新型コロナの軽症者、自宅隔離や療養が可能に=保健省

【プトラジャヤ】 アドハム・ババ保健相は12日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者について、レベル1−2の軽症者の自宅隔離および療養を実施すると発表した。症状がある場合は通常通り病院での治療を行う。
危機対策および緊急対応センター、居住の州、自治体で特別組織を形成し、自宅での隔離および療養する軽症者に対応する。自宅隔離期間は10日間で、最終日に自宅でスクリーニング検査を行う。
アドハム氏は、自宅での隔離および療養を許可する前に、家の広さ、居住者数を確認すると説明。家族が標準的運用手順(SOP)を理解しており、自宅隔離が可能だと判断した場合に限り自宅隔離および療養を認めると述べた。一方で、十分な広さがなく、居住者が多い場合は病院で療養することになるという。
(フリー・マレーシア・トゥデー、1月12日)

行動制限令の第二弾初日、検問設置で人の移動が減少

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 行動制限令(MCO)の第二弾、「MCO2.0」がセランゴール州など5州と連邦直轄地に再び発令された初日の13日、地区を越えた移動が制限されたことから各地で人の移動が大幅に減少した。
セランゴール州ペタリンジャヤでは警察官300人を配備し、5本の道路を封鎖、4カ所の検問を設けたが、週内にも封鎖道路を7本、検問も11カ所に増やす予定、取り締まりの警察官も800人に増強する。
クアラルンプール(KL)市では、6つの地区に検問を合計39カ所設置。警察官1,291人を配置した。KL市政府(DBKL )は、市内の公園をすべて閉鎖した。
一方、ペナン州では、主要道路に検問が設けられたことからペナン島からペナン大橋に向かう道路で早朝から渋滞が発生した。
■他州からの自宅への移動、15日までは容認■
警察本部はMCO2.0が発令された時点で他州に滞在したまま帰宅できなくなった人に対し、希望すれば金曜日(15日)まで自宅への移動を宅を認める方針を明らかにした。
自家用車のほか、バスや鉄道を利用する人も含まれる。検問にあった際に事情を説明すれば通過を認める。取り締まりの警察官により幅広い裁量権を与えているという。

新型コロナの新規感染者数は2985人、セランゴールで837人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は13日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,985人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万2,377人で、累計感染者数は14万4,518人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く837人だった。それに▽ジョホール州(535人)▽サバ州(450人)▽クアラルンプール(KL、289人)▽サラワク州(166人)▽パハン州(143人)

▽ネグリ・センビラン州(106人)▽ペナン島(105人)▽ケダ州(97人)▽クランタン州(85人)

▽マラッカ州(72人)▽ペラ州(61人)▽トレンガヌ州(27人)▽プトラジャヤ(11人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。ラブアンのみゼロだった。新たに994人が退院し、累計治癒者は11万1,578人となった。死者数は4人増えて、累計で563人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、新たに11のクラスターを確認したと明らかにした。

セランゴール州の工場「ジャラン・マナン」、「ペルシアラン・クアラ」クラスターではそれぞれ83人、44人の陽性を確認した。KLの警備会社「ウダラマ」クラスターでは21人、アパート「アイリス」クラスターでは11人、スーパーマーケット「ジャラン・キアラ」クラスターでは22人、透析センター「ダイアリシス・バトゥ」クラスターでは6人に陽性反応が出た。サラワク州の「ブキ・セクボン」クラスターでは21人、クランタン州ではセランゴール州への渡航者から発生した「カンポン・バダク」クラスターでは両州で39人の陽性を確認。クランタン州「タマン・ケサダル」クラスターで14人、プトラジャヤの透析センター「ダイアリシス・プトラ」クラスターでは10人、トレンガヌ州の「ペルミント・ハルモニ」クラスターでは8人の感染を確認した。

MCO下でも操業可能な業種リスト、通産省が発表

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア通産省は12日、行動制限令(MCO)が13日より発令される首都圏やペナン、マラッカ、ジョホール州で操業が認められる▽製造▽建設▽サービス▽商業・運輸▽農園・一次産業――の5つの必需セクターの詳細を明らかにした。

全リストは次の通り。

1,航空産業製造・保守

2,自動車製造およびアフターサービス

3,食品、飲料製造

4,パッケージングと印刷

5,家庭用品、セルフケア商品、洗剤

6,栄養補助食品を含む医薬品・健康食品

7,個人用保護具(PPE)および防火設備

8,医療機器の部品

9,電気・電子機器

10,石油・ガス

11,石油化学製品

12,化学製品

13,機械・ツール

14,手袋製造用の型となるセラミック

15,鉄鋼

16,テキスタイル(PPE生産含む)

