ワクチン接種目標、1日15万回に引き上げ

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」のワクチン接種について、アハマド・アムザド・ハシム副科学技術革新相は、1日15万回を目標として、加速化を図ると述べた。
これまでは1日8万回を目標に掲げていたが、先ごろ達成した。ワクチン接種センター(PPV)の増設により、向こう1ー2カ月内に15万回に接種回数を増やすことが可能だという。
プロテクト・ヘルス・コーポレーションによると、セランゴール州のKPJセランゴール・スペシャリスト病院やMSUメディカルセンターなど、ネグリ・センビラン州やサラワク州において12カ所の民間病院に設置されたPPVでワクチン接種プログラムが25日にスタートした。
一方でアハマド副大臣は、集団免疫を出来るだけ早く達成させるために2度目のワクチンの投与を遅らせることを政府に提案することを検討していると述べた。
(マレー・メイル、マレーシアン・リザーブ、5月24日)

 

新型コロナの感染者数、過去最多の7289人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が7,289人となり、過去最多を更新したと発表した。アクティブ感染者数は6万3,458人で、累計感染者数は52万5,889人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く2,642人だった。それに▽ジョホール州(664人)▽クアラルンプール(KL、604人)▽サラワク州(513人)▽クランタン州(425人)▽ネグリ・センビラン州(410人)▽ペナン州(380人)▽ケダ州(336人)▽トレンガヌ州(268人)▽サバ州(266人)▽マラッカ州(258人)▽ペラ州(218人)▽パハン州(211人)▽ラブアン(63人)▽プトラジャヤ(23人)▽ペルリス州(8人)ーーが続いた。新たに3,789人が回復し、累計治癒者は46万62人となった。死者数は60人増えて、累計で2,369人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は24日、1人の患者が何人に感染を広げる可能性があるかを指す基本再生産数(R0)が23日の時点で1.21に上昇し、今年最も高い水準になったと発表。ラブアンが1.76と最も高く、それにペルリス州(1.58)、トレンガヌ州とネグリ・センビラン州(それぞれ1.30)が続いているとした。感染者が最も多いセランゴール州では1.12となっているという。
一方で新たに20カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
職場では最も多い8カ所のクラスターを確認。またコミュニティで6カ所、宗教活動で3カ所、感染すると重症化するリスクが高いグループと教育機関でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。またジョホールバルに海外から寄港した船内でもクラスターの発生を確認した。
州別では、セランゴール州で4カ所、ジョホール州で3カ所、ペナン州、マラッカ州、サバ州、パハン州でそれぞれ2カ所、トレンガヌ州、クランタン州、ラブアン、KL、ネグリ・センビラン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

ファイザー製ワクチン、7月に200万回分が到着予定

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、追加分の200万回分のファイザー製ワクチンが7月に到着する予定だと明らかにした。これにより公的ワクチン接種プログラム(NIP)に基づく接種が加速される見込みだ。
このほか新型コロナワクチンを公平に分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて、新たにマレーシアに55万9,000回分のアストラゼネカ製ワクチンが到着する予定だ。
希望者のみとなっているアストラゼネカ製ワクチン接種第2フェーズの予約受付が、23日正午に開始された。オンライン(http://vaksincovid.gov.my)で登録できる。
第2フェーズの接種は6月7日から7月27日にかけて全国8カ所のアストラゼネカワクチン専用の接種会場(PPVAZ)で実施する予定。準備されているのは124万回分で、60歳以上が対象となる。
PPVAZの設置場所は、▽ペルサダ・ジョホール・インターナショナル・コンベンション・センター(PJICC)▽セティアSPICEコンベンション・センター(ペナン州) ▽ボルネオ・コンベンション・センター・クチン▽ミリ国家青年技術学院(IKBNM)▽マラヤ大学(UM)▽アイディアル・コンベンション・センター(IDCC)シャアラム▽ワールド・トレード・センター・クアラルンプール(WTCKL、旧称プトラ・ワールド・トレード・センター=PWTC)▽マレーシア国民大学(UKM)セランゴール校——の8カ所。
シノバック製ワクチンについては、イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)によると、ファーマニアガ・ライフ・サイエンスにおける準備作業が6月末までに380万回分完了する予定。マレーシアには440万回分がすでに到着しており、これによりシノバック製ワクチンの確保量は合計820万回分となる。

 

2時間の入店時間制限、ランダムチェックを実施へ=国取相

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大防止のため行動制限令(MCO)発令地域を対象に商店での買い物に2時間以内の制限が設けられることに関して、アレクサンダー・ナンタ国内取引消費者行政相は主要小売店でランダムチェックを実施する方針を明らかにした。

