連続赤字のエアアジア、監視銘柄「PN17」に指定へ

【クアラルンプール】 3期連続の赤字が確実となった格安航空会社エアアジア・グループが、速やかな財務改善が求められる監視銘柄「P17」に分類されることが決まった。
ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)は13日、エアアジアから出されていた救済期間(1月7日まで)の延長申請を却下した。エアアジアはブルサより却下されたことを明らかにした上で「本件に関して近く追加発表を行う」との声明を発表した。
エアアジアについては、監査を担当したアーンスト&ヤングが2019年末締めの会計年度(19年)について今後の経営維持に重大な懸念を示す意見書を付け、ブルサはエアアジアに対して「P17」指定を回避するための18カ月の救済期間を2020年7月8日に与えていた。
ブルサは新型コロナウイルス「Covid-19」の影響を受けた企業の救済を目的に、2020年4月に経営問題を抱える上場企業に対する措置を猶予すると発表していたが、2021年11月にはさらなる猶予措置は取らないと言明していた
(エッジ、中国報、1月13日)

JCBとソフトスペース、資本業務提携

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ジェーシービー (JCB、本社・東京都港区) は、マレーシアのフィンテック企業、ソフト・スペース(本社・クアラルンプール)と資本業務提携し、ソフト・スペースに対して約500万米ドルを出資するとともにマレーシアでのJCBカード発行および加盟店獲得業務に関するライセンスを付与したと発表した。
JCBは、2021年にシンガポールの現地法人傘下に既存のカード決済事業の枠組みを超えたサービスの開発、新たなビジネスの創出を目指すASEAN事業創造部を設立するなど、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域を戦略強化マーケットと位置づけ、さらなる事業の拡大に注力している。
今回の提携は、JCBのグローバルネットワークを活用して事業を拡大したいソフト・スペースと、同社の先進的なテクノロジーや事業ノウハウを活用してASEAN地域の事業を強化したいJCBの戦略が一致し、実現した。同提携により、ソフト・スペースの提供する非接触端末利用技術「タップ・オン・モバイル」端末を活用したマレーシアでのJCB加盟店ネットワーク拡大やモバイルでのカード発行が実現するだけでなく、同社の端末を活用したASEAN域内の金融機関に対する新たなマーケティングソリューションの提供等、カードビジネスを超えた幅広い領域での事業提携を実現することができる。
今後もJCBはASEAN域内のみならず、全世界のJCBブランド会員および提携先への新たな価値提供に向け、様々な分野の企業と戦略的提携を模索していく方針だ。
2012年に設立されたソフト・スペースが開発した金融業界の複雑な構造を簡素化する非接触決済ソリューションは、10カ国で30以上の金融機関で導入されている。JCBとソフトスペースは2020年に、「タップ・オン・モバイル」に関する概念実証を開始していた。

東方政策40周年記念公式ロゴマークを発表=通産省

【クアラルンプール】 通産省(MITI)は13日、マレーシアが日本をモデルに経済成長を目指し開始したルックイースト政策(東方政策)が、今年40周年を迎えるのを記念し、公式ロゴデザイン公募の結果を発表した。
ロゴデザイン公募は、MITI主催で2021年10月26日から11月20日まで実施、マレーシア・日本両国から171点の応募があった。MITI、外務省、公共サービス局(PSD)、在マレーシア日本国大使館から構成される審査委員会による審査の結果、クアラルンプール在住のク ・コンヘン氏のデザインの採用が決定した。
MITIは、公募の目的について、東方政策およびその貢献に対する認識を高めることだと説明。採用されたロゴは、マレーシアと日本の経済的・社会的な強いつながりを線の結合によりエレガントに表現しており、色も両国のナショナルカラーを使用していると評価した。
東方政策の下で、マレーシアと日本の貿易総額は40年間で290%以上増加。2020年には1,241億4,000万リンギ(296億米ドル)で、日本はマレーシアにとり第4位の貿易相手国となった。2021年1ー11月の両国間の貿易総額は、前年比20.8%増の1,350億1,000万リンギ。
2021年6月時点で、日本企業は2,768件の製造業プロジェクトを実施し、総額915億リンギの投資を行った。
人材の分野では両国の協力により、過去40年間でマレーシアの学生6,715人が奨学金を受け、政府関係者1万347人がマネジメントや技術トレーニングを受けた。
日馬両政府は、東方政策40周年記念事業を募集している。一定の条件を満たした行事やプロジェクトは、「東方政策40周年記念事業」として認定され、「東方政策40周年」の名称および公式ロゴマークを使用することができる。
(ベルナマ通信、1月13日)

楽天トレード、米国株の取扱いを近く開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 オンライン証券の楽天トレードは、1月末をメドに米国株の取引サービスを新たに開始する。収益を多様化するのが狙いで、要望の多かった米国株をまず対象とする。専用アプリ上での現物取引のサブ・アカウント登録受付はすでに1月3日より開始している。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場されているアップルやテスラなどの株式、上場投資信託(ETF)約900銘柄を取り扱う。手数料はブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)の取引の場合と同じ7-100リンギに設定。米国市場が閉まっている時間帯にも注文を出すことも可能となっている。

楽天トレードは米国株の取り扱い開始に続いて、今年上期中に香港証券取引所の株取引サービスを開始する予定。また現在行っていない端株取引についても、実施に向けて検討を始めている。

楽天トレードの三瀬和正・最高経営責任者(CEO)は、ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)株価が年末にかけて下がったことで証券ブローカーも打撃を受けているとし、他の収入先を模索していると述べた。

2021年12月31日現在、口座数は23万6,000を突破しており、ブルサでの売買代金は950億リンギに上っている。

新型コロナの感染者数は3346人、基本再生産数が1に上昇

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は13日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,346人だったと発表した。累計感染者数は280万2,263人となった。
12日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,566万9,163人で、接種率は78.6%だった。18歳以上の成人接種者数は2,289万7,021人で、接種率は97.8%。ブースター接種完了者は880万6,581人で、接種率は27.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.00にアップ。1.00を上回ったのはセランゴール州、サバ州、マラッカ州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州だった。
12日には3,292人が回復し、累計治癒者は272万6,891人。死者数は12人増え、累計で3万1,750人となった。アクティブ感染者は、前日から380人増加し4万276人。うち82.1%が自宅、9.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.3%が医療機関、0.5%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに8カ所のクラスターが発生。ジョホール州で3カ所、パハン州で2カ所、KL、ペナン州、ネグリ・センビラン州でそれぞれ1カ所確認した。これまでに確認されたクラスターは6,192カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は178カ所に減った。