【クアラルンプール】 PLUSマレーシアが運営する高速道路の全料金所において、2022年1月中旬までに無線自動認識(RFID)を導入する。
PLUSの子会社で、「タッチ・アンド・ゴー」や「スマートTAG」などの高速道路における電子料金収受システムのソリューションを開発するテラス・テクノロジ社のアンワル・イシャク最高経営責任者(CEO)によると、各料金所において1ゲート以上でRFIDを使用した料金支払いをできるようにする。自動ナンバープレート認識(ANPR)技術も導入するという。
最高技術責任者のカン・ユージン氏によると、ANPRにより、時速30キロメートルで走行した車両のナンバープレートを自動で読み取り、車両を撮影した映像からナンバープレートの文字や数字をデータ化し、通行料検証センター(TVC)と通信し、利用者に金額を請求し、電子決済することが可能になる。また、高速道路の入り口で混乱が生じても従来のシステムと並行して二重識別することが可能になるため、請求金額の明確化や、誤請求、支払いエラーなどのトラブルを減らすことができるという。
2020年7月よりケダーペナン間の高速道路で実証実験を実施したが、ゲートの通過速度が早くなったことで、渋滞が減った上、アプリの電子マネーで簡単に入金できるため、ゲートで残高不足のためにゲートを通過できずに足止めされるドライバーも減ったという。
(ザ・スター、12月11日、ポールタン、12月13日)