貸金業者やクレジット会社のMCO中の営業を許可

【プトラジャヤ】 住宅地方自治省(KPKT)に登録された貸金業者・クレジット会社について、現在発令中の行動規制令(MCO3.0)第1フェーズ中の営業が許可された。

KPKTによると、6月18日の国家安全保障委員会(MKN)特別会議で営業許可が決定された。営業を希望する業者は、通産省の新型コロナウィルス「Covid-19」情報マネジメント・システム(CIMS)経由で営業許可を申請する必要がある。

例外として、サバ州、サラワク州、ラブアンでは申請先が異なり、それぞれサバ州財務省(KKNS)、サラワク州政府部門、ラブアンコーポレーションに営業許可を申請する必要がある。

貸金業者・クレジット会社向けの標準的運用手順(SOP)も更新されており、顧客との商談時間は午前9時から午後5時まで、店舗に同時入店できるのは2人まで、顧客の来店前予約を推奨、スタッフの60%のみ出社などが定められている。

(ベルナマ通信、6月23日)

9月までに人口の60%にワクチン接種=カイリー担当相

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、9月末までに人口の約60%にワクチン接種を行うことを目標とすると発表した。

カイリー氏によると、6月に1日15万回、7月に1日20万回という接種目標を掲げていたが、6月15日にすでに1日21万5,000回の接種を達成。6月19日の時点で、人口の12.5%にあたる408万人が少なくとも1回接種済、158万人がすでに2回の接種を完了している。7月に1,100万回、8月に1,300万回、9月に800万回の接種を行っていく。

ワクチン接種の加速化のために大規模ワクチン接種センターを増設する。接種人員についても、6月末から7月にかけて、民間の開業医1,000人がワクチン接種を開始することを目標としており、退職した医療従事者やインターン、医学生なども動員する。ワクチン接種センターへ出向くのが難しい人向けのトラックを利用した移動式ワクチン接種会場も稼働させている。

カイリー氏は、先進国からのワクチン寄付に感謝を示しつつも、先進国による買いだめにより発展途上国へのワクチン供給が滞っている問題について、ワクチンの公平性を確保するよう世界銀行に求めた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月23日)

完全ロックダウンの即時終了、経営者連盟が政府に要請

【クアラルンプール】 マレーシア経営者連盟(MEF)は23日に政府に向けて声明を発表し、国内経済と国民の生活にさらなるダメージを与えないよう、6月1日から続いている完全ロックダウン(FMCO)を直ちに終了するよう要請した。

MEFのサイド・フセイン会長は、新型コロナウイルス「Covid-19」対策と国民生活の維持の間に微妙なバランスがなければならないと言明。しかしながら「FMCOの下での標準的運用手順(SOP)を巡る混乱は、すでに深刻な影響を受けている多くの中小・零細企業を殺している」と指摘した。

その上でサイド・フセイン会長は、様々な業界からの報告を引用し「一部の中小・零細企業は回復不能なレベルで苦しんでおり、緊急の支援を必要としている」とし、完全ロックダウンが継続された場合、必需品・サービス以外のセクターは生き残ることが出来ないだろうと述べた

またサイド・フセイン会長は、営業を許可されているセクターでもそれが依存しているサプライチェーンの一部が操業を認められていないため深刻な問題に直面していると指摘。その影響は雇用者だけでなく従業員や家族にも及んでいるとし、速やかに経済活動を再開させるとともに、財政支援を実施することが必要だと指摘した。 (エッジ、6月23日)

新型コロナの新規感染者数は5841人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が5,841人となったと発表した。アクティブ感染者数は6万1,162人で、累計感染者数は71万6,847人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く2,072人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(781人)▽サラワク州(581人)▽クアラルンプール(KL、552人) ▽ジョホール州(346人) ▽ケダ州(271人)▽マラッカ州(247人)▽ラブアン(212人)▽サバ州(203人)▽パハン州(162人)▽クランタン州(135人)▽ペラ州(120人)▽ペナン州(108人)▽トレンガヌ州(29人)▽プトラジャヤ(17人) ▽ペルリス州(5人)ーーが続いた。新たに5,411人が回復し、累計治癒者は65万964人となった。死者数は84人増えて、累計で4,721人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は23日、24カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。

