【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は7日、新型Cセグメント小型クロスオーバー車「カローラ・クロス」のハイブリッド版「カローラ・クロス・ハイブリッド」について、年内にセランゴール州ブキ・ラジャ工場で現地組立(CKD)を開始すると発表した。
武山明夫副会長は、トヨタは1990年代後半からハイブリッド電気自動車を生産しており、この長い経験により技術を進化させてきたと強調。「カローラ・クロス・ハイブリッド」の予約は順調に入っているとし、CKDでは最高品質を保証するため、多くの品質プロセスを導入するとした。
「カローラ・クロス・ハイブリッド」の価格は走行距離無制限の5年保証付きで13万7,000リンギ(保険なし)。さらに、ハイブリッドバッテリーパック、インバーター、パワーマネージメント・コントロールユニットを対象とした走行距離無制限の8年保証も別途用意。2年の延長保証を利用した場合、合計10年にわたる保証が受けられる。10年もの長期保証はマレーシアでは初だという。
UMWTの11月の販売台数は8,486台(乗用車6,620台、商用車1,866台)で、10月の販売台数8,500台をわずかに下回った。年初11カ月の総販売台数は、前年同期の5万74台から26%増の6万3,105台。乗用車では、「ヴィオス」が販売台数の33%を占め、ピックアップトラックでは「ハイラックス」が2005年より継続してトップとなっている。
UMWTでは現在、対象モデル限定で最大5,500リンギ値引するキャンペーンを実施しており、売上・サービス税(SST)減免措置と組み合わせると今がお得に車を購入できるチャンスだとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月7日)