【クアラルンプール】 マレーシア・シンガポール両国政府が新型コロナウイルス「Covid-19」のために途絶えている通勤及び業務渡航について8月10日の再開を目指すことで合意した件で、ヒシャムディン・フセイン外相は、人数を限定して段階的に実施すると述べた。
両国は通勤者を対象とした「定期通勤申し合わせ」(PCA)及び業務渡航・公務出張者を対象とした「相互グリーン・レーン」(RGL)の実施で合意した。
ヒシャムディン外相によると、PCAについては当面1日2,000人を上限とする。出入国ルートは連絡道(コーズウェイ)と第2リンクの2カ所。RGLについては、両国からそれぞれ400人のみとする。人数制限については、感染状況、実施状況やニーズをみながら適宜見直す。標準的運用手順(SOP)については、開始日の10日前に発表する。
今回往来が許可されないカテゴリーとしては、毎日両国間を行き来する通勤者が20万—25万人おり、両国間で検討に入っており、PCA及びRGLの実施状況次第となっている。
(星州日報、ザ・スター、7月16日)