ビジネス目的の入国、申請受け付けを開始へ

【ペタリンジャヤ】マレーシア投資開発庁(MIDA)は3日、ビジネス目的の入国を希望する旅客の申請を処理するポータルサイト「マレーシア・セーフ・トラベル」を同日、立ち上げたと発表した。
マレーシアで事業活動を行いたい人の速やかな入国を実現するためのワンストップサービスで、短期滞在目的の入国希望者は出発から14日前の申請が必要。
短期入国者には、投資家、既存事業体の経営者や首脳、緊急に必要とされる技術者が含まれる。マレーシア入国後は隔離を免除される可能性がある。
長期滞在は14日以上の滞在で、こうした旅客には、就労査証を持つ駐在員、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)の査証所持者が含まれる。入国に際し隔離を義務付けられる。
(フリー・マレーシア・トゥデー、3月3日)

半島部からボルネオへの移動、上級相が新要件を発表

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は4日、半島部から東マレーシアへの移動する際の最新の要件を明らかにした。警察からの許可取得のほか、渡航3日前の感染検査陰性が条件になる。サバ州の場合は到着後の隔離は不要だが、サラワク州の場合は到着後14日間の隔離が必要となる。

サバ・サラワク州から半島部に向かう場合は検査は不要。サバ州からサラワク州もしくはラブアンに入る場合は、3日前の検査が必要。サラワク州からサバ州・ラブアンに入る場合は3日前の検査が必要となる。

サブリ上級相はまた、州を跨いだグリーンゾーン間の移動を認めるかどうか国家安全委員会(NSC)が検討に入ったことを明らかにした。ただし移動途中でイエローゾーンやレッドゾーンを通過する場合など様々な状況について考慮する必要があるという。

州を跨いだ移動は禁じられているが、サブリ上級相は先ごろ、許可する条件として保健省が行なうリスク評価の対象として新規感染者数が二桁になることだと述べていた。

(中国報、星州日報、3月4日)

新型コロナの新規感染者数は2063人、セランゴールで630人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,063人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万3,161人で、累計感染者数は30万7,943人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く630人だった。それに▽ペナン州(337人)▽サラワク州(361人)▽ジョホール州(255人)▽クアラルンプール(KL、120人)▽ペラ州(101人)▽ネグリ・センビラン州(91人)▽サバ州(78人)▽クランタン州(44人)▽パハン州(13人)▽ケダ州(12人)▽トレンガヌ州(10人)▽プトラジャヤ(7人)▽マラッカ州(3人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。ラブアンのみゼロだった。新たに2,922人が回復し、累計治癒者は28万3,629人となった。死者数は5人増えて、累計で1,153人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は3日、新たに11カ所のクラスターを確認したと発表した。
9カ所が工場などの職場に関連するクラスターだった。残りはコミュニティと重症になる可能性が高いグループで起きたクラスターだった。
セランゴール州では5カ所でクラスターが発生。フル・ランガットとシャアラムの工場、フル・ランガットのレストラン、スバンジャヤの建設現場、ペタリンジャヤの老人施設で起きたクラスターだった。
セランゴール州の他には、ジョホール州、クランタン州、ケダ州、パハン州、ネグリ・センビラン州、マラッカ州でクラスターが発生した。

シノバックとアストラゼネカのワクチンを仮承認

【プトラジャヤ】マレーシア国家医薬品管理局(NPRA)は中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)と英アストラゼネカが開発したコロナウイルス「Covid-19」感染症のワクチンを仮承認した。
ノール・ヒシャム保健事務次官の発表によると、製薬企業が資料全体の完成を待たず、完成したセクションから順次提出し審査を受ける逐次審査方式での承認であり、両製薬会社は最新の治験結果を継続的に提出しなければならない。
マレーシアで既に承認されたワクチンはファイザー・ビオンテックの製品で、ベルギーで生産されたもの以外に、ドイツで生産されたワクチンの使用も許可された。ロシア製スプートニクVワクチンはまだ審査段階にある。
アストラゼネカのワクチンは保管温度が2ー8度と一般的な冷蔵温度で、接種に特別な設備は不要。マレーシアは640万回分を購入する。
(ザ・スター、3月3日、ベルナマ通信、3月2日)

