【ベラ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は12日、自身の選挙区のパハン州ベラで行われた割礼儀式における演説で、上昇した必需品の価格は来年初頭には落ち着くとの見通しを示した
イスマイル首相によると、マレーシアに食品を輸出している国でも行動制限が敷かれ、マレーシアで品不足が起きているという。
イスマイル首相は「マレーシアでは養鶏を行っているが、飼料は輸入している。化学肥料、殺虫剤も輸入品だ。供給が少なくなれば価格は上がる。関係国で経済が再開され生産が通常に戻れば、マレーシアの状況も改善する」と述べた。
政府は低・中所得層の生計支援を目的に4日から、食用油など必需品を20ー50%割り引いて販売する行事を全国の選挙区で開始しており、3カ月間続ける。
イスマイル首相は「物価上昇は制御できないが、政府は国民の苦難を望まない」と述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月13日、ベルナマ通信、12月12日)