新型コロナの新規感染者数は3551人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,551人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万3,762人で、累計感染者数は42万7,927人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,137人だった。それに▽クアラルンプール(KL、477人)▽サラワク州(391人)▽クランタン州(326人)▽ペナン州(305人)▽ジョホール州(258人)▽ペラ州(137人)▽ケダ州(112人)▽パハン州(97人)▽ネグリ・センビラン州(85人)▽マラッカ州(82人)▽サバ州(69人) ▽トレンガヌ州(58人)▽プトラジャヤ(12人)▽ペルリス州(3人)▽ラブアン(2人)ーーが続いた。新たに2,709人が回復し、累計治癒者は39万2,555人となった。死者数は19人増えて、累計で1,610人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は5日、新たに20カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
建設現場やサービス会社、行政センター、工場、飲食店などの職場で8カ所、コミュニティで6カ所、学校・教育機関で4カ所、宗教活動に関連して2カ所のクラスターが発生した。
サラワク州では4カ所、KL、セランゴール州、パハン州、ジョホール州でそれぞれ3カ所、クランタン州で2カ所、ペラ州、マラッカ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。一方で14カ所のクラスターが収束した。

KLやジョホール州でも制限令強化、7日から20日まで

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は5日に声明を発表し、5月7日から20日までクアラルンプール(KL)全域、ジョホール、ペラ、トレンガヌ3州の一部を対象に行動制限令(MCO)を発令すると明らかにした。
対象地域はジョホール州が▽ジョホールバル▽クライ▽コタティンギ——の3地区、ペラ州が▽タイピン▽ラルート・マタン▽セラマ——の3地区、トレンガヌ州がフルベスット準地区を除くベスット地区の14準地区。
KLでは4月1日から27日までに17のクラスターが発生。ジョホール州の3地区はすべてレッドゾーンとなっており、集中治療室の病床は70%埋まっているという。またトレンガヌ州ベスット地区では15のクラスターが発生している。
飲食店や屋台、食品店は午前6時から深夜零時まで営業可能だが、テイクアウトのみ。スーパーマーケット、コンビニ、薬局、給油所は午前6時から午後10時までとなる。
5日は全国で370人が標準的運用手順(SOP)違反で摘発された。最も多かったのは入店登録を行なわなかった(237人)で、これにマスク非着用(60人)、ナイトクラブやパブ出入り(33人)、社会的距離をとらかなかった(22人)と続いた。

新型コロナウイルスとの戦い、変異株が新たな課題に

【ペタリンジャヤ】新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されたが、陽性反応者の数は高水準が続いており、医療の専門家は、変異株の発生でウイルスとの戦いはさらに厳しいものになると懸念している。
「Covid-19ワクチン独立諮問委員会」のアワン・ブルギバ委員長は、変異株は感染力が高い可能性があり、感染者が増えれば入院が必要な人が増え、医療システムにさらに重圧がかかると述べた。
アワン・ブルギバ氏は、DNAの塩基分析(シークエンシング)があまり行われていないことがマレーシアの弱みで、感染の急拡大を引き起こしているのが新たな変異株であるのかの判断ができないと述べた。
その上で、さらに多くの変異株がマレーシアにもたらされる可能性を指摘。外国からの入国者に対する隔離期間を元の14日にもっと早く戻すべきだったと主張した。
(ザ・サン、5月5日)

規制強化のセランゴール州6地区、店内飲食を禁止

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 セランゴール州のアミルディン・シャリ首相は5日に記者会見を開き、6日付けで行動制限令(MCO3.0)が発令される州内6地区を対象に飲食店内での飲食を禁止すると発表した。

店内飲食が新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大の一因となっていると判断した。各ホテルで開催されているラマダン(断食月)ブッフェも禁じられる。ただしテイクアウトは認められる。営業時間は午前6時から深夜零時まで。雑貨店や給油所の営業時間も午前6時から深夜零時までとなる。

また8日からは、州内すべての仮設ラマダン・バザールの営業も禁止する。

アミルディン州首相によると、過去1週間に報告された新規感染者のうち10—15%が職場での感染だった。

MCOの対象となるのは、▽ペタリン▽クラン▽フル・ランガット▽ゴンバック▽セパン▽クアラ・ランガット——の6地区。その他の▽サバク・ベルナム▽クアラ・セランゴール▽フル・セランゴール——の3地区はこれまで通り、条件付き行動制限令(CMCO)に指定される。

