【クアラルンプール=アジアインフォネット】 株式会社JTB(本社・東京都品川区)は27日、マレーシアの輸入業者やスーパーマーケット、レストランシェフを招いて日本産水産物の試食会をクアラルンプール(KL)郊外の日本食レストランで開催した。

「水産業復興販売加速化支援事業」の一環として株式会社JTBが豪州、メキシコと合わせて開催するもので、同様の試食会をマレーシアで開催するのはこれが初めて。日本の水産加工事業者のサンプル商品を現地に送り、現地シェフがアレンジしたメニューを海外バイヤーに試食してもらい、商品評価、取引希望などについてフィードバックを得ることが目的で、今後の商談継続へ向けた気運醸成を図る。


試食会には18社から18品目が出品された。主な商品は▽殻付きカキ▽蒸しダコ▽蒸しアワビ▽子持ちシシャモ▽サバ▽銀タラ▽ボイルホタテ▽三陸産煮アナゴ▽マダイ――など。日本産水産物購入の可能性のある輸入業者6社、大手高級スーパー「ジャヤグローサー」、ミシュラン・マレーシア掲載店を始めとする一流シェフが招待された。

本事業は、株式会社JTBが、水産庁「令和6年度水産業復興販売加速化支援事業のうち復興加工輸出促進支援事業」の実施主体者として実施。