10月1日開始のデジタルノマド向けビザ、2千人以上が申請

【ランカウイ】 アヌアル・ムサ通信マルチメディア相は、10月1日より受付を開始したデジタルノマド(ITを活用し旅行しながら働く人)向けビザ「DEランタウ」について、オンライン申請件数が2,000件を超えたと明らかにした。

「DEランタウ」は年収2万4千米ドル以上のIT・デジタル系フリーランス、あるいはリモートワーク労働者が対象の1年滞在できるビザで、1年延長も可能。申請料金は1,000リンギで、配偶者や子供の帯同が認められている(帯同者申請料金は500リンギ)。第1期として9月13日にペナンにおいて1カ所目のデジタルノマド拠点を開設。10月16日にはケダ州ランカウイにおいてオープンした。今後は、クアラルンプールで設置が予定されている。

アヌアル大臣は、国が率先してデジタルノマド向け施設をさらに拡充する必要があると言明。またマレーシア・デジタル経済公社(MDEC)のマハディール・アジズ最高責任者(CEO)は、国内のデジタル経済は現在450億リンギだが、「DEランタウ」からの貢献により、2025年までに700億リンギへの規模拡大を目標に掲げていると述べた。
(ザ・サン、10月17日、ベルナマ通信、10月16日、MDEC発表資料)

リンギ続落、年末には1米ドル=5リンギの可能性も

【クアラルンプール】 リンギは14日、さらに下落し、9時の取引開始とともに1米ドル=4.6920/6965リンギと過去最低を更新した。アナリストは年末の相場を4.70ー5.00リンギと予想している。

予想の背景にあるのは議会解散による国内政治の先行き不透明と、米国における9月の消費者物価指数(CPI)の上昇幅が8.2%と予想(8.1%)を上回ったことで、米連邦準備制度理事会が年内、さらに2回の利上げを行う可能性が高まったためだ。

英系オンライン証券アクティブトレードのトレーダーは、11月と12月にそれぞれ0.75%の追加利上げの可能性を指摘。年末の米金利を4.5ー4.75%と予想している。
クアラルンプール大学ビジネススクールのアイミ・ズルハズミ准教授は年末の外為相場を1米ドル=4.80ー5.00リンギと予想。マレーシアの政治が安定すれば外国人投資家は戻ってくるとした。ケナガ投銀行のエコノミストも一段のリンギ下落を予想している。

リンギはシンガポール(S)ドルに対しても3.3リンギと過去最低を更新した。シンガポールが再度の金融引き締めに乗り出した結果だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月15日、ベルナマ通信、10月14日)

UMWと三井物産、環境配慮型製品の展開で覚書締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 UMWグループの完全子会社であるUMW GRANTTインターナショナルが14日、同社初の環境配慮型製品となるバイオ潤滑剤「GRANTTバイオVGハイドロリックオイル」を発表、また別の完全子会社であるUMW M&Eが、マレーシア三井物産との間で、環境配慮型製品やサービスの展開に向けて覚書を交わした。

UMWグループが発表した声明によると、「GRANTTバイオVGハイドロリックオイル」は国産のパーム油で生産されたもので、従来品と同等の優れた潤滑能力を持つ。28日間で生分解され、毒性などもない。耐摩耗性、腐食保護性、防錆などにも優れており、多様な産業で利用でき、ISO認証を取得している。

一方で、UMW M&Eとマレーシア三井物産が交わした覚書の下で、両社は東南アジア諸国連合(ASEAN)やその他の地域において、環境・社会・統治(ESG)を配慮する企業に向けて環境配慮型製品やサービスの宣伝・販売を行う計画だ。三井物産が持つグローバルな販売・マーケティング基盤を活用して、UMWはグリーン製品の商業化を目指す。将来的には、両社以外の製品やサービスに拡大する可能性もあるという。

チョコレート輸出先、昨年は日本が20.7%でトップ

【クアラルンプール】 マレーシア・ココア委員会(MCB)によると、2021年のチョコレート輸出量は6万8,000トン、額にして10億リンギで、日本が20.7%でトップとなり、2位の中国(12.5%)を大きく引き離した。

「マレーシア・ココア・チョコレート・デー(MCCD)2022」イベントに出席したラヒマー・マジッド議長は、日本が最大の輸出先になったことからも、マレーシア産チョコレートが日本でも認知されていることを示していると指摘。外国産に比べてマレーシア産の質は遜色ない上に非常に美味しく、競争力があると述べた。

マレーシア産チョコレートの輸出額は急速に伸びており、2010年の2.72億リンギから11年間で267%増加した。最近ではMCBの指導による手作りチョコレート起業家が増えており、2021年は90トン、額にして550万リンギを生産。今年は94トン、600万リンギを目標に掲げている。

マレーシア産ココア製品の輸出額は2021年に68億リンギを記録。チョコレートが15%を占めた。今年1―6月の輸出額は36億リンギに達しており、今年通年では70億リンギ超を見込んでいる。海外における高い需要とマレーシア産ココア製品の価格競争力が輸出を伸ばした。

10月14―16日の日程で開催されたMCCD2022には、メーカー6社、チョコレート起業家17社などが出展した。
(マレーシアン・リザーブ、10月15日)

新型コロナの感染者数は1712人、4日ぶりに2千人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、16日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は1,712人となり、累計感染者数は486万7,192人となった。
新たに1,699人が回復し、累計治癒者は480万6,883人。死者数は2人で、累計は3万6,417人となった。アクティブ感染者は、前日から11人増の2万2,892人。うち95.7%が自宅、4.2%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は70.6%、ICU病床の使用率は63.2%、人口呼吸器の使用率は35.3%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,751万5,187人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,624万4,815人で、接種率は49.7%、2回目が51万3,308人となり、1.6%だった。