【セパン=マレーシアBIZナビ】 アズミン・アリ上級相(通産相兼任)は23日、商談を目的とした外国人出張者の出入国を円滑に行うために、クアラルンプール新国際空港(KLIA)に「ビジネス・トラベラーズ・センター(BTC)」を開設したと発表した。
BTCの設立は、ビジネスを目的とした外国人の出入国を容易にするためのワンストップ・センター(OSC)イニシアチブの主要な政策の一つとなっている。リアルタイムRT-PCR法による新型コロナ「Covid-19」感染症の検査などのシームレスなファストトラック・サービスを提供する。検査の結果は3時間以内に出るという。
マレーシアでは短期出張者として、感染予防のための標準的運用手順(SOP)を順守を条件に、14日間以内の外国人の滞在を許可している。OSC委員会は、投資を検討する会社からの出張者に関して93件の申請を承認した。見込みの総投資額は150億リンギに上るという。
アズミン大臣は、BTCの設立により、外国企業にとりマレーシアが魅力的な投資先であり続けることを保証し続けることができると言明。経済回復への道を拓くという政府の使命の第一歩となるとした。