新型コロナの感染者数は2192人、セランゴールで910人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は22日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,192人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万2,076人で、累計感染者数は28万5,761人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く910人だった。それに▽クアラルンプール(KL、303人)▽サラワク州(221人)▽ジョホール州(211人)▽ペラ州(148人)▽ペナン州(135人)▽サバ州(110人)▽ネグリ・センビラン州(64人)▽クランタン州(28人)▽ケダ州(26人)▽マラッカ州(14人)▽プトラジャヤ(7人)▽パハン州(7人)▽トレンガヌ州(4人)▽ペルリス州(4人)ーーが続いた。ラブアンのみゼロだった。新たに3,414人が回復し、累計治癒者は25万2,623人となった。死者数は6人増えて、累計で1,062人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は21日、新たに6カ所のクラスターを確認したと発表した。全てが工場、建設現場、労働者の宿舎など職場に関連するクラスターだった。
ジョホール州で5カ所、ペナン州で1カ所のクラスターが発生した。
これまでに確認されたクラスター数は1,074カ所。新たに6カ所のクラスターが終息し、現在継続中のクラスターは510カ所となった。

相互グリーンレーン、日本など5カ国に適用拡大へ

【クアラルンプール】 マレーシア観光芸術文化省は、シンガポール、インドネシアとの間で交わしている相互グリーンレーン(RGL)の取り決めを、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ブルネイ、韓国にも適用する意向で、詰めの交渉を持っている。
春節行事に出席した際の記者会見でナンシー・シュクリ大臣は、各国と事務レベルで折衝を持っているが、マレーシアには感染対策として標準的運用手順(SOP)という備えがあるため、受け入れの準備はできているという。
RGLはビジネス上の必須人材や公務での往来を許容する取り決めで、昨年7月、マレーシアはシンガポールとRGLを交わしたが、マレーシアでの感染拡大を理由にシンガポールは4月までの3カ月間、RGL凍結を決めた。マレーシアはインドネシアとは今月、RGLを交わした。
(マレーシアン・リザーブ、2月18日)

シノバック製ワクチン、2月27日に到着

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は19日、中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンが2月27日にマレーシアに到着すると明らかにした。

到着したワクチンはマレーシアの製薬会社、ファーマニアガのクアラルンプール(KL)プチョンの工場にいったん送られ、瓶に梱包し直してから各地に配送される。ファーマニアガはシノバックと200万回分のワクチンの国内製造販売に向けた契約を取り交している。シノバック製ワクチンは現在、保健省の国家医薬品規則庁(NPRA)の承認待ちの段階となっている。

なお米ファイザー製のワクチンの第一陣は2月21日に到着することになっており、26日から接種が開始される予定だ。

■CMCO域での観光業の操業再開を容認■

イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は18日、条件付き行動制限令(CMCO)が発令されている州について、19日より観光業及び文化活動に関する経済領域での操業再開を認めると発表した。

操業再開が認められるのは▽テーマパーク▽動物園▽レクリエーショナルパーク▽美術館▽教育センター▽文化遺産▽自然公園▽図書館——などで、定員の50%未満に入場制限するなどの標準的運用手順(SOP)遵守が条件となる。

新型コロナ感染拡大を受けて、連邦政府は今年1月13日、昨年3月の発令以来となるMCOをサラワク州を除き全国を対象に再発令。KLやセランゴール州など4地域だけは3月4日まで延長されたが、ペルリス州は復興のための行動制限令(RMCO)、その他の地域はCMCOにそれぞれ規制が緩和されていた。

新型コロナの感染者数は2936人、セランゴールで978人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は19日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,936人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万6,797人で、累計感染者数は27万7,811人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く978人だった。それに▽ジョホール州(730人)▽クアラルンプール(KL、227人)▽サラワク州(199人)▽ネグリ・センビラン州(191人)▽ペナン州(188人)▽ペラ州(155人)▽サバ州(101人)▽クランタン州(38人)▽トレンガヌ州(37人)▽ケダ州(36人)▽パハン州(26人)▽マラッカ州(26人)▽プトラジャヤ(3人)▽ラブアン(1人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに4,889人が回復し、累計治癒者は23万9,971人となった。死者数は13人増えて、累計で1,043人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は18日、新たに17カ所のクラスターを新たに確認したと発表した。

うち14カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残りはケアセンター、宗教学校、コミュ二ティで起きたクラスターだった。

セランゴール州とジョホール州でそれぞれ5カ所、サバ州で2カ所、KL、ペナン州、パハン州、トレンガヌ州、ペラ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

これまでに確認されたクラスター数は1,045カ所。新たに10カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは506カ所となった。

一方でアダム・ババ保健相は、唾液腺開口部より直接採取した唾液を用いた検査を実施すると明らかにした。咽頭および鼻咽頭より安全で、ウイルスの飛沫拡散リスクが少なく、自己採取が可能であることから、非個人用保護具(PPE)の利用削減にも繋がると説明した。

店内飲食1卓2人&自動車1台2人の制限、19日より緩和

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は18日、飲食店における店内飲食の際の1卓当たり2人まで、自動車1台当たりの乗車人数2人までという人数制限を19日付けで緩和すると発表した。

国家安全委員会(NSC)で標準的運用手順(SOP)見直しが決まった。条件付き行動制限令(CMCO)や復興のための行動制限令(RMCO)だけでなく、いまだ行動制限令(MCO)が発令されているクアラルンプール(KL)やセランゴール州、ペナン州、ジョホール州も規制緩和の対象となる。ただし1卓当たりの飲食人数や1台当たりの乗車人数は食卓や乗用車のサイズによって異なる。

