【クアラルンプール】スウェーデン系エリクソンによる基盤整備が最近決まった5G(第5世代移動通信)ネットワークの運用は、年内にクアラルンプール、プトラジャヤ、サイバージャヤで開始の予定だ。5G基盤を建設・所有・運営する国営デジタル・ナショナル(DNB)がマレーシアン・リザーブの取材に答えた。
22年末までにセランゴール、ペナン、ジョホール、サバ、サラワク各州の主要5都市・地域においてネットワークを整備し、23年からはほかの17都市で整備し、順次地方に広げる。
5Gサービスの実証試験は19年に通信6社が参加しランカウイ島で行われ、農業、医療、教育、娯楽、都市機能、運輸、観光の各領域で37件の利用法で成果があったという。
5Gネットワークは20年に建設開始の予定だったが、政府が周波数帯割当の決定を覆したため1年間遅れた。
DNBは財務省傘下の特別目的事業体。卸業者として周波数帯を通信事業者に販売する。
(マレーシアン・リザーブ、7月7日)