【ペナン】 客船事業のゲンティン・クルーズ・ラインズは、国内クルーズの「スター・クルーズ」について、国家安全委員会(NSC)から12月22日付けで運航再開の承認を受けたと発表した。
22日より、ペナン発着の1泊コース「マラッカ海峡」クルーズ、2泊コース「ランカウイ・エスケープ」クルーズを毎週5便運行する。価格は199リンギから。12月中旬に予約を開始する予定だ。マレーシア人に加え、長期滞在ビザ保持者、隔離期間を終えた外国人観光客の利用も可能だが、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの接種完了者のみが対象。乗船当日に客船ターミナルで抗原迅速検査(ART)を受け、検査結果が陰性である必要がある。運航開始から当面は、定員の50%で運航する。
ゲンティン・クルーズ・ラインズは、香港証券取引所上場企業ゲンティン香港の子会社であり、昨年7月には台湾、シンガポール、香港で「ドリーム・クルーズ」の運航を再開している。近い将来、プーケットなどの寄港地を増やし、クルーズ観光産業のさらなる活性化を目指す方針だ。
(マレーシアン・リザーブ、12月6日、エッジ、12月4日、ゲンティン・クルーズ・ラインズ発表資料)