【クアラルンプール】 マレーシア味の素の第3四半期(2022年10ー12月)の売上高は、前年同期比8.93%増の1億4,617万リンギだったが、純利益は同77.6%減少の230万リンギだった。

マレーシア味の素が24日付けでブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、消費財事業で売上がアップしたが、材料費、人件費、販促費の増加や、ネグリ・センビラン州セレンバンへの工場移転費、120万リンギのイスラム金融費が響き減益となった。

2022年4ー12月の売上高も、消費財事業、産業事業両部門が貢献し前年同期から24.1%増の4億4,583万リンギで、純利益は同87.2%減の439万リンギと増収減益だった。

マレーシア味の素は今後の見通しについて、インフレ圧力、不安定な為替レート、主要原材料価格の高騰により厳しい状態が続くと説明。事業成長を維持するために、今後も売上高の増加やコスト管理の強化に引き続き努め、景気の動向を注視するとした。
(エッジ、2月24日)