【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 英国の世論調査会社「YouGov」がマレーシアのフルタイム労働者665人を対象に実施した調査によると、回答者の4分の1は新型コロナウイルス「Covid-19」の大流行下において失業や仕事の不安を感じていることがわかった。新型コロナ流行前より5%増えた。
失業や仕事について19%が「やや不安」、6%が「非常に不安」と回答。57%は「安心している」、18%は「どちらでもない」と答えた。中所得者(世帯の収入月額が4,000ー7,999リンギ)は64%が仕事に対して安心感を感じており、低所得者(同4,000リンギ未満)の53%を上回った。
失業に対してのストレスについては、92%が「感じる」、8%が「まったく感じない」と回答。ストレスを感じると答えた者の47%は「やや感じる」、23%が「非常に感じる」または「少し感じる」と答えた。失業した場合に現職と同様の賃金や手当で他の仕事を見つけることができると考えているのは7%に止まり、71%が「難しい」、 40%が「やや難しい」、31%が「非常に難しい」、18%が「分からない」と回答。新しい仕事を見つけるまでの期間について18%は「3ー6カ月」、23%は「6カ月ー1年」、15%は「1年以上」、15%は「分からない」と回答した。
現在の役職・職種で他の仕事に就けるが現行の賃金より安くなる場合、41%は「マイナス20%まで受け入れる」、20%が「マイナス21ー40%まで受け入れる」、13%が「マイナス40%以上でも受け入れる」と回答。26%は「受け入れない」と答えた。また、男性(23%)よりも女性(29%)の方が賃金のカットを受け入れる姿勢であることが分かった。