【クアラルンプール】 ムヒディン・ヤシン首相は18日、2022年第1四半期までに人口の80%となるおよそ2,700万人が新型コロナウイルス「Covid-19」のワクチン接種を受けることができると明らかにした。
ムヒディン首相は、30億リンギを全国予防接種プログラムに割り当てており、その計画は順調に進んでいると強調。第1弾として2月の末までにワクチンがマレーシアに届き、3月上旬までに接種が行われるとした。接種に関するガイドラインは近く発表する予定だと説明。ワクチン調達に関する透明性を確保するために特別委員会を立ち上げているとした。
一方でアダム・ババ保健相は、ワクチンの接種は年齢や健康状態を考慮して実施すると説明。ノルウェーにおいて米ファイザーと独バイオNテックが共同開発したワクチンを摂取した23人が死亡しているが、国立製薬規正局が情報を入手したところ、死亡者は80歳以上で慢性的な病気を患っていたことがわかったと述べ、ワクチンにはこれまで95%の有効性が確認されているとし、副作用は許容範囲内であると安全性を強調した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、1月18日)