セランゴール州とKLの往来は許可不要に=上級相

【クアラルンプール】 5日からセランゴール、ジョホール、ペナン州とクアラルンプール(KL)の3州1都を対象に行動制限令(MCO)が条件付き行動制限令(CMCO)に引き下げられるのに関連し、イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は2日、セランゴール州とKL間も許可なく移動できると発表した。
CMCO移行に関する追加質問を受けたサブリ大臣は、セランゴール州とKL、プトラジャヤについては同一のゾーンにあるとみなされるとした上で、セランゴール州・KL間の移動は許可が不要になると言明。ただプトラジャヤについては例外で、雇用主からのレター持参の業務以外でセランゴール州及びKLと行き来する場合には警察の許可が必要だとした。
セランゴール州とKLを除く州を跨ぐ移動制限については、サラワク州は3月15日まで、サラワク州を除くその他の地域は3月18日まで継続される。ただしサバ州を除いては同じ州内の地区間移動は認められる。
(マレー・メイル、3月2日)

セランゴールやKLでヘイズが悪化、一時不健康レベルに

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 セランゴール州やクアラルンプール(KL)、パハン州で2日、ヘイズ(煙害)が悪化、大気汚染指数(API)が100を超え「不健康」レベルになった。
2日午後4時時点のAPIは、セランゴール州のジョハン・セティアで188となり、最も高かった。その他▽セランゴール州バンティンで167▽ペタリンジャヤで133▽パハン州ロンピンで133▽セランゴール州クランで107▽シャアラムで104▽KL市チェラスで111ーーとなった。その後全てのエリアでAPIが100を下回り「中程度」まで回復した。
トゥアン・イブラヒム環境水資源相によると、高温で乾燥した気候の中で行われた野焼や、森林火災が起きたことでヘイズが悪化した。2月5日よりジョハン・セティアでは5カ所の農業地区で野焼きが行われていたが、2月24日以降、クアラ・ランガット・セラタン森林保護区において森林と泥炭地で火災が発生したことでさらにヘイズは悪化し、およそ34ヘクタールが延焼したという。

新型コロナの規制、マレーシア人の62%は守っている=調査

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マッキャン・ワールドグループ・トゥルース・セントラルは2日、新型コロナウィルス「Covid-19」に関する意識調査「文化と新型コロナウィルスについての真実」の第9回調査の結果を発表した。マレーシア人の62%が政府が定めたルールとアドバイスを「慎重に守っている」と回答し、世界平均の58%を上回ったことがわかった。
「慎重に守っている」との回答は中国で73%、シンガポールでは70%となりマレーシアより回答率が高かったが、フィリピンは54%、インドネシアは53%となった。なお日本は34%で、アジア太平洋地域で最も回答率が低かった。
新型コロナ収束後の消費について、マレーシア人の72%は「お金の使い方に対してより用心深くなる」と回答し、世界平均の70%を上回った。またマレーシア人の「できなかったことをしたり、購入できなかったモノを購入する」との回答は28%となった。
2020年12月15日ー2021年1月6日にかけて、マレーシアのほか、日本、オーストラリア、フィリピン、シンガポール、香港、インドネシア、韓国など18カ国で1万1,300人を対象に実施された。

