予約なしの接種、17日より首都圏在住の60歳以上に解禁

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種の日がまだ決まっていないクアラルンプール(KL)及びセランゴール州在住の60歳以上について、17日より予約なしでの接種を受け付けると発表した。

接種を受けられる場所はワクチン接種センター(PPV)。予約なしに直接PPVに行って接種できるのはあくまで接種日が決まっている人であり、接種日がすでに決まっている人については接種日に行くよう求めている。また居住者であることを証明する書類・証明書類がない場合でも、8月1日以降であれば予約なしで接種が受けられる。

ワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー氏は、首都圏でワクチン接種のスピードアップを図っているとし、KL及びセランゴール州在住の18歳以上については8月1日までに少なくとも1回の接種を行なうことになると言明した。

カイリー氏によると、KL及びセランゴール州の人口は610万人と見積もられているが7月15日時点で350万人がすでに1回目の接種を受けており、25日までにさらに130万人が接種を受ける見通し。残りの130万人については7月26日から8月1日までに1回目の接種を受けることになる見込みだという。

新型コロナの新規感染者数は1万2541人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万2,541人となったと発表した。アクティブ感染者数は11万4,053人で、累計感染者数は89万3,323人となった。
州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,512人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(1,619人)▽クアラルンプール(KL、1,542人)▽ジョホール州(609人)▽マラッカ州(575人)▽ケダ州(458人)▽サラワク州(423人)▽パハン州(382人)▽ペナン州(376人)▽サバ州(326人)▽ペラ州(299人)▽クランタン州(225人)▽トレンガヌ州(102人)▽プトラジャヤ(62人)▽ラブアン(24人)▽ペルリス州(7人)ーーが続いた。新たに6,742人が回復し、累計治癒者は77万2,542人となった。死者数は115人増えて、累計で6,728人となった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は15日、26カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で14カ所、コミュニティで6カ所、拘留所で3カ所、教育機関で2カ所、医療センターで1カ所のクラスターが発生した。
州別では、セランゴール州とジョホール州でそれぞれ7カ所、KLで5カ所、クランタン州、マラッカ州でそれぞれ2カ所、ネグリ・センビラン州、サバ州、サラワク州でそれぞれ1カ所発生した。

セランゴール州の強化制限令も16日で解除、KLなどに続き

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ副首相(兼国防相)は16日、セランゴール州の34の準地区で7月3日より敷かれていた強化行動制限令(EMCO)を同日いっぱいで解除すると発表した。

保健省が行なった新型コロナウイルス「Covid-19」感染状況評価に基づき、国家安全委員会(NSC)特別会議で決定した。これまで禁止されていた半径10キロメートルを超える必需品購入のための外出も認められる。単独でのエクササイズやジョギングも認められる。ただ同州の新規感染者数は前日よりは減ったものの16日も5,512人にのぼっており、依然高い水準にある。

サブリ副首相は前日、クアラルンプール(KL)の9カ所の居住地区に対し16日いっぱいでEMCO指定を解除すると発表しており、セランゴール州の扱いに注目が集まっていた。KLのほかサバ州とパハン州の一部の地区も16日いっぱいでEMCO指定解除されることも発表された。

一方でサバ、ペラ、マラッカ州の一部については、EMCO指定が30日まで延長される。

またサブリ副首相は、パソコン販売及び修理、通信機器販売店、文房具、書店は16日から営業を再開できると発表した。6月1日に発令された完全ロックダウン(FMCO)では、パソコンや情報通信機器の販売・修理については必需品とみなされず営業が禁止されていたが、オンライン学習などのニーズが高まっていることから消費者から営業再開を求める声が上がっていた。

8月初旬にも全国で第2フェーズ移行の可能性=サブリ副首相

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ副首相(兼国防相)は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種が加速すれば、国家復興計画(NRP)第1フェーズにある州・地域も8月初旬までにすべて第2フェーズに移行できる可能性があると述べた。
感染対策が進み、すでに第2フェーズに移行しているのは▽ペルリス▽ペラ▽クランタン▽トレンガヌ▽パハン▽ペナン▽サバ▽サラワク——の8州のみで、セランゴール州やクアラルンプール(KL)は第1フェーズに置かれている。
サブリ副首相は、第2フェーズに移行するための3つの指針のうち、ワクチン接種率についてはすでに総人口の10%を突破してクリアしており、集団免疫を獲得するために順調に進んでいると強調。8月初旬までに国全体が第2フェーズに移行できる可能性があると述べた。
全国のワクチン接種回数は延べ1,200万回を突破しており、約830万人が1回目、380万人が2回目の接種を終えている。
ただ3つの指針のうち、残る新規感染者数を抑えることと集中治療室(ICU)病床使用率を中程度に下げることについては、現時点ではどちらも高水準で推移しており、達成に時間がかかる状況だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、フリー・マレーシア・トゥデー、7月14日)