職場では最も多い15カ所のクラスターを確認。またコミュニティで7カ所、透析センターと拘留所でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

州別では、セランゴール州で8カ所、サラワク州で4カ所、KL、マラッカ州でそれぞれ3カ所、ペナン州で2カ所、トレンガヌ州、ジョホール州、ネグリ・センビラン州、パハン州でそれぞれ1カ所発生した。

標準的運用手順に違反、建設現場150カ所に業務停止命令

【ペタリンジャヤ】 建設業開発局(CIDB)は、完全ロックダウンの標準的運用手順(SOP)に違反した建設現場150カ所に業務停止を命じた。

CIDBは、6月1日に完全ロックダウンが開始されて以降、全国の2,423の建設現場を立ち入り検査し、1,977カ所が非稼働であることを確認、150カ所で違反を確認したという。

違反により業務停止が命じられた150カ所のうち、サラワク州が45カ所と最も多く、それに▽セランゴール州(24カ所)▽マラッカ州(16カ所)▽ペナン州(10カ所)▽トレンガヌ州(10カ所)▽サバ州(9カ所)▽ジョホール州(7カ所)▽クアラルンプール(6カ所)▽パハン州(6カ所)▽ペラ州(5カ所)▽ケダ州(4カ所)▽ネグリ・センビラン州(4カ所)▽ペルリス州(3カ所)▽クランタン州(1カ所)——が続いた。

そのうち11カ所がSOPを導入することで再開を許可された。許可されたのは、▽トレンガヌ州(4カ所)▽マラッカ州(3カ所)▽ジョホール州(2カ所)▽ケダ州(1カ所)▽クアラルンプール(1カ所)ーーだった。

ネグリ・センビラン州セレンバンの建設現場では、SOPに違反して60%以上の労働者を現場で働かせていたため、22日直ちに操業停止を命じられた。

(エッジ、6月21日、ザ・スター、6月22日)

ムヒディン首相が早ければ年末の解散・総選挙を検討か

【クアラルンプール】 アブドラ国王の提言を受け早期の国会開催を求める機運が高まる中、少数与党として国会運営で苦しい立場にあるムヒディン・ヤシン首相は、早ければ年末の解散・総選挙を検討している模様だ。

ムヒディン首相が党首を務める統一プリブミ党(PPBM)アイル・ヒタム支部のオスマン・サピアン支部長がマレー語紙「シナル・ハリアン」に語ったところによると、6月16日に開催されたジョホール州支部とのバーチャル会議の中で、ムヒディン首相が示唆したという。

オスマン氏は、来年度予算案が国会に提出された後の11月か12月に総選挙を開催する可能性があるが、国政レベルの予算案承認だけでなく州政府レベルでの予算案承認を待つ必要があると指摘。過去にもそうした例があると述べた。

その上でオスマン氏は、年末年始にはモンスーンのために特に半島東海岸で荒天が予想されるため来年初めになる可能性もあると指摘。また開催条件として、総人口の60—80%が新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンを接種して集団免疫を獲得するか、新規感染者数が大きく減少する必要があると述べた。

現在の野党はムヒディン政権が国会で過半数を掌握できていないと主張。早期の解散・総選挙を求めており、与党連合・国民同盟(PN)に協力する統一マレー国民組織(UMNO)も失地回復が見込めるとして総選挙に前向き姿勢をとっている。 (マレー・メイル、6月22日)

製造業へのワクチン接種を急ぐべき=経済団体

【クアラルンプール】 マレーシア経営者連盟(MEF)のサイド・フセイン会長は、製造業への新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を急ぐべきだと述べた。

保健省のデータによると、6月14—20日の1週間で96の職場クラスターが発生している。同氏によると、製造業や建設業などでは、標準的運用手順(SOP)を遵守しているにも関わらず、外国人労働者を中心に感染が止まらない状況だという。現在の完全ロックダウン(MCO3.0)の状況でも、必需産業として17の経済セクターが営業を許可されているため、現場仕事を行なっている従業員に対し優先的にワクチン接種を行なうべきだと主張した。

