【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 首都圏で発令されている条件付き行動制限令(CMCO)が11月9日まで延長されたことについて、通産省(Miti)は27日、管理職を対象とした在宅勤務(WFH)令がCMCO期間中は引き続き有効となると明らかにした。
WFHが出されていたのは、セランゴール州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ——の3地域のMiti管轄下にあるセクターの管理職で、出勤の必要がある会計、財務、総務、法務、プランニング、ICTに携わる管理職のうち10%のみが午前10時から午後2時まで最大4時間、週3日のみ出勤が認められている。通勤を認める条件として、雇用主が発行した同意書の持参が求められる。
■クアラランガットの一部などでEMCO■
イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は27日、セランゴール州クアラランガットの「スンガイ・エマス」アパートとフルランガットの「プラザ・ヘンティアン・カジャン」を10月28日から11月10日まで強化行動制限令(EMCO)に指定し封鎖すると発表した。それぞれ42人、63人の感染者が出るクラスタとなっている。
また27人の感染者が出ているサラワク州クチンのカンポン・ハジ・バキもEMCOに指定した。