【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は22日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,116人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,134人で、累計感染者数は33万4,156人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く403人だった。それに▽クアラルンプール(KL、158人)▽サラワク州(124人)▽ペナン州(88人)▽ジョホール州(86人)▽クランタン州(44人)▽パハン州(42人)▽ネグリ・センビラン州(41人)▽ペラ州(39人)▽サバ州(36人) ▽ケダ州(27人)▽マラッカ州(12人)▽ラブアン(8人)▽プトラジャヤ(5人)▽トレンガヌ州(3人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに1,495人が回復し、累計治癒者は31万8,784人となった。死者数は5人増えて、累計で1,238人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は21日、1月から3月21日までに感染した3,170人は州を跨いだ移動が原因で感染したことがわかったと発表。ケダ州が最も多く714人、それにペラ州(582人)、ネグリ・センビラン州(370人)の順で多かったと述べた。行動制限令(MCO)を再導入し、州を跨いだ移動を禁止していたにも関わらず、移動していた者が感染を拡大したと述べた。一方でクラスターについては、新たに5カ所を確認したと述べた。

4カ所が工場や教育センター、建設現場などの職場に関連するクラスター、1カ所がコミュニティで起きたクラスターだった。
ジョホール州で2カ所、ペナン州、セランゴール州、サバ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。