【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種プログラム調整大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、接種プログラム第1フェーズが予定より早く進んでいることから、第2フェーズを前倒し実施したい考えを示した。
カイリー氏は米ファイザー製ワクチンの供給体制が順調であるためこれまで行なってきた1回接種あたり1回分を予備とするポリシーを中止すると言明。2回目の接種のために保管していた分を新たな接種に回すと述べた
備蓄分を放出することにより第1フェーズが予定より早く終了し、第2フェーズの開始を早めることができる見通し。第2フェーズに日程は来週にも発表する予定で、カイリー氏はアダム・ババ保健相と前倒しに向けて協議を行なう方針だ。
第2フェーズは4月から8月にかけて実施する予定で、65歳以上の高齢者や高リスクグループ、障害者など合計940万人が参加するとみられる。第1フェーズでは2回目の接種を含めこれまでに42万8,710回分の予防接種を実施した。
(ベルナマ通信、3月22日)