新型コロナの新規感染者数は1745人、セランゴールで640人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,745人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万4,025人で、累計感染者数は30万5,880人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く640人だった。それに▽ジョホール州(376人)▽サラワク州(139人)▽ペラ州(136人)▽サバ州(95人)▽クアラルンプール(KL、92人)▽ペナン州(90人)▽ケダ州(40人)▽マラッカ州(36人)▽パハン州(36人)▽クランタン州(33人)▽ネグリ・センビラン州(24人)▽トレンガヌ州(5人)▽プトラジャヤ(3人)ーーが続いた。ペルリス州とラブアンのみゼロだった。新たに2,276人が回復し、累計治癒者は28万707人となった。死者数は7人増えて、累計で1,148人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は2日、新たに7カ所のクラスターを確認したと発表した。
6カ所が工場などの職場に関連するクラスターだった。残りは重症になる可能性が高いグループで起きたクラスターだった
セランゴール州で3カ所、ジョホール州で2カ所、ペナン州、ネグリ・センビラン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
セランゴール州のクラスターは、シャアラムとクランにある工場、フル・ランガットの清掃会社で発生。ジョホール州は2カ所ともに工場、ペナン州はバラト・ダヤのスーパーマーケットで起きたクラスターだった。

食品商談会 Japanese Foods “Premium” Trade Fairを弊社がアレンジしました

食品商談会 Japanese Foods “Premium” Trade  Fairがこのほどマレーシアの首都クアラルンプールでオンライン形式で開催され、弊社アジアインフォネットが全面的に現地手配を担当しました。

同イベントはマレーシアへの商流拡大を考える日本の食品メーカーと、日本食品に関心をもつマレーシアの食品輸入業者及びレストランに商談機会を提供するもので、2月25日、26日の2日間、JTB主催で開催されました。

新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大の影響で延期となっていましたが、マレーシアにおける移動&イベント制限の緩和に伴い開催に漕ぎ着けました。

今回参加したサプライヤー(日本企業)は14社、マレーシアの参加バイヤーは弊社が声掛けした企業を中心に50社。

クアラルンプール市内の特設会場には、事前に日本企業からマレーシアに送られた商品サンプルが置かれ、会場に足を運んだバイヤーは日本産の水産物、菓子、日本酒、茶など試食・試飲しながら、オンラインで日本企業と商談を進めました。

当日会場に来ることができないバイヤーは、会社や自宅からオンライン参加し、画面に映された会場の商品サンプルを見ながら商談を進めました。

会場に足を運ぶバイヤーはとても商談に積極的で、予定していた商談以外にも追加の商談を希望するなど熱心な印象でした。

弊社アジアインフォネットでは、20年以上にわたる現地企業と培ってきた協力関係、過去20回以上の商談会運営に携わった経験をいかし、日本企業を対象にマレーシアの優良バイヤーの紹介、視察アレンジ、食品市場調査、テスト販売、試食会、営業代行などを承っております。
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コロナ新常態、マレーシアでは体重減が体重増上回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」で自宅で過ごす時間が多くなったことで多くの国で肥満が増加しているが、肥満率が高いことで知られるマレーシアでは反対に体重が減る傾向が高いことが市場調査会社・仏イプソスの調査で分かった。

世界平均では体重が増えたとの回答が31%で、増加体重の平均は6.1キログラム、「体重が減った」は20%にとどまった。しかしマレーシアでは「増えた」との回答は19%にとどまり、増加体重の平均も4.8キログラムにとどまった。また「減った」は36%と世界平均を大きく下回った。

「新常態」における日常のルーティンについては、世界平均では「運動を増やした」が27%にとどまったのに対してマレーシアでは36%とより活動的になったことが分かった。

減量を行ないたいとの回答は世界平均が43%、マレーシアは45%と大きな差はなかったが、方法に関して「砂糖入り飲料を控える」が世界平均が44%だったのに対し、マレーシアは64%と高かった。「ダイエット」や「運動」も世界平均よりマレーシアの方が高かった。

「世界人口レビュー2019」によると、東南アジアの成人の肥満率はマレーシアが15.6%と最も高く、ブルネイ(14.1%)、タイ(10.0%)、インドネシア(6.9%)と続いた。マレーシアの調査でもマレーシア人の肥満と過体重を合計すると50.1%に達した。