マレーシア航空、21日まで日本路線のキャンペーン実施

【クアラルンプール】 マレーシア航空は、7―21日まで日本路線を対象にしたキャンペーン「JPグローバル・エコノミークラス・キャンペーン」を実施している。

対象は、東京(成田)と大阪(関西)発着マレーシアおよびマレーシア以遠のビジネスクラスとエコノミークラスの片道と往復航空券。ただし、マレーシア行きのエコノミークラスは往復航空券のみとなる。対象出発期間は2026年3月31日まで(年末年始などの除外日あり)。

往復最低運賃(燃油サーチャージ・諸税込み)は、エコノミークラスの東京―クアラルンプール9万4,260円、大阪―クアラルンプール8万3,930円。
(トライシー、7月7日)

ハイアットリージェンシーが来月KLで営業開始、設計は隈研吾

【クアラルンプール】 米ハイアットホテルズアンドリゾーツは8月26日、クアラルンプール(KL)の複合ビルKLミッドタウンに整備したホテル「ハイアットリージェンシークアラルンプール・アットKLミッドタウン」を開業する。クアラルンプールにおけるハイアットグループのホテルはこれが7軒目。「和の大家」と称される日本の隈研吾が設計した。

所在地はマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)の向かい側で、近くにはマレーシア対外貿易開発公社(MATRADE)がある。

ティル・マーティン支配人は「ビジネスとレジャーが融合する活気ある滞在先として、ハイアットリージェンシークアラルンプールはKLにおける接客体験の概念を変え、会議・ライフスタイルの中心地としてのKLミッドタウンの地位向上に貢献する」と述べた。ホテル客室306室とサービス住宅104室で構成する。
(エッジ、7月7日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、7月6日)

ペトロナスがカナダから初のLNG輸出、日本向け

【クアラルンプール】 国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、同社が25%出資するLNGカナダの施設から初めて液化天然ガス(LNG)の積み出しを開始した。貨物は日本向け。

運営主体のLNGカナダは、ブリティッシュコロンビア州キティマトに設立された、LNG輸出ターミナルを建設するための合弁会社で、40%出資するシェルが主導し、三菱商事や中国、韓国のガス会社も出資している。

輸出ターミナルはエネルギー効率の高いガスタービンや、メタンガス漏れを検知・軽減する先端システムを採用。また水力、再生可能エネルギーで主に発電するブリティッシュコロンビア水力発電局(BCハイドロ)から電力供給を受けており、地球温暖化ガス排出が通常のLNGプラントより60%少ない点が特徴だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、チャンネル・ニュース・アジア、ペトロナス発表資料、7月7日)

トランプ大統領が新たに課税措置通知、マレーシアは25%

【ワシントン】トランプ米大統領は7日、書簡をもって貿易相手国に新たな課税措置を通知し始めた。マレーシアからの輸入品については8月1日から25%の関税を課す。

書簡を送付されたのは14カ国で、4月発表の相互関税率から引き上げられたのはマレーシアと日本のみ。通知された関税率は、ミャンマーが40%、カンボジアとタイが36%、インドネシアが32%、韓国が25%

書簡はいずれも英文2ページの文書で、関税率は国ごとに異なるが、ほかの記述は宛先を除き同じ内容だった。

トランプ氏は書簡で、14カ国との貿易赤字を修正するために必要な措置だとした。米国はマレーシアからは電子部品を主に輸入している。

書簡では、相手国が関税を取り払い、非関税障壁をなくせば、内容の見直しを考慮する可能性があるとしている。しかし相手国が関税引き上げの報復に出れば、同率の追加関税を課すとした。
(CNBC、7月7日)