【クアラルンプール】 イオンビッグ(M)は、来年第1四半期に、面積1,000平方メートルの小型店1号店をオープンする。今後5年をかけて毎年、10カ所オープンする計画だ。
シェイク・ファルーク・シェイク・モハメド最高経営責任者(CEO)によると、首都圏の住宅街での開設に向けて、不動産開発業者と協議を行なっている。
シェイクCEOは、これまでハイパーマーケット事業を主軸としてきたが、過去18カ月で小売業者の販売形態や消費者の購買行動が変化したと説明。顧客は大規模なスーパーに足を運び、数時間かけて買い物したいという気持ちを持たなくなっており、3度目の行動制限令(MCO3.0)以降は近所の小型店舗で必需品を買い求めるようになっているとした。そのような状況を踏まえて正しいコンセプトや店舗の規模の他、小型店での品ぞろえなどについても検討を行っているという。
イオンビッグは現在、ハイパーマーケットを21軒所有している。小型店舗の増設と並行して、来年、2年内に2ー4店舗増設することも計画している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月4日)