新型コロナ感染拡大を受けて、連邦政府は昨年3月の発令以来となるMCOを今年1月13日より2週間の期間限定で再発令。国民生活への配慮から前回に比べると大幅に経済活動を認める内容となっていたが、その後も新規感染者数が高止まりしていたため2月4日、2月18日と2度延長し、3月4日までクアラルンプール(KL)やセランゴール州など4地域だけを対象に再延長していた。

新型コロナの感染者数は2712人、セランゴールで1013人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は18日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,712人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万8,763人で、累計感染者数は27万24,875人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,013人だった。それに▽ジョホール州(426人)▽クアラルンプール(KL、212人)▽サラワク州(200人)▽ペラ州(198人)▽ケダ州(182人)▽ペナン州(116人)▽サバ州(114人)▽ネグリ・センビラン州(81人)▽パハン州(52人)▽クランタン州(43人)▽マラッカ州(38人)▽トレンガヌ州(19人)▽プトラジャヤ(7人)▽ペルリス州(6人) ▽ラブアン(5人)ーーが続いた。新たに5,320人が回復し、累計治癒者は23万5,082人となった。死者数は25人増えて、累計で1,030人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は17日、新たに13カ所のクラスターを新たに確認したと発表した。
10カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、2カ所はケアセンターなど重症化リスクの高い人が多い施設、1カ所はコミュニティーで起きたクラスターだった。
セランゴール州で5カ所、ジョホール州でそれぞれ4カ所、トレンガヌ州、ネグリ・センビラン州、KL、サラワク州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
これまでに確認されたクラスター数は1,028カ所。新たに13カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは499カ所となった。

ジョンソンエンドジョンソンからもワクチンを購入へ

【プトラジャヤ】マレーシアは製薬・医療機器の米ジョンソン・エンド・ジョンソンからもワクチンを購入する計画だ。カイリー・ジャマルディン科学技術革新相が明らかにした。
同社のワクチンはほかのワクチンと異なり、1回の接種で済むのが特徴。近くアダム・ババ保健相が購入契約に署名の予定で、その後、国家医薬品管理局(NPRA)が審査する。
マレーシアはこれまで、ファイザー・ビオンテック、アストラゼネカ、シノバク、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)、スプートニクVからワクチンを調達する契約を交わしているが、使用承認を得たのはファイザー・ビオンテックのワクチンのみ。ほかは審査中。
ワクチン接種ではデッドボリュームが少ないシリンジを使用する。通常のシリンジだと1瓶から5回分しか取り出せないが、6回分の取り出しが可能だ。
(ザ・スター、2月18日)

ワクチン接種センター605カ所を指定、副作用報告はアプリで

【クアラルンプール】保健省は16日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種センターとして605カ所を指定した。ほかにスタジアム、会議センター、公会堂、大学なども必要に応じ接種会場として利用する。
ファイザー・ビオンテックのワクチンは21日に最初の荷が到着の予定。零下70度以下での保管が必要で、54カ所を保管センターとして利用する。
ワクチン供給を確保するための特別委員会がまとめた予防接種計画ハンドブックによれば、副作用を追跡するため、接種を受けた人にはアプリを通じ、副作用があったかの報告を求める。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、2月16日)

新型コロナの感染者数は2998人、死者が累計で千人を超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は17日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,998人増加したと発表した。アクティブ感染者数は4万1,396人で、累計感染者数は27万2,163人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,382人だった。それに▽ジョホール州(436人)▽ネグリ・センビラン州(233人)▽クアラルンプール(KL、226人)▽サラワク州(200人)▽ペラ州(99人)▽サバ州(94人)▽ペナン州(92人)▽トレンガヌ州(91人)▽クランタン州(72人)▽ケダ州(36人)▽マラッカ州(20人)▽パハン州(14人)▽プトラジャヤ(2人) ▽ラブアン(1人)ーーが続いた。ペルリス州はゼロだった。新たに5,709人が回復し、累計治癒者は22万9,762人となった。死者数は22人増えて、累計で1,005人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は16日、これまでで最多となる19カ所のクラスターを新たに確認したと発表した。14カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、4カ所はコミュニティー、残り1カ所は重症化リスクの高い人が多い施設で起きたクラスターだった。
サラワク州で5カ所、セランゴール州とジョホール州でそれぞれ4カ所、サバ州で2カ所、KLとケダ州、パハン州、ペラ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

ワクチン第一陣が21日に到着、26日から接種開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は16日、「全国新型コロナウイルス・ワクチン接種計画」の開始を宣言。米ファイザー製ワクチンの第一陣が当初の予定より5日早く、2月21日に到着することになったと発表した。
ムヒディン首相は、21日の到着を待ってワクチン接種が26日に開始されると言明。初日に最前線の医療従事者らと共に自身も接種を受けると述べた。
ワクチン接種計画が3つの段階で実施される。2月から4月までの第1段階では医療や国防、治安維持関係などの最前線従事者など50万人、4月から8月までの第2段階ではその他の医療、治安関係従事者及び糖尿病などをもつ65歳以上のハイリスクグループを含む940万人をそれぞれ対象とし、5月から来年2月までの3段階目では健康な成人(18歳以上)を含む1,370万人を対象とする。現在製造されているワクチンは臨床的に子供向けとしては承認されていないため、子供への接種は現時点で行なう計画はないという。
ワクチン接種はあくまで任意であり、希望ベースで実施する。接種を希望する場合はコロナ情報アプリ「MySejahtera」もしくは15日に運用が開始されたウェブサイト(https://www.vaksincovid.gov.myから登録できる。またホットラインや医療機関を通じても登録することができる。詳細を記したハンドブックはウェブサイトからダウンロードできる