セランゴール州教育局は5日、6地区におけるMCO発令をうけ州内のすべての学校のスクールホリデーの日程を2日前倒しすると発表した。すべての学校の休暇は5月6日からハリラヤ明けの16日まで休校となる。当初の予定ではセランゴール州の休暇は5月8日からとなっていた

■濃厚感染の在宅隔離者、近く監視装置装着義務化へ■

イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は4日、濃厚感染者に指定され在宅隔離を命じられた個人について、近く監視装置の装着を義務づける方針であることを明らかにした。監視装置の詳細については明らかにしていない。

新型コロナの新規感染者数は3744人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は5日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,744人増加したと発表した。2日連続で3千人を超えた。アクティブ感染者数は3万2,939人で、累計感染者数は42万4,376人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,548人だった。それに▽クランタン州(480人)▽サラワク州(419人)▽クアラルンプール(KL、313人)▽ジョホール州(292人)▽ペナン州(195人)▽ケダ州(124人)▽ネグリ・センビラン州(76人)▽トレンガヌ州(73人)▽ペラ州(65人)▽サバ州(50人)▽パハン州(49人)▽マラッカ州(43人)▽プトラジャヤ(11人)▽ラブアン(5人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに2,304人が回復し、累計治癒者は38万9,846人となった。死者数は17人増えて、累計で1,591人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は4日、新たに17カ所のクラスターを確認したと明らかにした。

コミュニティで7カ所、職場で5カ所、学校・教育機関で4カ所、宗教の集会で1カ所のクラスターが発生した。ジョホール州で5カ所、サラワク州、クランタン州、ケダ州でそれぞれ2カ所、KL、ペナン州、ラブアン、セランゴール州、ペラ州、サバ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。一方で10カ所のクラスターが収束し、現在感染者を出しているアクティブなクラスターは405カ所となった。

新型コロナの新規感染者数は3120人、再び3千人台に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,120人増加したと発表した。再び3千人台となった。アクティブ感染者数は3万1,516人で、累計感染者数は42万632人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く675人だった。それに▽サラワク州(620人)▽クアラルンプール(KL、408人)▽ジョホール州(336人)▽クランタン州(296人)▽ペナン州(167人)▽ケダ州(155人)▽ペラ州(117人)▽ネグリ・センビラン州(95人)▽サバ州(89人)▽トレンガヌ州(53人)▽マラッカ州(52人)▽パハン州(41人)▽プトラジャヤ(11人)▽ラブアン(5人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに2,334人が回復し、累計治癒者は38万7,542人となった。死者数は23人増えて、累計で1,574人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は3日、新型コロナによる若者の死亡者が増加していると懸念を表明した。3月31日から4月30日までの死亡者の3.7%は25ー34歳、7.45%が35ー44歳、11.2%が45ー54歳だった。
一方でノール氏は、新たに9カ所のクラスターを確認したと明らかにした。コミュニティと職場でそれぞれ3カ所、学校・教育機関で2カ所、拘留所で1カ所のクラスターが発生した。ジョホール州、パハン州でそれぞれ2カ所、マラッカ州、ケダ州、セランゴール州、トレンガヌ州、ペラ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

セランゴール州の6地区、6日から制限令下に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は、セランゴール州の9地区のうち6地区だけを対象に行動制限令(MCO)を発令すると発表した。期間は5月6日から17日まで。

MCOの対象となるのは、▽ペタリン▽クラン▽フル・ランガット▽ゴンバック▽セパン▽クアラ・ランガット——の6地区。その他の▽サバク・ベルナム▽クアラ・セランゴール▽フル・セランゴール——の3地区はこれまで通り、条件付き行動制限令(CMCO)に指定される。

セランゴール州にMCOが発令されるのは、今年1月13日—3月4日の第二次行動制限令(MCO2.0)以来、2カ月ぶりとなる。

新型コロナウイルス「Covid-19」新規感染者が急増していることに配慮した。現在、全州的にMCOが発令されているのはクランタン州のみ。ムヒディン•ヤシン首相は先ごろ、地域を絞って発令する方針を示していた。

