国内最大のオートショー、3年ぶりに5月に開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア最大のモーター・ショー「マレーシア・オート・ショー」が、5月4ー7日に開催される。新型コロナウイルス「Covid-19」の影響で2020ー2022年は中止しており、3年ぶりの開催となる。

「マレーシア・オート・ショー」は、マレーシア自動車・ロボット工学・IoT研究所(MARii)が主催するもので、会場は農業展示場「マレーシア・アグロ・エクスポジション・パーク・セルダン(MAEPS)」。今年は「モビリティの再定義」をテーマとしている。最新の電気自動車(EV)やアクセサリーなどを紹介する「EVショー」、EVの充電設備を紹介する「チャージド」、「バイクショー」などが開催される。また3キロメートルの試乗コーナーも設置されるという。

2019年の「マレーシア・オート・ショー」もMAEPSで開催され、7カ国から相手先ブランド生産(OEM)32社が参加し、170の展示が行われた。

米アップル、マレーシアで直営店「アップルストア」の求人を開始

【クアラルンプール】 米アップルは、マレーシアで直営小売店舗「アップルストア」の求人を開始した。ブルームバーグが報じた。

店長、技術専門家、サポートスタッフ、企業向け営業担当者、業務専門家などを同社ウェブサイトで募集しており、販売代理店ではなく、アップル直営店での募集であることも明記されている。所在地については記載がないものの、首都クアラルンプール(KL)の可能性が高いと見られている。経済紙「エッジ」は2021年、KLの国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に建設中の複合開発「ジ・エクスチェンジTRX」内にアップルストアが2022年以降オープンする見込みだと報じていた。一方、ブルームバーグからの問い合わせに対し、アップル広報担当者はコメントを控えた。

アップルは東南アジアではシンガポールに3店舗、タイに2店舗を擁しており、マレーシアに進出した場合、東南アジア3カ国目となる。最近、インド1号店の求人募集も開始した。中国、台湾、日本を除いたアジア太平洋地域の昨年度の売上高は290億米ドル以上となっている。
(エッジ、ブルームバーグ、1月25日)

ジョホールやサバなどで洪水、避難者数は1万人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 北東モンスーンの影響により24日頃からサバ、ジョホール州などで豪雨による洪水が発生し、避難者数が1万人以上に増加している。

国家災害対策庁によると、26日正午時点での避難者数は、サバが最多で、25日時点の1,421人から6,331人に増加、ジョホールでも25日午後4時時点の4,368人から5,528人に増えた。また、パハンとサラワクでもそれぞれ286人、282人が避難している。

環境天然資源気候変動省の洪水情報サイトによると、26日正午時点でジョホールで3本、パハンで1本の河川が氾濫危険水位を超えている。
マレーシア気象局は、30日まで大雨が続くとし、 ジョホール、サバ、パハン3州で洪水・高潮警報を出した。

ルミザン・モハマド・アリ首相府相(サバ・サラワク州問題)は、北東モンスーンの第1波と第2波が12月に発生し、気象局からの公式発表はまだないものの、30日まで続く大雨は第3波と言えるとし、全災害管理機関は、避難が必要な地区を特定し、情報発信に注力していると説明。次段階として、社会福祉局や州保健局が被災者の福祉・健康を確保していくと述べた。

5Gの追加機能を3月末までに発表へ=通信デジタル相

【クアラルンプール】 ファーミ・ファジル通信デジタル相は25日、3月末までに国営デジタル・ナショナル(DNB)が5Gの追加機能を発表する見通しを明らかにした。

国営「ベルナマ通信」のテレビ番組に出演したファーミ大臣は、「2025年までに人口集中地区での5G普及率80%」を目指すとし、DNBが現在、目標達成のために利用可能な選択肢を研究し評価していると言明。5G導入は、企業や工場などが生産性を向上させるためのものであり、石油掘削装置などに高速通信や機械学習、モノのインターネット(IoT)などを導入することで効率化が図れるとし、地方自治体でも交通信号管理センターにデータが迅速に届くことで都市全体の状況をリアルタイムで監視することができるようになるとした。

一方、セキュリティやオンライン詐欺の問題に関しては、対策強化のため、通信デジタル省傘下の個人情報保護局を法定部門に移行し、サイバーセキュリティーに関する政府機関サイバーセキュリティー・マレーシア(CSM)を委員会に格上げすることを目指すと述べた。また、オンライン詐欺については、現在少なくとも4つの省庁の管轄下にあり、効果的な対策に向け既存の法律を強化する必要があるとした。
(ザ・サン、ザ・スター、1月26日、ベルナマ通信、1月25日)

新型コロナの感染者数は132人、3日連続で100人台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、25日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は132人となり、累計感染者数は503万5,205人となった。
新たに346人が回復し、累計治癒者は498万8,489人。死者数1人で、累計は3万6,933人。アクティブ感染者は、前日から215人減の9,783人。うち96.1%が自宅、3.8%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は69.8%、ICU病床使用率は63.3%、人工呼吸器使用率は38.7%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,753万6,868人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,629万8,461人で、接種率は49.9%、2回目が76万5,888人となり、2.3%だった。