ナンタ国取相によると、チェックのために配備できる人員が約2,200人しかいないため、実施対象は主要店に限定される。買物客の入店記録は追跡・情報アプリ「MySejahtera」に残るため、2時間を超えていないかチェックできるという。

入店時間の制限措置は、首相府による21日のMCO強化策発表に続いて、ナンタ国取相が明らかにしていたもの。これを受けてマレーシア・ショッピングモール協会(PPK)は、ショッピングモール側に買物客管理の負担を押し付けるべきでなく、あくまで買物客の自主性に任せるべきと反発していた。

(マレー・メイル、5月24日)

新型コロナの感染者数は6509人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が6,509人となり、過去最多となった前日からは減少したと発表した。アクティブ感染者数は6万18人で、累計感染者数は51万8,600人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く2,049人だった。それに▽サラワク州(530人)▽クランタン州(451人)▽クアラルンプール(KL、468人)▽ジョホール州(468人)▽ペナン州(384人)▽ケダ州(348人)▽ネグリ・センビラン州(329人)▽マラッカ州(329人)▽トレンガヌ州(263人)▽パハン州(257人)▽ペラ州(231人)▽サバ州(184人)▽ラブアン(171人)▽プトラジャヤ(40人)▽ペルリス州(7人)ーーが続いた。新たに3,452人が回復し、累計治癒者は45万6,273人となった。死者数は61人増えて、累計で2,309人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は23日、マスクの着用について、2枚着用することで感染リスクは約85.4%減少させることができるとして、強制ではないが2枚の着用を推奨すると言明。一方で同日の感染者数が過去最高となったと懸念を表明した上で、新たに24カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
職場では最も多い9カ所のクラスターを確認。またコミュニティで8カ所、宗教活動で6カ所、感染すると重症化するリスクが高いグループで1カ所のクラスターが発生した。
州別では、ジョホール州で5カ所、セランゴール州で4カ所、ペナン州で3カ所、パハン州、サラワク州、クランタン州、ネグリ・センビラン州でそれぞれ2カ所、マラッカ州、ケダ州、トレンガヌ州、サバ州で1カ所のクラスターが発生した。

厳格SOPを25日に施行、40%の在宅勤務を義務付け

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大を受け現在半島部マレーシアとラブアンを対象に発令されている3度目の広域行動制限令(MCO3.0)における、標準的運用手順(SOP)が25日より厳格化され、民間企業の従業員の出社比率は60%に制限される。

昨年3月のような完全ロックダウンを求める声が医療関係者から上がっていたが、さらなる業強悪化を懸念する産業界に配慮してロックダウンは回避し、既存のSOPを厳格化するにとどまった。

関係省庁・機関に操業が認められている民間企業はこれまでどおりの営業が可能だが、社員4割の在宅勤務が求められる。また公務員に対しては8割に当たる75万人が在宅勤務を求められる。

ショッピングモール、スーパーマーケット、コンビニ、食料品店、理髪店、飲食店、屋台などについては、営業時間を午前8時から午後8時までに制限する。ショッピングモールを含む小売店での顧客の滞在時間は2時間を限度とするほか、入店人数も4平方メートル当たり1人に制限する。

新型コロナの新規感染者は今年1月末に5,700人まで増加したが、同月に発令した第二次MCO(MCO2.0)の効果で3月末には1千人を切るまで減少。しかしその後増加に転じ、5月20日には過去最高の6,806人を記録した。

感染者増で保健省、感染者用病床数の増加を民間病院に要請

【クアラルンプール】保健省は20日、新型コロナウイルスの患者を収容する病床数を増やすよう民間病院に要請した。
保健省は、公立病院では集中治療室(ICU)の病床の70%以上がウイルス感染の患者で占有され、一般病棟でも70ー90%が感染患者用に使われているとし、民間病院はICUと一般病棟の両方で感染者用病床数を増やす必要があるとした。
マレーシア民間病院協会は最近、公立病院の収容能力がひっ迫していることから、感染者以外の患者を民間病院に委ねるよう求める声明を出していた
ケダ州では、回復の見込みのない慢性病患者をICUに収容しない方針を決めた。受け入れ能力不足が理由だ。
州保健業務監督者のモハマド・ハヤティ氏によると、ウイルス感染患者、ウイルス以外の重症患者のどちらをICUに入れるかの選択を医師は迫られるケースがあり、慢性病を抱え回復の見込みのない患者はICUに収容しない方針を州として決定したという。
(マレーメイル、フリー・マレーシア・トゥデー、5月20日)

