【クアラルンプール】 韓国のベーカリーチェーン「パリバゲット」のマレーシア1号店が18日、クアラルンプール(KL)のショッピングモール「パビリオンKL」にオープンした。

東南アジア地域ではカンボジア、インドネシア、シンガポール、ベトナムに続く5カ国目。飲食店チェーンのベルジャヤ・フードが、「パリバゲット」をシンガポールで展開するバリバゲット・シンガポールとの間で均等投資の上設立した合弁会社(JV)のベルジャヤ・パリ・バゲットが運営する。

ベルジャヤ・フードのシドニー・ローレンス・クェイズ最高経営責任者(CEO)によると、今後さらに5店舗をオープンする。まずはKL市内中心部の主要モールにオープンし、その後全国展開する計画だ。1店舗の開設コストは約200万リンギ、設備投資額として約1,000万リンギを計上している。手頃な価格帯の商品を取り揃え、小規模ショッピングモールでの展開も視野に入れるという。

パリ・バゲット東南アジアのハナ・リー最高経営責任者(CEO)は、ベルジャヤ・フードとの協業によりマレーシアでパリバゲットの商品を提供することで、東南アジア市場での存在感をさらに高めることができると述べた。

韓国の大手食品・菓子メーカーSPCグループの傘下の「パリバゲット」は、韓国国内で3,400店舗、米国、中国、フランス、カナダ、東南アジアに440店舗を展開している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月20日、エッジ、1月18日)