6月21日時点で合計69万9,281人の外国人労働者が検査を受け、1万354人が陽性と判定されている。新規感染者数は過去2週間で減少傾向にあるが、職場での感染により新規クラスターが増加している。職場のうち製造業が最も多く、9万5,156件の感染例、639のクラスターが発生している。

同氏は、官民連携ワクチン接種プログラム(PIKAS)などによりワクチン接種数が増加していることを評価しつつも、変異株の世界的な流行などによりワクチン供給量が不安定であるため、政府に対し、他国に頼らずワクチンを長期的に安定供給する国立ワクチンセンターを早急に設置するよう求めた。

(マレーシアン・リザーブ、6月22日)

中国カンシノ製ワクチン、7月末までに供給開始予定

【クアラルンプール】新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が製造しているワクチンについて、7月末にも1回目の供給が行われる見通しだと明らかにした。

カイリー大臣は、詳細を調整中であると説明。一方で米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンについては、ワクチンを公平に分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて供給されることが決まっているが、COVAXからまだ日程の通知がないと明らかにした。

保健省は15日、条件付きで両方のワクチンの登録を承認した。

カンシノのワクチンについては、ソリューション・グループが保健省に350万回のワクチンを供給する契約を交わしており、ソリューションは現在、充填・完成させるための施設をクアラルンプールにおいて建設中だ。第3四半期にも1回目の供給を予定している。施設の面積は2万平方フィートで、8月までに稼働を開始する。施設では1カ月当たり350万回分のワクチンを生産できるという

(マレー・メイル、6月22日、マレーシアン・リザーブ、6月21日)

新型コロナの新規感染者数は5244人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は23日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が5,244人となったと発表した。アクティブ感染者数は6万816人で、累計感染者数は71万1,006人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く2,001人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(677人)▽サラワク州(577人)▽クアラルンプール(KL、531人)▽ジョホール州(282人)▽パハン州(245人)▽ケダ州(189人)▽マラッカ州(180人)▽ペナン州(159人)▽サバ州(129人)▽クランタン州(81人)▽ラブアン(77人)▽ペラ州(75人)▽トレンガヌ州(27人)▽プトラジャヤ(13人) ▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに6,372人が回復し、累計治癒者は64万5,553人となった。死者数は83人増えて、累計で4,637人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は22日、21カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。

職場では最も多い13カ所のクラスターを確認。またコミュニティで5カ所、ケアセンターと拘留所、教育機関でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

州別では、セランゴール州で7カ所、KLで4カ所、クランタン州で3カ所、ネグリ・センビラン州とサラワク州でそれぞれ2カ所、ジョホール州、マラッカ州、ケダ州でそれぞれ1カ所発生した。

イオン、マレーシアなどにコロナワクチン接種支援金を寄付

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イオン(本社・千葉県千葉市)は21日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の早期の終息を目指し、マレーシア、ベトナム、インドネシア、タイ、カンボジアの東南アジア諸国連合(ASEAN)各国政府に対し、コロナワクチン接種促進を目的とする支援金として総額3億5,000万円の寄付を実施すると発表した。

イオンは、ASEAN各国の人々の豊かなくらしと持続的な発展に貢献することを目指し、小売、金融、サービスなどの事業を展開している。新型コロナウイルス感染症の拡大が続くASEAN各国では、行動制限や経済活動の停滞が続いていることから、この度の寄付は、各国政府が進めるコロナワクチン接種の促進に活用し、疫病対策と経済回復の一助となることを目的としている。イオンから1億円、ASEAN各国で事業を展開するイオンモール、イオンフィナンシャルサービス、イオンディライトよりそれぞれ6,000万円、公益財団法人イオンワンパーセントクラブより7,000万円を拠出する。

イオンは「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という基本理念のもと、新型コロナウイルス感染症がいち早く終息し、地域全体が安心して平和な日常生活を取り戻すことができるよう、今後もグループを挙げて取り組んでいく方針だ。