【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンを米ファイザーに追加注文し、人口の半分をカバーする合計3,200回分のワクチンを確保すると述べた。すでに確保済みのファイザー製ワクチンはすべて年内に受領する見込みだ。
カイリー氏は、受領が今年第4四半期になるとみられるジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)とのワクチン調達交渉を中止して、早く調達できる中国・康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)に切り替える方向で検討していることを明らかにした。カンシノ製ワクチンもJ&J製ワクチンと同じく1回の接種で済むとされる。
カイリー氏はまた、先ごろマレーシア国家医薬品管理局(NPRA)から仮承認を受けた中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンについて、同氏が接種第1号になる予定だと述べた。マレーシア政府は、米ノババックス製ワクチンの購入についても協議を行なっているという。