【クアラルンプール 】 在マレーシア日本大使館の髙橋克彦大使は、高齢社会対策に関わる経験や専門知識を共有することに高齢化が進む日本は前向きであるとし、マレーシアは日本から学ぶことができると述べた。
髙橋大使は国営ベルナマ通信の本社を訪問。マレーシアでは2040年までに高齢者の占める割合が総人口の35.3%となると予想されており、日本から何を学ぶことができるかと質問を受けた髙橋大使は、日本が培ってきた過去50年間にわたる高齢化問題についての成功や失敗事例を伝えるなどの形で協力することができると思うと述べた。世界銀行の統計も例に挙げて、現在のマレーシアにおける平均余命が日本の1972年頃と同じだとし、一人当たりの国内総生産(GDP)も同じ水準であると言明。マレーシアは順調に成長を続けており、日本が過去40年間の経験を共有することで、マレーシアの高齢化問題を改善することは可能だと思うとした。
また髙橋大使は、5月にイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相が日本を訪問したことや、今年ルックイースト政策(東方政策)40周年を迎えていることについても触れ、両国は優れた関係を築いていると言明。今後は、一方の国が支援して他方が支援されるなどという形に捉われるべきではないとした。
(ベルナマ通信、6月27日)