■大規模スクリーニング、セランゴール州が実施へ■

セランゴール州政府は、5月8日から6月10日にかけて56ある選挙区ごとに大規模なスクリーニングを実施すると発表した。同州住民は無料で受けられる。毎日2つの選挙区で実施する。8日からはまずカジャンとセメニエで開始する。

アミルディン・シャリ州首相は、症状が出ない感染者「サイレントキャリア」が感染者増加に繋がっていると指摘。高リスクグループに感染させる可能性があるため懸念されると述べた。

変異株、新たに30人の感染を確認=保健相

【クアラルンプール 】 新型コロナウイルス「Covi-19」の変異株について、アダム・ババ保健相は2日、4月24日から5月1日までの陽性検体についてゲノム解析を実施したところ、南アフリカ型変異株(B.1.351)に27人、英国型変異株(B.1.1.7)に3人が感染したことを新たに確認したと明らかにした。
南アフリカの変異種の感染者は最初に感染者が確認されたペラ州とクランタン州の他、セランゴール州でも感染が確認された。
また英国型の変異株の感染者のうち2人がセランゴール州、1人がサバ州で確認された。アダム大臣は、海外渡航歴のない人から変異株の確認がされたことから、国内で感染が起きたということを意味していると述べた。
一方でアダム大臣は、インド型の変異株(B.1.617)もマレーシア国内で初めて確認されたと発表。クアラルンプール国際空港(KLIA)で入国したインド人から検出されたと明らかにした。
変異株の類型感染者は南アフリカの変異種が48人、英国型が8人、インド型が1人、ナイジェリア型 (B. 1.525)が2人となった。
(エッジ、マレーメイル、5月2日)

新型コロナの新規感染者数は2500人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,500人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万753人で、累計感染者数は41万7,512人となった。  州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く637人だった。それに▽クランタン州(401人)▽サラワク州(356人)▽ジョホール州(205人)▽クアラルンプール(KL、200人)▽ペナン州(194人)▽ケダ州(103人)▽ネグリ・センビラン州(97人)▽マラッカ州(95人)▽ペラ州(59人)▽サバ州(57人)▽パハン州(55人)▽トレンガヌ州(38人)▽プトラジャヤ(3人)ーーが続いた。ペルリス州とラブアンはゼロだった。新たに2,068人が回復し、累計治癒者は38万5,208人となった。死者数は18人増えて、累計で1,551人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は2日、新たに11カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
コミュニティで5カ所、学校・教育機関で4カ所、職場(セランゴール州の工場とクラン港のサービスセンター)で2カ所のクラスターが発生した。
サラワク州で4カ所、ケダ州で3カ所、セランゴール州で2カ所、マラッカ州とジョホール州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。一方で新たに10カ所のクラスターが収束した。

14日間の隔離義務化対象国、日本など40カ国に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は4月29日、マレーシア入国時の強制隔離期間を14日間に厳格化する措置の対象国が合計40カ国となったと発表した。

新型コロナウイルス「Covid-19」の変異株の持ち込みを防ぐための措置で、先ごろイスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)が変異株による感染者が発生している▽英国▽南アフリカ▽ブラジル▽日本——などを対象に実施すると発表していた。

先に発表された4カ国のほか、対象となるのはアジア・中東では▽中国▽インド▽フィリピン▽バングラデシュ▽カンボジア▽カンボジア——など9カ国、欧州では▽ドイツ▽フランス▽イタリア▽オランダ▽スペイン▽スイス▽デンマーク▽ベルギー▽ノルウェー——など16カ国、北中南米では▽米国▽メキシコ▽カナダ——など7カ国、アフリカではナイジェリアなど4カ国——となっている。

対象国からの渡航者には、出発3日前のPCR検査受診及び陰性証明取得も義務づけられるほか、到着日を含めて隔離10日目にPCR検査を再度受診するが求められる。またマレーシア入国前に追跡アプリ「MySejahtera」を携帯電話にダウンロードしておく必要がある。

これまで海外からの渡航者に義務づけられていた隔離期間は陰性証明があれば7日間、陰性証明がない場合でも入国できたが隔離期間は10日間となっていた。