新型コロナの新規感染者数は1万3215人、3日連続で最多更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は15日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万3,215人となったと発表した。3日連続で過去最多を更新した。アクティブ感染者数は10万8,369人で、累計感染者数は88万782人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く6,120人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(1,603人)▽クアラルンプール(KL、1,499人)▽ケダ州(695人)▽ジョホール州(599人)▽ペナン州(509人)▽マラッカ州(484人)▽サバ州(370人)▽サラワク州(363人)▽ペラ州(344人)▽クランタン州(255人)▽パハン州(222人)▽トレンガヌ州(70人)▽プトラジャヤ(53人)▽ラブアン(26人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに6,095人が回復し、累計治癒者は76万5,800人となった。死者数は110人増えて、累計で6,613人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は14日、26カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で15カ所、コミュニティで7カ所、医療機関で4カ所のクラスターが発生した。
州別では、セランゴール州で6カ所、KLで4カ所、ジョホール州とサラワク州、マラッカ州、ケダ州でそれぞれ3カ所、トレンガヌ州で2カ所、サバ州、クランタン州でそれぞれ1カ所発生した。

感染者急増の原因はデルタ変異株=保健省

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は、ほぼすべての州で検出されている新型コロナウイルス「Covid-19」のデルタ変異株(インド株、B.1.617.2)が、感染者急増の原因の一つであると述べた。今後1-2週間は感染者の増加傾向が続くという。
デルタ変異株は感染力が強く、空気感染する。感染開始時の基本再生産数(R0)は5.8で、100人が感染すると短時間で800人にまで感染が広まる危険がある。同氏は、デルタ変異株は人混みの中で感染が急拡大するため、人混みを避けるよう、また高リスク地域の住民に対してはマスクを二重にするよう求めた
首都圏クランバレーとネグリ・センビラン州では、職場や強化行動制限令(EMCO)発令地域で検査を強化しているため、そちらも新規感染者数増加の一因となっている。
同氏によると、ワクチンは、デルタ変異株にも有効。感染をゼロにするのではなく、感染後の重症化を防ぐ。ワクチン接種済2,779人の医療従事者が感染したケースでは、デルタ変異株とベータ変異株(南アフリカ株、B.1.351)が含まれていたにも関わらず、ほとんどが無症状あるいは入院不要の軽症に収まっている。また、ワクチン接種済で感染した場合、他の人に感染させる可能性も50%程度に抑えられるという。同氏は、感染症拡大に対処するには、ワクチン接種が最善の方法であると述べた。
7月12日には42万1,479回のワクチン接種が行なわれ、1日のワクチン接種回数が40万回を突破。2月下旬にワクチン接種を開始して以来、最多回数となっている。累積接種回数は1,178万8,000回。1回目の接種を受けた人は810万4千人、2回目接種を完了した人は368万4千人となっている。

新型コロナの新規感染者数は1万1618人、2日連続で最多更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は14日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万1,618人となったと発表した。2日連続で過去最多を更新した。アクティブ感染者数は10万1,359人で、累計感染者数は86万7,567人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,051人だった。それに▽クアラルンプール(KL、1,749人)▽ネグリ・センビラン州(1,537人)▽マラッカ州(526人)▽ケダ州(504人)▽パハン州(400人)▽ジョホール州(396人)▽サラワク州(289人)▽サバ州(286人)▽クランタン州(236人)▽ペナン州(210人)▽トレンガヌ州(189人)▽ペラ州(164人)▽プトラジャヤ(40人)▽ラブアン(38人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに6,377人が回復し、累計治癒者は75万9,705人となった。死者数は118人増えて、累計で6,503人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は13日、23カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で13カ所、コミュニティで10カ所のクラスターが発生した。
州別では、ジョホール州7カ所、クランタン州、セランゴール州でそれぞれ3カ所、マラッカ州、トレンガヌ州、ネグリ・センビラン州でそれぞれ2カ所、ペナン州、ペラ州、KL、ケダ州でそれぞれ1カ所発生した。

