【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相は21日、6州と連邦直轄地を対象に1月13日付けで発令していた行動制限令(MCO)の第二弾、「MCO2.0」について、2月4日まで延長すると発表した。

 延長となるのは、最初にMCO2.0が発令された▽ペナン▽セランゴール▽ジョホール▽クランタン▽サバ▽マラッカ▽連邦直轄地(クアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアン)――。当初の予定では2週間後の1月26日までとなっていたが、これらの地域のほとんどがレッドゾーンに指定されており、新規感染者数もいまだ増加傾向にあることから更なる規制が必要と判断した。

 サブリ上級相はまた、MCO2.0指定地域における食料品店や食店のテイクアウトやデリバリーの営業について、22日より午後10時までの営業を認めると発表した。これまでは午後8時までの営業に制限されており、飲食業界からやっていけないとの不満の声があがっていた。なお飲食店の店内飲食については引き続き禁止される。