17,家具

18,燃料および潤滑油

19,建設

20,金融サービス

21,地方自治体及びそのサービス

22,ICTサービスおよびグローバルビジネスサービス(GBS)を含む電気通信およびデジタルインフラ

23,eコマース

24,ホテルと宿泊施設

25,獣医サービスを含む農業、水産、畜産

26,水道・電気などの公益事業

27,専門サービス(会計士/弁護士/監査人/エンジニア/建築家を含む)、科学(R&Dを含む)、技術

28,セキュリティサービス

29,国防

30,陸上、海上、航空輸送

31,港湾、空港

32,倉庫・物流

33,飲食サービス・販売・配送

34,小売り・卸売り、流通

35,農業・養殖・畜産

36,農園・一次産業

37,監督省庁と保健省が話し合って決定したその他の業種

新型コロナの新規感染者数、過去最高の3309人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は12日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,309人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万390人で、累計感染者数は11万1,533人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,007人だった。それに▽ジョホール州(442人)▽サバ州(409人)▽クアラルンプール(KL、326人)▽ペナン島(317人)▽ペラ州(241人)▽サラワク州(146人)▽パハン州(96人)▽クランタン州(86人)▽ネグリ・センビラン州(85人)▽ケダ州(62人)▽プトラジャヤ(36人)▽マラッカ州(21人)▽トレンガヌ州(20人)▽ラブアン(15人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに1,469人が退院し、累計治癒者は11万584人となった。死者数は4人増えて、累計で559人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は11日、英国へ渡航歴のある旅行者から英国で発見された変異株「B1.1.7」が確認されたと発表した。12月28日の陽性確認後に隔離されているため国内での感染は現段階で確認されていないという。

一方でクラスターについては、新たに8つ確認したと明らかにした。

ジョホール州の工場「ジャラン・ケルリ」クラスターでは42人、KLの市場「メダム・イダマン」クラスターでは10人の陽性を確認した。サラワク州の「ジェリタ」クタスターでは8人、クランタン州の「カンポン・レノク」、「カンポン・ゲティン」クラスターではそれぞれ23人、11人に陽性反応が出た。ペラ州の「ルムト・バラト」クラスターでは11人、トレンガヌ州の「クバン・ブジュク」、「ケジャヤ」クラスターではそれぞれ10人、9人の陽性を確認。一方で新たに4つのクラスターが収束した。

新型コロナの新規感染者数は2232人、セランゴールで557人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,232人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万8,554人で、累計感染者数は13万8,224人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く557人だった。それに▽ジョホール州(396人)▽サバ州(374人)▽クアラルンプール(KL、204人)▽サラワク州(153人)▽ペナン島(112人)▽ネグリ・センビラン州(102人)▽クランタン州(95人)▽ペラ州(51人)▽パハン州(46人)▽トレンガヌ州(41人)▽ケダ州(40人)▽マラッカ州(37人)▽プトラジャヤ(13人)▽ラブアン(8人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに1,006人が退院し、累計治癒者は10万9,115人となった。死者数は4人増えて、累計で555人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は10日、感染者数の増加が続いていることについて、「最悪の時期はまだ来ていない」との懸念を表明。昨年1ー9月の死者は100人未満だったが、今年は9日間で71人が亡くなったと述べた。一方でクラスターについては、新たに5つ確認したと明らかにした。
セランゴール州の建設現場「サイバー」クラスターでは67人、工場「テクスミル」では19人の陽性を確認した。クランタンの「アロー・ドリアン」では17人、クランタン州の「ワカフ・ラナス」クラスターでは11人、サバ州の「ジャラン・シブガ」では9人に陽性反応が出た。現在感染者を出しているクラスターは254となった。

再び行動制限令発令、KLやセランゴール州などで2週間

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は11日、新型コロナウィルス「Covid-19」感染が再び増加していることを受け、1月13日から1月26日までの14日間、クアラルンプール(KL)首都圏など広範囲に再び行動制限令(MCO)を発令すると発表した。

MCOが発令されるのは、▽セランゴール州▽ペナン州▽ジョホール州▽マラッカ州▽サバ州――の5州と連邦直轄地全域。MCO発令は、昨年3月18日に発令されたMCOが終了して条件付き行動制限令(CMCO)に移行した5月3日以来となる。

また▽ケダ州▽ペラ州▽クランタン州▽トレンガヌ州▽ネグリ・センビラン州▽パハン州――の6州に対しては、条件付き行動制限令(CMCO)が1月13日から1月26日までの14日間発令される。なおペルリス州とサラワク州はCMCO指定を維持する。

ムヒディン首相はテレビ演説の中で、感染者の増加が主要な公立病院を圧迫しており、そのうち15病院はすでに最大収容人数に近づいていると言明。「我々の医療体制が限界点にきている」と危機感を示した。

■MCO指定地域、出社人数は30%まで■

MCOが発令された地域については、食品・飲料、医薬、家庭用品など必需品を扱う▽製造業▽建設業▽サービス業▽商業・運輸▽農園・一次産業――の5つのセクターに限って操業継続が認められる。