新型コロナの感染者数は6493人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は21日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が6,493人となり、過去最多となった前日からは減少したと発表した。アクティブ感染者数は5万2,106で、累計感染者数は49万8,795人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く2,163人だった。それに▽クアラルンプール(KL、641人)▽サラワク州(612人)▽クランタン州(467人)▽ケダ州(434人)▽ジョホール州(406人)▽ペラ州(382人)▽ネグリ・センビラン州(370人)▽ペナン州(302人)▽マラッカ州(165人)▽パハン州(161人)▽サバ州(144人)▽トレンガヌ州(139人)▽ラブアン(84人)▽プトラジャヤ(20人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに4,508人が回復し、累計治癒者は44万4,540人となった。死者数は50人増えて、累計で2,149人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は20日、同日に確認された死者数が59人となり、5月18日に確認された47人を上回り、過去最高になったと言明。またこれまでで最も多い24カ所のクラスターを確認し、2日連続で過去最高を更新したと明らかにした。
職場では最も多い9カ所のクラスターを確認。またコミュニティで7カ所、宗教活動で6カ所、教育機関と感染すると重症化するリスクが高いグループでそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
州別では、サバ州で4カ所、ジョホール州、マラッカ州、ペナン州、セランゴール州で3カ所、ケダ州、サラワク州、パハン州でそれぞれ2カ所、クランタン州で1カ所のクラスターが発生した。

厳格なSOP発表、40%の在宅勤務義務付け

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は22日、現在発令されている3度目の全国的な行動制限令(MCO3.0)における標準的基準(SOP)の厳格化の詳細を発表した。

 新型インフルエンザ(Covid-19)の新規感染者が過去最高レベルに増加していることを受け、21日に開催された国家安全委員会(NSC)会議で決定した。5月25日から実施する。産業界に配慮して、全面的なロックダウンは回避した。
 民間企業に対しては、出社人数を通常の6割以下とし、残り4割には在宅勤務を義務付ける。営業(操業)時間についても、午前8時から午後8時までとする。これまでは午前6時から午後10時まで認められていた。
 公務員については、80%にあたる75万人を在宅勤務とする。
 鉄道やバスなどの公共交通機関については、利用者数を定員の半分以下とする。運行頻度も減らす。
 営業時間の午後8時までの制限は、薬局を除きあらゆる事業所、ショッピングモール、商店にも適用する。薬局は午後10時まで営業を認める。
 新型コロナの新規感染者は今年1月末に5,700人まで増加したが、同月に発令した第二次MCO(MCO2.0)の効果で3月末には1千人を切るまで減少。しかしその後増加に転じ、5月20日には過去最高の6,806人を記録した。
 各地の医療体制が逼迫する状況を受けて、連邦政府は制限令の厳格化に向けて検討に乗り出していた。

厳格なロックダウンが必要、専門家が指摘

【クアラルンプール】 3回目となる行動制限令(MCO3.0)が12日付けで全国に拡大されたものの新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が依然として増加傾向にあることから、医療専門家はより厳格なロックダウンを行なう必要があると指摘している。
ロクマン・ハキム・アブドラ元保健省副事務次官は、今年1月に実施したような中途半端な制限令ではもはや感染拡大を抑え込むのは難しいとした上で、1月のMCO2.0では感染抑制目標を達成できず、同時に発令された非常事態宣言も役に立たなかったと指摘。実際の制限は国民の州を跨いだ移動禁止と標準的運用手順(SOP)への準拠だけだったとし、散発的な発生に対処するための集中的なスクリーニングのような措置は行なわれなかったと批判している。
その上でロクマン氏はMCO3.0が新規感染を減らすのに役立つことは認めるものの、戦略がMCO2.0と同様であれば集団免疫を獲得するまでMCO4.0を実施する必要に迫られるだろうと指摘。それまでに経済が持ちこたえられるのだろうかと疑問を呈している
マラヤ大学のラジャ・ラシア経済学教授は、MCO3.0下でのガバナンスの弛みが経済の復活にとって助けになっていないと指摘。「昨年3月のMCO1.0ではSOPが厳しすぎたが、MCO3.0では反対に緩すぎてSOPが守られていない」とし、人の移動を取り締まるより人が多く集まる場所で取り締りを行なうべきと指摘している。
(マレーシアン・リザーブ、5月19日)