【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局は17日、2021年のマレーシアからの海外直接投資(DIA)は196億7,900万リンギとなり、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大に伴い大幅に減少していた前年(101億7,000万リンギ)からは1.9倍(93.5%増加)となったと発表した。
産業別では、製造業が40.5%と最も多く、80億リンギとなり、前年の17億リンギより増加した。サービス業のシェアは30.3%で60億リンギ(前年51億リンギ)、鉱業・採石業は14.0%で27億リンギ(19億リンギ)、建設業は9.1%で18億リンギ(6億リンギ)、農業が6.2%で12億リンギ(9億リンギ)となり、全ての産業で前年を上回った。
株式・投資信託は61.7%を占める121億リンギで、前年から69億リンギ増えた。残り38.3%を占めた債務証券は75億リンギで、前年から26億リンギ増加した。
上位3カ国は、▽オランダ(65億リンギ)▽カナダ(48億リンギ)▽インドネシア(34億リンギ)ーーの順となった。