【クアラルンプール】 行動制限令(MCO)が貿易に与えた影響を上院審議で問われたのに対し、モハメド・アズミン通産相は、3-7月の貿易は前年同期比10.3%減の7,007.4億リンギだったと説明した。輸出は9.5%、輸入は11.4%、それぞれ減少した。しかし収支は650.7億リンギの黒字で、6.2億リンギの増加だった。
同期間、輸入では中間財、資本財、消費財のいずれも減少した。輸出も電気・電子機器、石油製品、原油、天然ガスなどほとんどの主要部門で減少した。経済活動が制限され、また都市封鎖などで世界的に需要が減少した結果だ。
しかし輸入は6月には増加に転じ、輸出も7月には持ち直した。7月は貿易収支も大幅に改善し、黒字は251.5億リンギと過去30年で月ベースの最高を記録した。
(ベルナマ通信、マレー・メイル、9月7日)