【ペタリンジャヤ】経済力のある外国人が長期滞在を認められるマレーシ・マイセカンドホーム(MM2H)計画について、ナンシー・シュクリ観光芸術文化相は、コンサルティング会社に委託した見直し作業は終わっており、閣議の了承を待って凍結を解除すると発表した。
政府は昨年中頃、MM2H計画を凍結しビザ(査証)申請の受理を停止した。安全保障上の見直しが必要になったためで、シュクリ氏は「入管が安全保障の観点から関心を持っている。MM2H計画の実施には慎重さが必要だ」と述べた。
MM2Hの導入は02年で、これまでに4万人余りが長期滞在ビザを取得した。政府は新たなMM2H計画を20年末に発表する予定だったが、今年3月に延期した。
申請代行業者の団体、MM2Hコンサルタント協会のアンソニー・リュー会長は、詐欺的申請が過去にあったことを指摘。「善良な申請者のみ受け入れたい」と語った。
(ザ・スター、3月26日)