ただし管理職員の出社人数は30%を上限とする。出社する必要がある社員の人数については雇用主が決めることができるが標準的運用手順(SOP)を順守することが求められる。必須サービス以外の業種は在宅勤務のみとなる。

また地区を超えた移動は禁止される。必需品買い出しのための移動は半径10キロメートル以内年、家族2人までとする。飲食店は持ち帰りのみとなる。ジョギングなど野外スポーツは認められるが、一緒に行えるのは家族だけとする。

新型コロナの1日当たりの感染者、3月半ばに8千人に=保健省

【ペタリンジャヤ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」の基本再生産数(R0)が1.2を維持した場合は、1日当たりの感染者数が2月の第3週までに5,000人、3月の第3週までに8,000人に増加するとの予想を明らかにした。
保健省は、感染症流行の数理モデルである「SEIRモデル」をツイッターに投稿。R0が1.1の場合は、2月の第2週までに3,000人、4月の第2週までに3,000人、5月の4週目までに8,000人に増加すると予想を示した。現在のR0は1.1から1.2の間で推移しているという。
また春節についても、保健省は春節には人が集まる機会があるとして、春節後の1、2週間でさらに感染者は増加するとの予想を明らかにした。
保健省は以前も「SEIRモデル」を発表しており、R0が1.2の場合1月の第4週までに1日当たりの感染者数は3,000人を超えると予想していた。
7日の新型コロナウイルスの新規感染者数は前日から3027人増加し、初めて3,000人を超えた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、1月7日)

新型コロナの新規感染者数は2643人、セランゴールで1086人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は8日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,643人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万5,140人で、累計感染者数は13万1,108人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,086人だった。それに▽サバ州(401人)▽ジョホール州(298人)▽クアラルンプール(KL、282人)▽ケダ州(107人)▽ネグリ・センビラン州(88人)▽ペラ州(80人)▽ペナン島(75人)▽マラッカ州(70人)▽クランタン州(49人)▽トレンガヌ州(34人)▽パハン州(28人)▽プトラジャヤ(20人)▽サラワク州(16人)▽ラブアン(6人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに2,708人が退院し、累計治癒者は10万5,431人となった。死者数は16人増えて、累計で537人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、新たに9つのクラスターを確認したと明らかにした。

ジョホール州の「セナイ・ムルニ」クラスターでは66人、セランゴール州の建設現場「ハルタマス」、「ダマイ・ペランギ」クラスターでそれぞれ48人、21人の陽性を確認した。KLの建設現場「ジャラン・イポー」、「ルングクプ」、「デサ・セタパク」、「ジャラン・ジャヤ」クラスターでそれぞれ98人、20人、15人、7人に陽性反応が出た。プトラジャヤ「ジアラー・プトラ」クラスターで7人、サラワク州「ケランジ・タブアン」クラスターで6人の陽性を確認した。

新型コロナの感染者数、過去最多の3027人に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3027人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万5,221人で、累計感染者数は12万8,465人となった。

州・地域別の感染者数はジョホール州が最も多く1,103人だった。それに▽セランゴール州(706人)▽サバ州(493人)▽クアラルンプール(KL、316人)▽ペナン島(111人)▽クランタン州(66人)▽ネグリ・センビラン州(63人)▽ペラ州(59人)▽ケダ州(30人)▽パハン州(25人)▽プトラジャヤ(17人)▽サラワク州(14人)▽マラッカ州(11人)▽トレンガヌ州(10人)▽ラブアン(3人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに2,145人が退院し、累計治癒者は10万2,723人となった。死者数は8人増えて、累計で521人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は6日、1日あたりで最も多い13つのクラスターを確認し、これまでに確認したクラスターは累計で561となったと明らかにした。

セランゴール州で実施した職場の集団検査で発生確認した「ダタラン・ウタス」クラスターで66人、スーパーマーケット「カサ・ペルマイ」クラスターで109人の陽性を確認。サランゴール州とペラ州、KLをまたいで発生した「メダン・ジャサ」クラスターで64人、ネグリ・センビラン州とセランゴール州をまたいで発生した「タシク・ウタマ」クラスターでは49人、ジョホール州の工場「フィルマ」クラスターでは45人、工場「ペルシアラン・テクノロジ」クラスターでは25人、職場「ベルセパドゥ」クラスターでは21人、「ジャラン・パドゥ」クラスターでは17人に陽性反応が出た。サバ州の「カンポン・ピタス」クラスターでは72人、KLの職場「イカン・エマス」クラスターで35人、「カユー」クラスターでは11人、レストラン「ジャラン・プテー」では18人の陽性を確認。マラッカ州「アナク・アイル」クラスターで14人に陽性反応が出た。

新たに3のクラスターが収束し、現在感染者を出しているクラスターは252となった。