【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,780人増加したと発表した。アクティブ感染者数は4万1,889人で、累計感染者数は47万110人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,275人だった。それに▽サラワク州(405人)▽ケダ州(363人)▽クランタン州(357人)▽クアラルンプール(KL、342人)▽ジョホール州(224人)▽ペナン州(187人)▽パハン州(159人) ▽マラッカ州(122人) ▽ペラ州(115人)▽サバ州(87人)▽ネグリ・センビラン州(70人)▽トレンガヌ州(58人)▽プトラジャヤ(7人)▽ラブアン(7人)▽ペルリス州(2人)ーーが続いた。新たに3,990人が回復し、累計治癒者は42万6,319人となった。死者数は36人増えて、累計で1,902人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は15日、同日の死者数がこれまでで最も多い44人になったと発表した。英字紙「スター」が実施した分析によると、マレーシアでは50ー64歳の死者数が全体の17.6%、80歳以上が17.3%を占めている。世界平均では41.2%が80歳以上となっており、マレーシアでは死者数の年齢が低いという。
一方でノール氏は、新たに15カ所のクラスターを確認したと明らかにした。職場で8カ所、宗教活動で4カ所、学校・教育機関で2カ所、老人ホームで1カ所のクラスターが発生した。ジョホール州で4カ所、セランゴール州とKLでそれぞれ3カ所、ペナン州で2カ所、クランタン州、ネグリ・センビラン州、パハン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。