新型コロナの新規感染者数は1万1079人、過去最多に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は13日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万1,079人となったと発表した。7月10日の9,353人を超え、過去最多を更新した。アクティブ感染者数は9万6,236人で、累計感染者数は85万5,949人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,263人だった。それに▽クアラルンプール(KL、1,521人)▽ネグリ・センビラン州(1,033人)▽ケダ州(497人)▽サラワク州(472人)▽ジョホール州(406人)▽ペラ州(329人)▽マラッカ州(323人)▽パハン州(321人)▽サバ州(239人)▽ペナン州(234人)▽クランタン州(211人)▽トレンガヌ州(93人)▽プトラジャヤ(77人)▽ラブアン(60人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに5,990人が回復し、累計治癒者は75万3,328人となった。死者数は125人増えて、累計で6,385人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は12日、16カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
コミュニティで8カ所、職場で5カ所、医療センター2カ所、高齢者施設で1カ所のクラスターが発生した。
州別では、クランタン州で4カ所、セランゴール州で3カ所、トレンガヌ州で2カ所、サラワク州、パハン州、ペラ州、ジョホール州、KL、ネグリ・センビラン州、プトラジャヤでそれぞれ1カ所発生した。

サラワク州でも規制緩和、第2フェーズに移行

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ副首相(兼国防相)は、国家復興計画(NRP)第1フェーズに指定されていたサラワク州が14日付けで第2フェーズに移行すると発表した。
▽人口10万人当たりの新規感染者数12人以下▽ICU稼働率を中程度に下げるなど公共衛生システムの危機的状況から脱すること▽総人口の10%のワクチン接種完了——の3つの基準を満たしたと判断した。第2フェーズに移行するのは▽サバ▽クランタン▽トレンガヌ▽パハン▽ペナン▽ペラ▽ペルリス——に続いてサラワク州が8州目となる。
サブリ副首相はまた、国家安全委員会(MKN、NSC)が、ショッピングモールや大型スーパーマーケットに入居しているすべての電気通信サービス店の13日からの営業再開を許可したと明らかにした。
一方サブリ副首相は、標準的運用手順(SOP)コンプライアンス監視部署が新たに工場、企業、建設現場など17の施設の閉鎖を命じたことを公表。また新たにパハン、サラワク、ジョホール、サバ各州の一部で強化行動制限令(EMCO)を14日付けで発令すると明らかにした。期限は7月27日まで。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、7月12日)

新型コロナとの戦い、首都圏が焦点に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症拡大を抑制するための戦いは激化しており、人口密度が高く、移動活動が活発な首都圏クランバレーが現在、激戦地になっている。
首都圏では、この2週間、ウイルス拡散を抑制するための厳しい管理体制が敷かれている。検査を強化することで、感染地域を特定し、感染拡大を防ぐ。国内の基本再生産数(R0)が11日、1.13に上昇したが、その中でもクアラルンプール(1.18)、セランゴール州(1.17)と高い数値になっているのは、検査強化によるものだという。
すでに国家復興計画(NRP)の第2フェーズに入った州の医療従事者が、セランゴール州やクアラルンプールのホットスポットに常駐し、首都圏の医療従事者を支援する。ワクチン接種については、セランゴール州は人口が多く、接種数自体は多くても人口比ではまだ低い状態であるため、接種数を増やしていく。
首都圏では、集中治療室(ICU)がキャパシティの上限を超えていることも問題となっている。重症患者であるカテゴリー4と5の患者が回復に長い期間を要していることが原因だという。カテゴリー4では平均治療期間は14-16日、カテゴリー5では19-26日。カテゴリー4は酸素吸入が必要なレベルで、カテゴリー5は人工呼吸器を装着する必要がある。
同氏は、ベータ変異株(南アフリカ株、B.1.351)がほぼすべての州で検出され、すでにコミュニティで広がっていることにも警鐘を鳴らした。ベータ変異株には、既感染者への再感染やワクチンの有効性低下といったリスクがある。変異株の広がりを阻止するため、国境での水際作戦の強化を訴えた。
保健省は、1日あたり30万から40万回分のワクチン接種が可能な体制になったことで、9月から10月初旬までに国民の70%から80%がワクチン接種を受けることになると予測している。国民の50%がワクチンを接種した時点で、ワクチン接種活動の成果が明らかになるという。