【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 不動産情報サービスのライフル(本社・東京都千代田区)は28日、クアラルンプールに新開発拠点「ライフル・テック・マレーシア」を設立したと発表した。海外開発拠点は2017年に設立したベトナムのホーチミンに続く2拠点目となる。

ライフルは世界63カ国でサービスを提供しているが、今後も多様な領域への事業拡大・事業成長を継続するため、グループ全体の開発リソース確保を目的としてマレーシア開発拠点を設立。また、アジア市場にアクセスしやすい位置にあることや、マレーシア政府もIT人材育成に取り組んでいること、日本との時差も1時間と少なく連携がしやすいなどの理由から、現地会社での1年間のトライアルを経て、設立を決定した。

日本国内では人口減少にともないITエンジニアが減少・不足すると見られているが、その中でも開発力を中長期に渡って強化し、スピード感のある開発体制を構築するために、優秀な人材をマレーシアにて確保・増員する計画だ。なお、「ライフル・テック・マレーシア」の代表取締役社長には、元エアロダインジャパン最高技術責任者を務めた松尾直幸氏が就任する。

今後は、本社、ベトナム、マレーシア間の開発拠点の連携を更に強化し、中長期的な開発力の拡大や革新的なプロダクトの開発を進めていく方針だ。