人で、次いで、▽クアラルンプール(39人)▽ケダ州(13人)▽ネグリ・センビラン州(10人)▽クランタン州(10人)▽ジョホール州(8人)▽パハン州(6人)▽ペラ州(5人)▽ペナン州(4人)▽マラッカ州(2人)▽ペルリス州(2人)▽サバ州(2人)▽トレンガヌ州(1人)▽プトラジャヤ(1人)ーーが続いた。
これにより、国内でのオミクロン株感染者数は累計601人となった。
世界保健機関(WHO)の分類で「懸念される変異株(VOC)」とされる他の変異株についても、デルタ株6,188人、ベータ株233人、アルファ株14人がこれまで国内で確認されており、国内のVOC感染者の合計は7,036人。警戒レベルが低い「注目すべき変異株(VOI)」感染者も20人確認されている。
(ザ・スター、フリー・マレーシア・トゥデー、1月25日)

新型コロナの感染者数は4744人、ブースター接種率は34%に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は26日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,744人だったと発表した。累計感染者数は284万4,969人となった。
25日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,570万2,311人で、接種率は78.7%だった。18歳以上の成人接種者数は2,291万8,854人で、接種率は97.9%。ブースター接種完了者は1,111万9,363人で、接種率は34.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.09で前日と変わらなかった。1.00を上回ったのはセランゴール州、サバ州、ペナン州、ジョホール州、クランタン州、マラッカ州、クアラルンプール(KL)、ネグリ・センビラン州、ケダ州、パハン州、ペラ州だった。
25日には3,559人が回復し、累計治癒者は276万2,608人。死者数は6人増え、累計で3万1,918人となった。アクティブ感染者は、前日から491人増え4万5,699人。うち84.3%が自宅、9.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、6.2%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに13カ所のクラスターが発生。うち9カ所が教育機関、3カ所が職場、1カ所がコミュニティで起きたクラスターだった。州・地域別では、ジョホール州で4カ所、ペラ州、クランタン州で2カ所、ケダ州、パハン州、セランゴール州、サバ州、ネグリ・センビラン州で1カ所確認した。これまでに確認されたクラスターは6,328カ所と

新型コロナの感染者数は4066人、基本再生産数が1.09に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,066人だったと発表した。累計感染者数は284万225人となった。
24日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,569万6,444人で、接種率は78.7%だった。18歳以上の成人接種者数は2,291万7,313人で、接種率は97.9%。ブースター接種完了者は1,090万6,259人で、接種率は33.4%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.09に上昇。1.00を上回ったのはセランゴール州、ペナン州、ジョホール州、クランタン州、マラッカ州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、ケダ州、パハン州、ペラ州だった。
24日には3,116人が回復し、累計治癒者は275万9,049人。死者数は10人増え、累計で3万1,902人となった。アクティブ感染者は、前日から88人増え4万5,208人。うち83.6%が自宅、10.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、6.1%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに9カ所のクラスターが発生。うち5カ所が教育機関、4カ所が職場で起きたクラスターだった。州・地域別では、クランタン州、ケダ州、KLで2カ所、ジョホール州、マラッカ州、パハン州で1カ所確認した。これまでに確認されたクラスターは6,315カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は234カ所に減った。

新型コロナの感染者数は3214人、基本再生産数が1.08に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,214人だったと発表した。累計感染者数は283万6,159人となった。
23日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,569万6,249人で、接種率は78.7%だった。18歳以上の成人接種者数は2,291万5,836人で、接種率は97.9%。ブースター接種完了者は1,070万1,460人で、接種率は32.8%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.08に上昇。1.00を上回ったのはセランゴール州、ペナン州、ジョホール州、マラッカ州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、ケダ州、パハン州、ペラ州だった。
23日の新規陽性者数は3,856人。2,814人が回復し、累計治癒者は275万5,933人。死者数は9人増え、累計で3万1,892人となった。アクティブ感染者は、前日から1,033人増え4万5,120人。うち83.1%が自宅、10.3%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、6.3%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに13カ所のクラスターが発生。うち12カ所が教育機関で起きたクラスターだった。州・地域別では、クランタン州で5カ所、セランゴール州、ジョホール州で2カ所、ペラ州、パハン州、ペナン州、ネグリ・センビラン州で1カ所確認した。これまでに確認されたクラスターは6,306カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は235カ所に増えた。

施設立ち入りの際の体温測定、近く不要に=カイリー保健相

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は20日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大防止のために公共施設に立ち入る際に義務付けている体温測定について、近く標準的運用手順(SOP)から削除する方針だと明らかにした。
ウイルス拡散防止効果が認められないとの知見を受けたもので、入構者が記入する記録簿の設置義務付けについても同様に削除する方針。できるだけ早く国家安全委員会(NSC)にSOP改正を諮る。
カイリー氏は、最近の新規感染例においては圧倒的に無症候または軽度の症状であることから、体温測定が拡散を防ぐための効果的な手段になっていないと指摘。スマートフォンの追跡・情報アプリ「MySejahtera」によるチェックで十分だとした。同様に記録簿についても不要になるとした。
その上でカイリー氏は、体温測定や記録簿設置が不要になった場合でも、引き続き「MySejahtera」によるワクチン接種確認は必要だとし、入構の際には濃厚接触者を検出する新機能「MySJTrace」をオンにすることが望ましいとした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、1月21日、マレー・メイル、1月20日)

渡航者の隔離期間を5日に短縮、ワクチン追加接種を条件に

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は20日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大を防ぐために海外からの渡航者に課せられている隔離期間について、24日付けでワクチンの追加(ブースター)接種を条件に現在の10日間から5日間に短縮すると発表した。
海外からの渡航者は、成人・子供を問わず、3カテゴリーに分類され、カテゴリーごとに異なる隔離期間が設けられる。全員が「出発の2日前」および「到着時」の2回RT-PCR検査を受け、ともに結果が陰性である必要がある。
ワクチン追加接種済の場合は、隔離期間は5日間となり、4日目にRT-PCR検査、あるいは5日目に医療従事者による抗原迅速(RTK-Ag)検査を受ける。ワクチン2回接種を完了している場合は、隔離期間は7日間となり、5日目にRT-PCR検査、あるいは7日目に医療従事者によるRTK-Ag検査を受ける。ワクチン接種が不完全あるいは未接種の場合は、隔離期間は10日間となり、8日目にRT-PCR検査、あるいは10日目に医療従事者によるRTK-Ag検査を受ける。
また、これまで海外からの渡航者に着用が義務付けられていたピンクのリストバンドは廃止される。代わりに渡航者はデジタル在宅監視命令(HSO)の下に置かれることになり、高リスク国からの入国の場合には、自宅隔離の際にデジタル追跡装置の着用が義務付けられる。
カイリー氏は、他国のデータ、科学、経験に基づき隔離措置を再評価し、今回の変更を行なったと述べた。
(エッジ、フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、1月20日)