【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)奈良事務所は、南都銀行(本店・奈良県奈良市)と連携し、奈良県産品の海外販路拡大を図るため、マレーシアで初めて奈良食品フェアを開催すると発表した。

開催地はクアラルンプール(KL)の「メルカト・パビリオンKL」とペナンの「TJヘルスフード」の2カ所で、開催日程はそれぞれ11月17日ー11月26日、11月20日ー12月2日(11月26日を除く)。奈良県の食品メーカー3社が試食販売を実施するほか、奈良の歴史的ストーリーと代々受け継がれてきた高品質なモノづくりを現地消費者にPRすることにより、マレーシアへの新規市場参入と販路開拓を目指す。

池利は麺類(素麺、葛きり、はるさめ、スープ素麺)、 ニシキ醤油は、調味料(醤油、ぽんず、麺つゆ、とんかつソース)、やまと蜂蜜は飲料(抹茶ポーション、コーヒーポーション)をそれぞれ出品する。

ジェトロ奈良は、購買力、健康志向・嗜好品需要が高まっているマレーシアについて、自然の素材を活かした高品質なモノづくりを得意とする奈良食品メーカーにとって有望市場だとした上で、KLに加えペナンでもフェアを実施することにより、地方都市への商流拡大を併せて狙うとしている。