【クアラルンプール】 6月10日付けで発令された復興のための行動制限令(RMCO)によって規制が大幅に緩和されたことから、ようやく廉価ホテルに予約が入り始めた。
予約の大多数がポートディクソン、ゲンティン・ハイランド、キャメロン・ハイランドなどのリゾート地で、クアラルンプール(KL)や小都市ではまた予約が少ないという。
廉価ホテル協会のエミー・スラヤ・フセイン会長によると、まだ予約件数自体は少ないものの顧客からRMCOにおける標準的運用手順(SOP)や料金に関する問い合わせが増えている。野外アクティビティやスイミングプールの再開状況、レストランの食事提供に関する質問も多いという。RMCOでは国内旅行が解禁されたが、ホテルはパックされた食事のみしか提供できないことになっている
国境閉鎖状態が続いているためインバウンドが期待できないことから、政府は観光業界に国内旅行売り込みに注力するよう呼び掛けている。RMCOは8月31日まで。
廉価ホテルに分類されるのは3つ星以下で、宿泊料は1室50—180リンギとなっている。
(フリー・マレーシア・トゥデー、7月3日)