【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ファミリーマート(本社・東京都港区)は17日、2019年から進めてきた日本国内店舗への外貨両替機の設置について、2023年12月末時点でコンビニ最多の115店舗に設置を完了したと発表した。

自動外貨両替機の開発に携わるエクステック(本社・東京都港区)の協力を得て展開しており、14通貨(紙幣)を日本円に両替することが可能。外国人が両替できるだけではなく、日本人も海外旅行からの持ち帰り外貨の両替に利用できる。

対応通貨は、▽マレーシアリンギ▽米ドル▽ユーロ▽英ポンド▽中国元▽韓国ウォン▽香港ドル▽台湾ドル▽豪ドル▽カナダドル▽シンガポールドル▽タイバーツ▽フィリピンペソ▽インドネシアルピアーー。24時間稼働し、対応言語は、日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語など15カ国語。外貨(紙幣)から円への両替のみに対応している(1万円紙幣、1,000円紙幣、100円硬貨での受け取りとなる)。現時点では、東京、大阪、京都、福岡、北海道の店舗に設置されている。

ファミリーマートによると、14通貨で訪日外国人の95%を網羅し、1台あたりの月間両替額は、インバウンド需要の回復によりコロナ前の2019年に対して120%にまで増加した。

ファミリーマートは、今後も設置を推進し、より多くの顧客に対して外貨両替機サービスを提供していく方針だ。