【クアラルンプール】 独系BMWグループ・マレーシアは、BMW車の販売ディーラーであるオート・ババリアが運営するセランゴール州アラ・ダマンサラ店に初の電気自動車(EV)用DC(直流)急速充電ステーションを設置したと発表した。
定格出力は180キロワットで、2台のEVを同時に充電できる欧州規格のCCS2コネクタを採用。BMW車以外の車も利用できるが、日産リーフなど、日本規格のCHAdeMO(チャデモ)ポートを使用している車は充電できない。
BMWグループ・マレーシアのハンス・デ・ヴィッサー社長は、今回の取り組みにより国内の充電インフラがより利用しやすくなりEVの購入を検討する際に課題となる航続距離への不安を解消する上でも有益だと言明。オート・ババリアのヴィ・ティムファン社長は、BMWグループと「未来はEVにある」という信念を長年共有してきたとし、両社協力の上、EV移行を加速させていくと述べた。
BMWは、全国の販売店へのDC急速充電器の設置など、充電ステーションの国内普及を進めていく。
(ポールタン、ワップカー、12月16日)