ゲオ、「セカンドストリート」をセティアアラムに開設へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ゲオホールディングス(本社・愛知県名古屋市)は26日、総合リユースショップ「セカンドストリート」を12月11日にセランゴール州セティアアラムの「ロータスズ・セティアアラム店」にオープンすると発表した。

店舗面積は78坪で、営業時間は10時ー22時。ゲオホールディングスは、2018年6月に「セカンドストリート」のマレーシア1号店をオープン。今回の新店舗開設により、マレーシア国内で直営する店舗数は23店舗となる。

ゲオグループは、セカンドストリートの海外事業を成長戦略の柱の1つと位置づけ、積極的に出店を行っており、12月はマレーシアのほか、台湾で2店舗、タイで1店舗オープンする。

訪韓のアンワル首相、財閥首脳と会談

【ソウル】 韓国を24日から公式訪問したアンワル・イブラヒム首相は日程最終日の26日、同国を代表する財閥の首脳らと懇談。マレーシアへの投資、貿易について話し合った。首脳が表明した対マレーシア投資の合計は328億リンギになるという。同行記者団との会見でアンワル首相が明らかにした。

首相に同行したテンク・ザフルル投資貿易産業相によると、電気自動車・同関連金属、生物薬剤、二酸化炭素回収・貯留、グリーン技術、グリーン水素の分野に投資になるという。

このうち取締役会の承認を得たとして正式発表したのはヒョンデ(現代自動車)で、2025年から5年間で4億7,900万米ドルをケダ州クリム工場の拡充に投じる。

アンワル氏によると、マレーシアから韓国への13億米ドルの輸出も直ちに実現するという。マレーシアで活動している韓国企業は約400社。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ベルナマ通信、11月26日)

外国人居住者、10月末時点で12万人=内務相

【クアラルンプール】 サイフディン・ナスシオン内務相は26日の下院議会質疑の中で、マレーシア国内に外国人居住者(駐在員および起業家)が10月31日時点で12万183人に上り、マレーシアの国内総生産(GDP)の約4.8%にあたる750億リンギ相当の貢献があると述べた。

サイフディン氏は、外国人居住者のGDPへの寄与はマレーシア生産性公社(MPC)による推定値だとした上で、税金に関しても外国人居住者が内国歳入庁(LHDN)に総額1億リンギの所得税を納めていると貢献度を強調した。

サイフディン氏によると、外国人居住者12万183人の64%を5カ国が占めている。トップは中国(2万7,460人)で、以下、インド(2万3,131人)、フィリピン(9,302人)、日本(8,739人)、インドネシア(8,333人)と続く。

なお外国人居住者のカテゴリーに入らないアブラヤシ農園、建設、漁業などで働く低技能の外国人労働者については、258万人の上限までまだ40万人分の枠が不足しているという。
(ザ・スター電子版、マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、11月26日)

JTBが日本産水産物試食会、ミシュランシェフら招待

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 株式会社JTB(本社・東京都品川区)は27日、マレーシアの輸入業者やスーパーマーケット、レストランシェフを招いて日本産水産物の試食会をクアラルンプール(KL)郊外の日本食レストランで開催した。

「水産業復興販売加速化支援事業」の一環として株式会社JTBが豪州、メキシコと合わせて開催するもので、同様の試食会をマレーシアで開催するのはこれが初めて。日本の水産加工事業者のサンプル商品を現地に送り、現地シェフがアレンジしたメニューを海外バイヤーに試食してもらい、商品評価、取引希望などについてフィードバックを得ることが目的で、今後の商談継続へ向けた気運醸成を図る。


試食会には18社から18品目が出品された。主な商品は▽殻付きカキ▽蒸しダコ▽蒸しアワビ▽子持ちシシャモ▽サバ▽銀タラ▽ボイルホタテ▽三陸産煮アナゴ▽マダイ――など。日本産水産物購入の可能性のある輸入業者6社、大手高級スーパー「ジャヤグローサー」、ミシュラン・マレーシア掲載店を始めとする一流シェフが招待された。

本事業は、株式会社JTBが、水産庁「令和6年度水産業復興販売加速化支援事業のうち復興加工輸出促進支援事業」の実施主体者として実施。